ベトナム麺の種類一覧｜ブン・フォー・ミーとは?混ぜ麺は?作り方も紹介

ベトナム料理の中で何が好きですか？ベトナム料理は麺料理の種類が豊富です。麺の種類もとても多く、素人では覚えきれないくらいの種類があります。

麺の種類が分からないと、どの麺料理に使えばよいか分かりません。乾麺がほとんどなので、戻し方も間違えているとおいしい麺料理を作ることができないので、麺の種類と麺料理を紹介していきます。

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ベトナム麺の種類一覧

ベトナム麺と言ってしまうのは簡単ですが、種類が豊富なのがベトナム麺の特徴ともいえます。細かく種類分けされたベトナム麺について、特徴などを紹介します。

フォー

フォーは平たい米麺です。

ベトナム麺といわれて、一番に思い浮かぶ麺ではないでしょうか？ベトナム麺・ベトナム麺料理＝フォー、という人も多いはずです。どこでも食べることができる、それがフォーです。

ブン

ブンは中部フェの特産物であるビーフンになります。

細めと太めの2種類がありますが、どちらも作り方は一緒で、石臼で曳いた米粉を水に浸し底に穴が開いた筒から押し出します。沸騰したお湯にそのまま出して茹でる生麺です。日本ではフォーが有名ですが、ベトナムではブンが一番一般的な麺になります。

ミー

ミーは、日本でいうところのラーメン。

ベトナムの北より南、中国系の人達が良く食べます。小麦粉とかん水で作られ、卵入りと卵なし、太さも細麺～太麺と種類が豊富です。ラーメンではありますが、日本のラーメンのように食べるよりも、鍋などの締めに入れることが多いのが特徴になります。

バィン

バィンにもいくつか種類があり、バィンホイ・バィンカィン・バィンクォンと分かれます。米粉ではなく、米粉やタピオカのでんぷんが原料の押し出し麺という種類になります。

• バィンホイ…麺がひとかたまりとなっており、焼き豚を包んで食べます
• バィンカィン…太めの丸麺、タピオカが原料
• バィンクォン…水溶き米粉を布の上で蒸したもの、円形の膜状になっている

フーティウ

フーティウは2種類あり、フーティウジャイは「やわらかい」という意味のある麺であり、半透明になっており、食用カンナが主原料です。フーティウロンは米粉で作られています。

ブンコー

乾麺のブンです。

日本や台湾で食べられるビーフンとほぼ同じです。使い方としてもビーフンのように使うことができます。

ヌイ

ヌイはマカロニと一緒です。色々な形があるので、西洋料理にも使うことができます。炒め物などにも向いています。

ビー

豚皮を乾燥させたものがビーです。生春巻きに利用したり、ビールの肴にも利用することができます。

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ベトナムの麺料理一覧

ベトナム麺は私たちが麺として使っている方法以外にも使われています。麺の種類によっても料理が違ってくるので、それぞれの麺の代表的な麺料理を紹介します。

フォー

フォーは、鶏ガラや牛骨から出汁をとったスープで平たい麺・フォーと鶏肉や牛肉を食べる麺料理です。

日本人には一番馴染みのある麺になります。基本薄味で調味料を使って自分好みの味にすることが一般的です。ベトナムでは朝食でよく食べられます。

ブンリュウ

ブンリュウはトマトを使った麺料理で、その名の通りブンを使っています。

酸味がありさっぱりしていて、具は蟹の身をすり身にしたものが具として使われます。トマトを使っているので赤いスープですが、辛さはなく日本人好みの麺料理です。

ブンチャー

ブンチャーはいわゆるつけ麺です。

ヌムマムベースの甘めのタレにブンをつけて食べる料理になります。豚肉のつくねや大根や人参のピクルス、香草と一緒に食べるようになります。

ブン・ティッ・ヌン

ブン・ティッ・ヌンは、ブンを使った汁なしまぜそばのような麺料理です。大量の野菜（きざんだキャベツともやし）、炭火焼肉とヌクマムベースの少し辛めのヌクチャムというタレをかけて混ぜながら食べます。

ミークアン

ミークアンはダナンの名物料理で、エビ・肉・砕いたピーナッツなどと少ししょっぱめな汁と一緒に食べる汁なし麺です。ライスペーパーがついてくるので、砕いて混ぜて食べるのがおすすめです。

ミーサオ

ミーサオはベトナムの焼きそばになります。

インスタントラーメンのような細麺のミーを使い、野菜や肉・海鮮を使って塩や醤油で味付けした汁なし麺です。屋台でもよく売られており、インスタントも多くみられます。

生春巻き

生春巻きに使われているライスペーパーも、米粉から作られる麺の一種になります。

具材を巻く寸前に水で濡らして具を巻いていきますが、具材はお好きなもので構いません。ベトナムでは、緑豆春雨・エビ（ブラックタイガー）・にんじん・ニラ・パクチー・サニーレタスなどを巻きます。スイートチリソースで食べるのがベトナム風でおいしいです。

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代表的な麺料理の作り方

料理の種類も覚えたところで、実際にベトナム麺で麺料理を作りたいと思ってはいませんか？手に入りやすいフォーとブンを使った、フォーとブン・ティッ・ヌンの作り方を紹介します。

フォーの材料

作り方の手順

1. フォーは水（分量外）につけて３０分～１時間ほどおく（時間外）
2. 鍋に分量の水、鶏肉を入れて火にかける
3. 鍋底から少しフツフツとしてきたら弱火にし、アクを取りながら、沸騰しないように１５～２０分ゆでる。
4. 鶏肉を取り出し、鶏ガラスープ顆粒を加えてスープを作る
5. 鶏肉は水気をきり、食べやすい大きさに切る
6. 別の鍋に湯を沸かし、水気をきったフォー、もやしを入れ、再び沸騰してきたら火を止める
7. 器にゆで汁を注いで温め、フォー、もやしはザルに上げて水気をきる
8. 器の湯を捨て、フォー・もやしを盛り、スープを注ぎ入れ、鶏肉をのせる
9. 好みでパクチー、ミントの葉をのせ、こしょうをふり、レモンをしぼる

出典：鶏肉のフォーのレシピ・作り方（味の素）

ブン・ティッ・ヌンの材料

2人分

作り方の手順

1. ボウルに厚めにスライスした豚肉と漬け込み用の調味料を入れてよく混ぜ、そのまま冷蔵庫で3時間ほど時間を置きます（時間がない方は短縮してもOK）。
2. 野菜を切る
3. ネギ油を作る（きざんだネギを少量の油で熱し、香りが出たら火を止める）
4. タレを作る
   
   タレの比率は砂糖1 ： ライム汁1 ： ヌクマム2 ： 水2
   
   砂糖→ライム→ヌックマム→水の順に合わせて、最後にみじん切りにしたにんにくと生唐辛子を加える
5. 下味に漬け込んだ豚肉を焼いていきます、焼くときはお肉についた玉ねぎのみじん切りなどを軽く落として焦げ目をつけるように焼く
6. 麺をゆでる（ブンは袋の表示時間＋1分ぐらい）
7. 米麺をのせ、焼いたお肉とトッピングをのせて完成

まとめ

ベトナム麺の種類・料理の種類、代表的な麺料理の作り方について紹介しました。

ベトナム麺は種類が多く、材料も多彩です。個性豊かか麺と麺料理は一度食べるやみつきになる味ばかりなので、興味があればいろんなベトナム麺で麺料理を作ってみませんか？