土用の丑の日に食べることが多い鰻。栄養価が高い食べ物ですが、子どもには何歳からあげて良いものなのでしょうか?
この記事では、
- 鰻は何歳から食べられる?
- 鰻を子供に食べさせる場合の注意点
- 子供が鰻を食べやすくする方法
- 鰻の代表的な食べ方2選
をテーマに紹介していきます。鰻は何歳から食べてもいいのか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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鰻は何歳から食べられる?
お祝いの席や特別な日によく食べられる鰻。大人にとってはご馳走ですが、子どもには何歳から食べさせていいのか悩む親御さんも多いのではないでしょうか?
ここでは、何歳から鰻は食べさせられるのか、鰻の栄養価は子どもにいいのかについて紹介していきます。
1~2歳がベスト
厚生労働省が発表している離乳食ガイドラインには、鰻について具体的な記載がありません。
しかし、鰻は白身魚に属するため、ガイドラインの白身魚の記述を参考にすると「離乳食初期から食べても問題ない」とされています。
ただし、鰻はほかの魚よりも脂や小骨が多く、また塩分が濃い味付けのメニューが多い傾向にあります。
そのような点を考慮すると、子どもの安全と健康のためにも、できれば鰻は1歳6ヵ月を過ぎた離乳食完了期頃から食べさせるのがおすすめです。
1、2歳頃の子どもであれば、うなぎを食べさせても特に大きな問題はありません。
ただし、量は1切れ未満を目安とし、子どもが「もっと食べたい」と言っても、親が適切な量をコントロールするよう気をつけてください。
鰻の栄養価は子どもに良いのか
鰻に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
- たんぱく質・・・体を作る重要な栄養素で、鰻が滋養強壮に良いとされるのは、たんぱく質が豊富なのも1つの要因です。
- ビタミン類・・・ビタミンA・B1・B2・D・Eなどのビタミン類もバランスよく、豊富に含まれています。ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を維持する働きはもちろん、ビタミンEと同じく、抗酸化力が強く細胞の老化を防いで、生活習慣病の予防や美肌に役立ちます。ビタミンB1には、糖質の代謝を助ける働きがあり、疲労回復に効果があります。ビタミンB2は、成長の促進や細胞の再生に関与する「発育のビタミン」です。ビタミンEが、病気の元と言われる過酸化脂質の生成を抑制するのに対し、ビタミンB2は、生成された過酸化脂質を消去する働きがあります。ビタミンDは、骨の健康を維持する働きがあるビタミンです。血中のカルシウム濃度を維持してくれるため、不足すると骨粗しょう症の原因になります。
- 脂質・・・脂質には、EPAやDHAが含まれています。これらは、脳の発達には欠かせない栄養です。DHAは「魚を食べると頭が良くなる」と話題になったこともあります。そのほか、血流を良くし高血圧を改善したり、中性脂肪を低下させる働きもあります。
上記の通り、鰻には子どもにとっても大切な栄養素が豊富に含まれています。しかし、栄養価が高いため、沢山食べさせてしまうと、子供の寝つきが悪くなるとも言われています。
子どもに鰻を食べさせる際は、量にも注意が必要です。
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鰻を子どもに食べさせる場合の注意点
栄養豊富な鰻は、ぜひ子どもにも食べさせたいですよね。ここでは子どもに食べさせる際の注意点について紹介していきます。
骨を取ってあげる
鰻は小骨や皮が多いので、小さな口の子どもにとってはちょっと食べにくいでしょう。
子どもが残さずおいしく鰻を食べられるよう、小さく切ってご飯にまぶしてあげるなどの工夫をしてあげるのがおすすめです。
万が一鰻の小骨が子どもの喉にひっかかってしまった場合は、家庭内で無理に処置をしようとせず、行きつけの耳鼻咽喉科などを受診するようにしましょう。
自然に抜けることもありますが、子どもが痛がっているようであれば念のため早めの受診をしてください。
アレルギーに注意する
鰻は稀にアレルギーを発症するケースもあるので、白焼きにしたごく少量のものを与えるなど、味付けや量にも注意しましょう。
鰻アレルギーが出た場合の主な症状として、下記のようなものが挙げられます。
- 全身の蕁麻疹
- 喉の痒み
- 唇や口の中の腫れ
- 顔の腫れ、むくみ
子どもに鰻を食べさせて上記のような症状が出た場合は、すぐにかかりつけの小児科に相談しましょう。
また、鰻アレルギーを発症する原因の多くは、そもそも魚介アレルギーであるケースが多いようです。
魚の筋肉に含まれる「パルブアルブミン」というたんぱく質が魚アレルギーを引き起こすといわれており、この成分はほとんどの種類の魚に含まれています。
そのため、子どもが鰻アレルギーを発症した場合は、鰻に限らず、ほかの魚を食べさせる際にも十分に注意することが大切です。
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鰻の代表的な食べ方2選
ここでは、鰻の代表的な食べ方について紹介していきます。
蒲焼き
蒲焼きとは、鰻やあなご、いわしなどを開いて骨を取り、しょうゆやみりんなどで作ったたれをつけながら焼いた料理のことです。
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ひつまぶし
ひつまぶしとは、鰻の蒲焼を細かく刻んでご飯に混ぜた愛知県名古屋市の郷土料理です。
まずはそのまま食べ、次に薬味を乗せて食べ、最後にお茶漬けとして食べるという、さまざまな食べ方を一度に楽しめます。
まとめ
鰻は子どもに食べさせても良いのか、について紹介してきましたが、いかがでしたか?鰻は1~2歳になってから食べさせるのがベストです。
食べさせる際も、小さく切ったり食べさせすぎに注意したりなど工夫をしましょう。栄養豊富な鰻を、子どもと一緒に楽しんでください。
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