北海道産とロシア産のうにの違いは?味・人気の種類・食べ方は?

日本の高級食材の一つに「うに」があります。お寿司屋さんなどで食べられる方も多いかもしれません。そんなうにには「日本産」と「ロシア産」があることをご存知でしょうか?さらに、この2つのうにの違いとは一体何なのでしょうか?先に、記事内容を一覧にしてみたので見ておきましょう。

  • うにとはどんな食べ物?
  • うににはどんな種類があるのか?
  • 北海道のうにとロシアのうにで何か違いがあるのか?

こんな内容となっています。記事を最後まで読んで、北海道産のうにとロシア産のうにを徹底的に理解してしまいましょう。

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ウニとはどんな食べ物?

 

 

うにとはヒトデやナマコの仲間で「棘皮動物」と呼ばれる生き物です。そして、そのうにの中で人間が食べているのは、精巣や卵巣の部分なのです。ちなみに、うににはオスとメスがありますが、オスとメスで身の色が異なります。

ただし、外側の殻の部分を見ただけでは、オスとメスの違いを見分けることはほぼ不可能で、実際に中を割って確かめるしかありません。

どんな味?まずい?美味しい?

うには「品質が高い物を食べると美味しい」です。非常に当たり前ですが、低品質なうにを食べてしまうと、まずいので注意しましょう。最もポピュラーな食べ方としては「生のまま食べる方法」でしょう。お寿司の具材としては、生で提供されるのが普通です。

ちなみに、うにのことをまずいと思われている方は「生臭い」「薬品臭い」「苦い」と言われる方が多いです。この臭みの原因としては「鮮度が悪い」ということの他に、「ミョウバンの影響」が考えられます。

うには鮮度を維持するために、水揚げされた後、ミョウバンを含んだ液の中で保存されます。そのミョウバンの薬品の香りが「薬品臭さ」だったり「苦さ」を残してしまうのです。

日本の生産地

うにが主に採れるのは、日本では北海道です。ただし、うには山口県より北の日本海側では広く生息していて、北の海であれば、どの海域でも取ることが出来ます。とはいえ、最も多く取れるのは北海道なので、国産のうにに限定するならば、多くは北海道産になるでしょう。

旬の時期

うにの旬の時期は、採れる海域に寄って若干異なります。海域毎にまとめて表にしてみました。

 海域  旬の時期
太平洋側 1月から3月
オホーツク海 2月から5月
日本海 5月から8月

このように、海域毎にかなり旬の時期が異なっています。潮の流れや海水温が全く違うので、水揚げの時期も全く違うというわけです。

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ウニの人気の種類は何?

うには細かく品種を分けると、おおよそ160種類以上の品種があると言われています。しかし、通常食べられるうにをそこまで細かくは仕分けしません。日本で流通するうには「バフンウニ」と「ムラサキウニ」の2種類が殆どです。

それぞれのうにの違いについて、簡単に解説していきましょう。

バフンウニ

まずはバフンウニです。バフンウニは表面の殻に付いたとげが短いのが特徴です。楕円形の形をしていて、まるで石のようにも見える形状のうにです。大きさもムラサキウニと比べると小ぶりで、山口県より北の日本海では割とポピュラーに生息しています。

むき身はメスは黄色い色をしていますが、オスのバフンウニは赤い色をしています。そして、種類によっては「茶褐色」「灰色」「黒っぽい色」をしている物もあります。オスのバフンウニは黒っぽい色に近い方が味が美味しく価値が高いと言われているのです。

ムラサキウニ

つぎにムラサキウニです。ムラサキウニは、殻の周りに長いとげを持っているのが特徴です。うにと言って、殆どの人がイメージするのはこちらのムラサキウニのことでしょう。一見すると真っ黒な外見をしています。しかし、水揚げして太陽の日に当てると、紫色をしていることが分かります。

そのために、名前がムラサキウニと呼ばれるのです。ムラサキウニの仲間にも沢山の種類があり、深緑色をしているムラサキウニもあります。ムラサキウニの方がバフンウニよりも外見もむき身も大きいのが特徴です。

むき身の色はバフンウニに比べてより黄色の色合いが濃く、多くの方がイメージするうにだと言えるでしょう。

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北海道産とロシア産のうにの違いは?

では、日本の代表的産地である「北海道産のうに」と「ロシア産のうに」ではどんな違いがあるのでしょうか?

まず、味ですが実はロシア産と北海道産を食べ比べても、殆ど違いが分かりません。昔は冷凍技術もそこまで発達していなかったので、明らかに北海道産の方が鮮度が高く美味しかったのですが、ここ最近では殆ど見分けがつかなくなってしまいました。

旬の時期

旬の時期は、ロシア産のうにの方が若干早く、11月から旬が始まり、5月ごろで終了となります。旬の時期も殆ど変わらないので、見分けをすることはかなり困難でしょう。

食べ方

ロシア産のうにも北海道産のうにも、食べ方は生から塩水漬け、など殆ど同じ食べ方が出来ます。もちろん、北海道産のうにの方が美味しい可能性は高いですが、ロシア産のうにでもそん色なく食べられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は日本の高級食材「うに」について詳しく解説してきました。最後に記事内容をざっくり振り返ってみましょう。

この記事をまとめると

  • うには北海道やロシアで採れる高級食材
  • 北海道のうにも、ロシアのうにもどちらもかなり美味しい

こんな内容となっていました。もしうにが食べたいのであれば、製造された日をよく確認し、出来るだけ鮮度の高いうにを買われるのがおすすめです。

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