手に入りやすく、身近な果物である温州みかん。ひとくちに温州みかんと言っても、さまざまな種類があるのをご存知ですか?この記事では、
- 温州みかんとは?
- 温州みかんの品種
- 温州みかんの育て方
を中心に紹介しています。温州みかんについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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温州みかんってどんなもの?
一般的に私たちがみかんと呼んでいるみかんは「温州みかん」です。ここでは、温州みかんの特徴・旬・産地について紹介します。
特徴は?
皮が薄くてむきやすく、食べやすいのが特徴です。成熟時期によって、早生・中生・晩生などに分れ、さまざまな種類が栽培されています。
温州みかんで一番早い時期に収穫される品種を極早生みかん・その次に収穫されるみかんを早生温州みかんと言い、皮が薄いオレンジ色をしているのが特徴です。
普通温州とも呼ばれている中生温州みかんは11月下旬から収穫が始まり、12月後半から収穫されるみかんを晩生温州みかんと言います。
収穫時期が遅くなるほど甘みが増すので、甘いみかんが好きな方は中生・晩生温州みかんの品種から選ぶのがおすすめです。
旬の時期はいつ?
12月~2月が旬ですが、品種改良やハウス栽培が進んだ近年では、長期間楽しめる果物になりました。
主な産地はどこ?
みかんは耐寒性が強いと言われている果物。そのため関東より温暖な地域での栽培が盛んです。関東でも寒い地域や、東北では栽培できない品種もあります。
現在は日本各地でみかんが栽培されていますが、中でも生産量が多いのは和歌山県です。続く愛媛・熊本の三県で全体の50パーセントを占めています。
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どんな品種がある?
温州みかんにはさまざまな品種が存在します。同じ品種でも産地や糖度によって違う名前が付いている場合もあります。
品種一覧
- 日南1号
秋のはじめに収穫する極早生温州みかんです。程よい酸味が楽しめ、皮が少し青い状態でも食べられるのが特徴。
愛媛県では、極早生みかんの栽培面積のうち、日南1号が半分以上を占めています。 - 宮川早生
早生品種のなかでも有名な品種です。結実性が高く、育てやすいのが特徴。シーズンの初期は酸味がありますが、完熟するにつれ甘みが強くなります。酸味と甘みのバランスがいいみかんです。 - 小原紅早生
宮川早生の枝変わり品種です。橙色が特徴で、金時みかんとも呼ばれています。糖度が高く果汁もたっぷりで、味の濃いみかんです。皮が薄くて食べやすいのも特徴。香川県ではさぬき紅・金時紅という名前で出荷されています。 - 南柑20号
中生みかんの中でもポピュラーな品種です。酸味が少なく、程よい甘さを楽しめます。保存がきくので、贈り物にもおすすめ。北関東から中国・四国・九州で主に栽培されています。愛媛県の主力品種でもあります。 - 石地中生
濃厚で甘い味が楽しめるみかんです。小袋が薄く、やわらかな食感が特徴。 - 青島温州
晩生みかんの中でも有名な品種のひとつ。糖度が高く味もいいため、最高ランクの美味しさが楽しめるみかんだと言われています。大きいサイズと、平べったい形が特徴です。 - 紀州みかん
約700年前に中国からやってきたと言われている紀州みかん。小ぶりのサイズがかわいらしく、皮も薄いためやわらかい食感が楽しめます。酸味が少なく、甘みを感じる味わいです。
糖度が高いのはどれ?
みかんの糖度は収穫時期によって変わりますが、10度~12度です。一般的に甘さを感じる糖度は11度以上とされており、13度以上のものになるとかなり甘く、高品質のみかんだと言われています。
糖度が高い品種はこちら。
- あすき
2017年に品種登録された新種のみかんです。最高糖度は16度を記録しています。 - あすみ
最高糖度は16度を超えると言われています。酸味も程よくあり、美味しいと人気です。
その他、津之輝・はるひ・西南のひかりなどは、平均糖度が13度に達します。
新品種はどんなもの?
2021年2月に「にじゅうまる」という新品種がデビューしました。佐賀県が20年以上かけて開発した中晩みかんです。
食べ応えのある大きなサイズ感が特徴で、酸味と甘みのバランスがよく、ジューシーな果実感が楽しめます。
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温州みかんの育て方は?
温州みかんは寒さに強く、初心者でも育てやすいと人気です。ここでは、そんな温州みかんの育て方を紹介していきます。
苗から育てる
日当たりがよく、水はけのいい、風が強く吹き付けない環境がおすすめ。零下5度を下回る環境では育たないので、気をつけましょう。苗を植えた直後は、毎日たっぷりの水やりをしてください。それ以降は土の表面が乾いたら水をたっぷりやるようにします。
みかん常に葉をつける植物なので、定期的に肥料を与えましょう。植え付け・植え替えは3~4月です。定期的に剪定もしてください。苗を植えてから5年ほどで実がなります。
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どこで苗木を買える?
温州みかんの苗木は各通販サイトや果樹園で販売されています。
収穫時期は?
品種によって収穫時期が違うのも、温州みかんの特徴です。収穫時期が遅い品種は甘みが強く、早い品種は育てやすいと言われています。
そのため、みかん栽培が初心者の方は早生品種がおすすめ。栽培に慣れて、甘くて大きいみかんを育てたい方は晩生品種をおすすめします。
日南1号などの極早生みかんは9月・早生みかんは10月下旬~12月・中生(普通)みかんは11月下旬~12月下旬・晩生みかんは12月が収穫時期です。
まとめ
温州みかんの品種について紹介しました。日ごろから親しまれている温州みかんですが、さまざまな種類が存在していることをおわかりいただけたでしょうか?この記事を参考に、好みの温州みかんを見つけてみてください。
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