(画像出展:カルビー株式会社)
みなさんは、「ベジたべる」というお菓子をご存じですか?
「ベジたべる」は、1984年に「グリーンスナック」という名称で発売、2003年に「ベジたべる」に名称変更されて今に至るお菓子です。
野菜を楽しく食べるというコンセプトのもと、原材料や栄養成分にもこだわって作られています。
そんなにこだわって作られているなら、野菜が嫌いな子どもに食べさせれば野菜不足が解消できるのでは?という親御さんもいらっしゃるでしょう。そこで今回は、
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ベジたべるとはどんなお菓子?
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ベジたべるはいつから食べられる?
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ベジたべるに含まれる栄養成分
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子供にベジたべるをあげる時の注意点
についてご紹介します。
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目次
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ベジたべるとはどんなお菓子?
ベジたべるは、1984年に発売された「グリーンスナック」を前身に、2003年に発売された、緑黄色野菜入りのスナック菓子です。
楽しく野菜を食べてほしいという思いから、ハート形や表面の「ワッフル模様」など、子どもも喜ぶような見た目にもこだわっています。
原材料・栄養成分
原材料は、それぞれに使われている野菜をご紹介します。
緑:ほうれんそう、ピーマン
黄色:かぼちゃ、黄ピーマン
赤:にんじん、赤ピーマン(ペースト)、トマト(ペースト)
着色料などは使われていないのは安心ですね。
栄養成分(50g入り)
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エネルギー262kcal
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タンパク質2.3g
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脂質14.0g
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炭水化物31.7g
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食塩相当量0.7g
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カリウム93g
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リン35g
何味?
味はあっさりサラダ味のみとなっています。
どの色であっても、とくに使われている野菜の味が前面に出てきている感じではないので、野菜が苦手な方でも食べやすいと思います。
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ベジたべるはいつから食べられる?
ベジたべるは、何歳ぐらいから食べさせてもいいのでしょうか?
ここでは、目安の年齢と量について解説します。
赤ちゃんが食べられる時期
カルビー株式会社のホームページ上では 3歳頃から となっています。
ベジたべるの中に大きいサイズのものが「当たり」として入っていることがあるためです。
1歳~1歳半では、まだ前歯しか生えておらず、大きなスナック菓子をしっかり噛めないので、あまり積極的に与えるべきではないでしょう。
ベジたべるを食べさせるなら、乳臼歯がそろってくる2歳半以降がいいかと思います。
しかし、兄弟がいるとどうしても下の子に与える年齢は早くなりがちですよね。
早く与えると何か害があるわけではないので、乳臼歯が生えていないと与えてはいけないわけではありません。
しっかり食べ物を噛めるようになる1歳半ごろになっていて、大人がしっかり見ていられる状況であれば、小さなものを与えても問題ないかと思います。
世間でも、大体1歳半から与えるという意見が多いので、一つの目安にはなるかと思います。
与えても良い量
1日の塩分量は1~2歳で3.0g、3~5歳で3.5gです。
ベジたべる1袋(50g)に約0.7gとすると、1袋そのまま与えても塩分量に収まる量ではあります。
しかし、料理にも思ったより塩分が含まれている場合が多いので、 ベジたべるを与えるなら半分、もしくは18gや10g×4のベジたべる がいいと思います。
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ベジたべるに含まれる栄養素
ベジたべるには野菜のような栄養素が含まれているのでしょうか?
野菜不足にいい?
ベジたべるの原材料や栄養成分を調べてみましたが、ビタミンなどの記載はありませんでした 。すり潰した野菜と小麦を使用して作っているので、ゼロではなさそうなのですが、はっきりとした数値は公表されていません。
おそらくですが、野菜の代わりに食べても大丈夫と言えるほどのビタミンなどは含まれていないと考えられます。
あくまでスナック菓子として食べるべきでしょう。
むしろ、野菜が苦手なお子さんに「野菜が食べれた!」という成功体験のためのツールとして使うのがいいかもしれませんね。
「野菜が入っているのにちゃんと食べれたね」「今度は野菜に挑戦してみよう?」と声掛けをすれば、ステップアップできるかもしれませんよ。
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子供にベジたべるをあげる時の注意点
子どもにベジたべるを揚げるときの注意点を2つご紹介します。
塩分量
子どもの腎臓はまだ成熟しておらず、塩分過多の状態でも尿から排出できません。
ですので、子どもの食事に含まれる塩分量はしっかりチェックしておく必要があります。
通常、スナック菓子なら50gで1g以上の塩分が含まれているとみていいでしょう。
その中ではベジたべるの塩分量は少ない方ですが、子どもの1日の塩分摂取量は大人の半分であることを考えると、十分多いと思います。
カロリー
ベジたべるのカロリーは262kcalです。
1日に必要なカロリーは1~2歳で900~1000kcal、3~5歳で1200~1300kcalです。
おやつを含めて1日に4回食事をとると考えると、1~2歳ではおやつとしては少しカロリーオーバーかもしれません。
まとめ
今回は、ベジたべるの詳細と、いつ頃から食べられるのか、栄養はあるのかについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- ベジたべるの色は、野菜本来の色
- 与えていい年齢は公式では3歳、世間的には1歳半
- ベジたべるで野菜不足は解消できない
- 塩分量・カロリーを考えると1日1袋まで
ベジたべるはあくまでスナック菓子ということで、毎日のご飯で野菜を摂っていくしかなさそうですね。
しかし、野菜が苦手な方の取っ掛かりとしてはいいのではないでしょうか?
ぜひ参考にしてみてくださいね。