うずらの卵と鶏の卵の違い|栄養価はどっちが高い?アレルギーは?

あなたはうずらの卵と鶏の卵、違いを考えたことはありますか?同じ卵でも大きさや見た目の違いから栄養などの違いもありそうです。

ひと口でたまごは身近な存在の生鮮食品とも言えますが、そんな同じ卵でもアレルギーに対する違いなどはあるのでしょうか。これらについて、あまり深く考えた事が無かったという方が大半だと思います。
ここでは、

  • うずらの卵と鶏の卵の違いは何?
  • うずらの卵と鶏の卵はどっちの栄養価が高い?
  • うずらの卵と鶏の卵はどちらもアレルギー食品?

これらの疑問を含め、この記事ではうずらの小さな卵の栄養価や普通の鶏の卵との違いなど、さらには、たまごアレルギー情報などについても詳しく書いています。この記事を読むことで卵の種類による栄養価の違いや、食べる際に気になるアレルギー情報について詳しくなれます。

うずらの卵に限らず、たまごが大好きでよく食べるという方は、健康のためにも是非最後まで読んでみましょう。

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うずらの卵と鶏の卵の違いは何?

うずらの卵は一般的な鶏の卵よりかなり小さいサイズです。色も独特で鶏のそれとは違い卵の殻にも独特な模様があります。鶏の卵より小さいので栄養価は低そうですが、実際はどうなのでしょう。

うずらの卵とは?

うずらのたまごはサイズこそ小さいですが、鶏の卵よりも栄養価が高い事がわかっています。特にビタミンに関しては鶏の卵の2倍含まれており、その中でもビタミン12においては、うずらの卵は鶏の卵に比べ5倍もの量を含んでいます。ビタミンB12 においては貧血予防に良いとされているので、食生活改善の観点からもうまく取り入れていきたいところです。

鶏卵とは?

文字の通りにわとり(鶏)のたまごです。ニワトリは日本に広く分布する初期用の鶏で、その卵を鶏卵といいます。殻を割ると黄身と白身にわかれており、その中身を溶いたものを溶き卵といいます。日本ではニワトリのたまごのことですが、国によっては違う鳥のたまごを食す場合もあります。

例えばホロホロドリにキジ、カモやカモメ、ダチョウ、エミューなどの場合がそれです。

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うずらの卵と鶏の卵はどっちの栄養価が高い?

うずらの卵と鶏の卵の栄養価が高いのはうずらの卵です特筆すべき大きく違う栄養素は五訂食品成分表によると、ビタミンB12においてうずらの卵は鶏の卵の5.2倍、ビタミンB6においても8.75倍とうずらの卵の凄さがわかります。その他にもほとんどの栄養素でうずらの卵が鶏の卵の上をいくのですが、ビタミンA、ビタミンB1、B2、葉酸、カリウム、リン、鉄、DHAなどにおいてもうずらの卵が数値としては上なんです。小さい中にもしっかりと栄養が詰め込まれています。

含まれている主な栄養素

血液をつくる際赤血球に必要なビタミンであるビタミンB12を豊富に含んでいます。特に抗酸化作用の強い栄養素であるセレンは特筆するほど豊富に含まれており、その他にも鉄分や葉酸、ビタミンAなど、女性にはアンチエイジングとして嬉しい栄養素も豊富に含んでいます。但し、ビタミンCと食物繊維を含んでいませんので、健康を意識するのであれば他の食材で摂るようにこころがけしましょう。

カロリーはどっちが高い?

  • 鶏の卵(100gあたり) 151cal
  • うずらの卵(100gあたり) 179kcal

100g中のカロリーでみても、うずらの卵は高く、栄養価も鶏卵より優れていることが分かります。うずらの卵の栄養価が高いのは、うずらのような小鳥は外敵から身を守る手段として早く成鳥になる必要があり、たまご内にビタミンをはじめとした成長の助けとなる栄養を蓄える必要があるからと言われています。

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うずらの卵と鶏の卵はどちらもアレルギー食品?

卵の白

 

うずらの卵と鶏の卵はどちらもアレルギーの要因となるタンパク質であるオボアルブミンとオボムコイドを卵白に含んでいます。

たまごアレルギーをご存知無い方のために少し説明しておきます。鶏卵などの卵白に含まれるタンパク質の一種であるオボアルブミンとオボムコイドがおもなアレルゲンの要因です。このうちオボアルブミンは熱を加える事でタンパク質としての構造が変化しアレルゲンではなくなります。オボアルブミンがたまごアレルギーの主な原因の場合、十分に加熱する事で食べる事が出来るようになります。

うずらの卵でアレルギーになりにくい理由

たまごの卵白にふくまれるオボムコイドというタンパク質もアレルゲン要因になる栄養素なのですが、うずらの卵に含まれるオボムコイドは他の鳥類のオボムコイドとは異なり、人の腸内にあるトリプシンという物質と親和性をもっています。このため人がうずらの卵を摂取してもアレルギーを発症しにくく、取り込まれた有効成分の作用もあり免疫力(または自然治癒力)が上がると言われています。

ヨーロッパではうずらの卵をアレルギー症状を緩和する民間薬として使っていた経緯があります。

まとめ

うずらの卵と鶏の卵の違いについて書いてきました。

この記事をまとめると

  • うずらの卵と鶏の卵の違いは色や大きさ以外にもけっこうある。
  • うずらの卵と鶏の卵はどっちの栄養価が高いかについてはうずらの卵が勝利。
  • うずらの卵と鶏の卵はどちらもアレルギー食品とは言えない。

これらの事がわかりました。

うずらの卵は水煮であったり、生も数個入りをパックで販売しているスーパーも多く見かけます。栄養価が鶏卵よりも高く、美容やアンチエイジング効果なども期待できる食材として、意識してうずらの卵を食べることをおすすめします。とは言え、食べ過ぎには注意しましょう。

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