梅シロップの白い浮遊物の正体は?カビじゃないの?カビを防ぐには?

皆さんは家で梅シロップを作ったことはありますか?梅シロップは水に溶かせば梅ジュースに、お酒や炭酸飲料に出れば梅フレーバーの飲み物に、ドレッシングに寝れば梅ドレッシングになるなど様々な使い方ができるとても便利なアイテムです。

ですが家で作るとたまに白い浮遊物が浮いてきてしまうんですよね。白い浮遊物と言うと白カビを連想してしまいますが実際はどうなんでしょうか。

今回の記事では、

  • 梅シロップ白い浮遊物の正体
  • その他の浮遊物の場合
  • カビが生えないようにする工夫

これらについて解説していきたいと思います。

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梅シロップの白い浮遊物はカビ?

自家製の梅シロップを作って保存しているといつの間にか表面に白い浮遊物がういていることがあります。これは一見するとカビのように感じるかも知れませんが実はこれは梅の実についている天然の「酵母」が成長して大きくなったものです。

白カビのように見えてしまうのですが、よく知っているカビのような臭いが一切せずに梅の特徴的な甘い香りがするのであれば間違いなく天然の酵母でしょう。

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天然の酵母は取り除く?

白い浮遊物は梅が持っている天然酵母なので捨てる必要はありません。ただ、天然酵母自体は食べなくて良いのでここでひと作業が必要になります。容器から梅を取り出し、シロップだけを鍋に移します。弱火で煮立たせながら天然酵母を取ってください。この先が漬けた日数によって異なります。

  • 漬けてから数日の場合:取り出しておいた梅と酵母を取ったシロップを容器に入れ冷暗所で保管
  • 10日程度経ったの場合:酵母を取ったシロップのみ容器に入れ冷暗所で保管

日数が経った梅からは十分エキスが抽出されていますので、容器に戻さなくてOKです。梅はジャムなどに加工して上手く活用してみてください。

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白以外のの浮遊物はカビなので注意が必要!

白い浮遊物以外にも黒い浮遊物や青や緑色の浮遊物が浮いているときもあります。実は梅シロップというのはそれくらい浮遊物ができやすいものでもあります。

白以外の黒い浮遊物や緑色の浮遊物の場合は黒カビか青カビである可能性が高いので、残念ながらそのような浮遊物が浮いている梅シロップは破棄するしかありません。

すこしだけならカビが生えていても大丈夫なのでは?取り除けば使えるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、カビは表面に見えているもの以外にも食品の内部に幅広く菌糸を伸ばして成長し、それが大きくなったものが表面に出てくるだけなので、目に見えなくてもシロップ全体にカビの菌糸が張り巡らされている可能性が十分に考えられます。

ますので目に見えるものだけを取り除いたとしても、全てのカビを取り除くことはできませんので、カビを食べた時と同じような食中毒を引き起こしてしまう可能性があります。

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腹痛や下痢の恐れ

青カビ・黒カビが生えた梅シロップを飲んでしまうと、おなかを壊してしまう可能性があります。作業中に混入した悪い菌が繁殖し、カビになってしまったものですので体に良くありません。

どちらかの色のカビを見つけたら悲しいですがそのシロップは捨て、また新しく漬けてみてくださいね。

白いものでもカビなら注意

ちなみに白い浮遊物があれば大丈夫ということを伝えしましたが、白い浮遊物の中でも天然の酵母でなく白カビである可能性もあります。白カビの場合は食べてしまうと腹痛や下痢を引き起こす可能性があるので十分に注意しなければなりません。

白カビが天然酵母かを見分ける方法はかおりと見た目です白い浮遊物でカビ臭いものは白カビです。その他にもふわふわとした胞子が出ているものは白カビですので絶対に食べないようにしましょう。

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カビが生える原因と対策

梅シロップ作りで青カビ・黒カビが生えるのは避けたいところです。できるだけそうならないよう、いくつかの方法があります。カビ予防に繋がる4つの項目について見てみましょう。これをしっかりクリアすればカビが生える可能性をグッと下げることができますよ。

保存容器の消毒ができていなかった

まずはじめは容器の殺菌が完璧ではなかったことが挙げられます。一見キレイに見える容器でも、目に見えない雑菌が付着しています。

私たちの手のひらにも常在菌がいるくらいですので、熱湯をかけてしっかり殺菌しましょう。焼酎がある方は、熱湯の代わりに焼酎を使っても消毒ができます。

少し念入りに殺菌するくらいがちょうどよいとされていますので、この工程は省かないで必ず行うようにしましょう。

梅の水気の拭き取りが不十分だった

梅を洗った後の水気取りが不十分だと、その水分にカビの胞子が含まれている可能性があるため注意しなければなりません。多少湿っていても…と思うかもしれませんが、この水気が梅にとって天敵なのです。

洗った後は十分過ぎるくらい綺麗に水気を拭き取りましょう。

かき混ぜ不足

その他の理由として漬けている作成中のかき混ぜ不足が挙げられます。かき混ぜることによって梅に酸素が送られるのですが、この酸素量が少ないとカビが生えやすくなってしまいます。

できれば1日1回、容器を振ったり蓋を開けて中をよく混ぜたりして空気を送り込みましょう。

保管場所にも注意が必要

最後に保管場所の温度です。梅シロップは冷暗所で保管することが必須です。特に夏場は部屋が暑くなり容器内の温度も上がりますので、冷蔵庫での保管をオススメします。直射日光を当ててしまったり、高温の部屋に置いておくのは禁物です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 梅シロップの白い浮遊物は天然酵母の可能性が高い
  • 緑色の浮遊物や黒い浮遊物の場合はカビの可能性が高いので食べてはいけない
  • 白い以外の浮遊物が浮かんだものを食べてしまうと下痢や腹痛の原因になる
  • 白カビが生えていることもあるため注意が必要
  • 容器の殺菌は徹底してやること!
  • かき混ぜや保管場所にも注意が必要

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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