ウスヒラタケの食べ方は?ヒラタケってどんなキノコ?似ている毒キノコもある?

皆さんはヒラタケというきのこをご存知ですか?ヒラタケは特に手に入りやすく、味に癖がないので他の食材とも相性が良いきのことしてとても有名です。キノコ狩りをしているときにヒラタケを見つけることができたらとてもラッキーです。

そんな当たりキノコのヒラタケは美味しいだけではなくとても栄養価にも優れた食品なのです。今回の記事ではヒラタケの種類、ヒラタケに似ている毒キノコ、旬の時期やおすすめの食べ方について解説していきます。

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ヒラタケとは? 

ヒラタケと言いましても様々な種類があります。

ヒラタケ  

ヒラタケは晩秋から寒さが残る春頃まで採取できるものを指します。低温に非常に強く、菌糸は氷点下20度でも耐えられることなどから「寒たけ」などとも呼ばれます。肉厚で灰黒色・茶褐色・灰白色などがあり、一箇所に群生することが多いです。

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ウスヒラタケ  

春頃~秋頃まで採取できるウスヒラタケはヒラタケの近縁種ですが、ヒラタケに比べて小さく肉薄・色身が白に近い淡黄色をしています。ヒラタケに比べて見つけやすいため一般的にきのこ狩りで採取されているものは、このウスヒラタケの場合が多いとも言われています。

白ヒラタケ

ヒラタケの純白種・白ヒラタケは、栽培されているものが多いです。一般市場にも流通していないため希少なきのこの1つです。小さく・肉薄で、クリーミーな味わいが特徴的です。

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ヒラタケの旬の時期は?

ヒラタケの旬の時期は「11月~3月頃」といわれています。寒くなってくると徐々に市場に出始めて、スーパーなどでもよく見る機会があります。ヒラタケはとても傷みやすいので手に入ったらできるだけ早く調理して食べるようにしてください。

採り方  

ひらたけは野生している天然物と栽培されているものでは、大きさも形も異なります。主に晩秋から寒さが残る春頃までに採取できるものを指し、低温に強く雪の積もった枯れ幹にも群生するほどです。

ナイフやナタなどを使い、木を傷つけないように切り取るように採取します。根元についた土や落ち葉なども丁寧に取り除くようにしましょう。形や色身が多種なため、素人が見分けるのは難しいでしょう。

ヒラタケのおすすめの食べ方とは?

ヒラタケはクセのない味わいなのでどんな調理法でも使うこともできます。そのまま焼いて食べるのももちろん良いですし、炊き込みご飯に入れたり、スープや煮物などに入れてもOKです。様々なキノコと合わせてバターやガーリックなどで炒めるのもとっても美味しいんですよ。

白いふわふわは食べられる?

そもそも菌糸はきのこを作り出すもので、この白いフワフワはきのこなので食べることができます。

気になる場合は、キッチンペーパーなどでサッと拭き取ると良いでしょう。

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ヒラタケを保存する方法

ヒラタケは傷みやすい食品だということを先程お伝えしましたね。ではヒラタケが手に入ったらどのように保存をすれば良いのかについて解説していきます。

ヒラタケを冷蔵保存する場合

ヒラタケの基本の保存方法は冷蔵保存です。冷蔵保存すれば「約一週間」保存がききます。買ってきたヒラタケは乾燥しないように容器のままで保存しておくことをお勧めします。容器から出した場合はラップなどに包んで空気が入らないようにして保存するようにしましょう。 

ヒラタケを冷凍保存する場合

ヒラタケは冷凍保存すれば「約1カ月」保存することができます。ヒラタケに限らずきのこ類は冷凍保存すると、細胞の壁が壊されて旨み成分が増えるといわれています。ですので、あえて冷凍保存するのも良いでしょう。ヒラタケを冷凍保存する際は、あらかじめ使いやすいようにカットしてからジップロックなどの密閉できる保存用の袋に入れて冷凍庫に入れます。

使う時は凍ったまま料理に使うことができるのでとても便利です。凍らせたキノコは味がしみこみやすくなります。 

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キノコ狩りで見つけられるヒラタケは?

先ほども説明しましたがキノコ狩りで見つけることができる天然ヒラタケの中で一番多いのが「ウスヒラタケ」です。ウスヒラタケは低い温度にも強く雪の積もった枯れた幹に群生する傾向にあります。もしヒラタケを見つけたらナイフや形などを使って、木を傷つけないように切り取るようにしてください。 

食べ過ぎは危険?

このような素晴らしい栄養成分をたくさん含むひらたけですが、食べた後に下痢を引き起こしてしまったという報告があります。

ヒラタケは他の食品に比べても食物繊維が豊富に含まれている食材です。食物繊維は適切な量をたべる分には全く問題ありませんが、一度にたくさんの食物繊維を摂取してしまうと逆にお腹を壊してしまう作用があります。

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ヒラタケに似ているキノコに注意!

キノコ狩りで注意しなければならないのはやはり「毒キノコ」ですね。次はヒラタケに非常によく似ている代表的な毒キノコ種類を解説していきます。採取歴が10年以上のベテランの方でも、食中毒になるケースや死亡するケースがあります。判断し難い時は、絶対に食べないようにしましょう。

ツキヨタケ

主にブナ・カエデ科の倒木や枯れ木に重なり合うように発生しています。傘の大きさは直径10cm~25cm程で暗褐色・暗紫色をしています。ひだに弱い発光性があるので、闇の中でうっすらと緑色に光っていることがあります。

ツキヨタケは縦に裂くと、傘と柄の部分に濃い紫褐色・暗褐色のシミがあるかどうかで判断します。薄い色をしている場合や柄の部分が切り落とされていて判断できない場合などは食べないようにしましょう。

スギヒラタケ

主に針葉樹・スギの倒木や切り株・枯れ木などにやや上向きに発生しています。傘の大きさは直径1~6cm程で美しい白色・淡黄色をしています。かつてはスギヒラタケは食用できると考えられていたため、資料によっては食用可能とされている場合もあり注意が必要です。

スギヒラタケはやや上向きに発生していることと、短いきのこですが食用できるウスヒラタケとは違い”柄”がある事で判断されます。現在は猛毒キノコと認定されているので、絶対に食べないようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?ヒラタケはとても美味しく、どんな料理にも合わせることのできるキノコですが、実際にキノコ狩りに行くときは必ず有識者と一緒に行くようにして下さい。

この記事をまとめると

  • ウスヒラタケはヒラタケの一種
  • ヒラタケはクセがなくとても使いやすいキノコ
  • 11~3月が旬
  • ヒラタケに似ている毒キノコがあるので自分で採取するときは注意しよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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