中双糖は体に悪い?白い砂糖とどっちが悪い?糖質過多のサインとは?

皆さんは中双糖という砂糖がどのようなものかご存知ですか?あまり聞きなじみのない言葉だと思いますが、私たちの身近にある砂糖の一種です。

今回の記事では、

  • 中双糖とは?
  • なぜ茶色になるの?
  • 体に悪いの?
  • 食べすぎるとどうなるの?

これらについて解説していきたいと思います。

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中双糖(ちゅうざらとう)って何?

中双糖とはいわゆる「ザラメ」のことです。私たちがイメージしているザラメ=中双糖です 。ちなみにザラメというのはザラメ砂糖のことで、ショ糖を大きめに結晶化させた砂糖の一種です。なので黒砂糖や上白糖といった特定の野菜の種類のことではなく「粒の大きな砂糖の総称」をいいます。

ザラメを漢字で書くと「粗目」「双目」とかくので、目の粗い砂糖を全てザラメと呼んでも問題ないということです。

しかし一般的に共通認識でザラメと言われているのが「中双糖」です。中双糖は茶色や黄色の色を帯びている最も特徴的なザラメです。綿菓子作りに使われたり、カステラ作りに使われるものが中双糖になります。

ショ糖とは
ショ糖は砂糖の元となり、ブドウ糖と果糖から作られる甘味です。甘味であるショ糖は、甘さの元になるもので、ショ糖が多ければ多いほど甘くなります。

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なぜ茶色になるの?

ではなぜ中双糖が茶色になるかと言うと、100℃以上で緩やかに加熱をして製造する家庭でキャラメル色がつくからです仕上げの時にカラメルを混ぜて表面を茶色にする方法もあります。この製法をうまく使うことで色付きのわたあめを作るときに使う様々なカラーのざらめも作ることができます。

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中双糖(ザラメ)の使い道

中双糖には以下のような特徴があります。

  • 乾燥させており、カラメルの独特な味わい・風味がある
  • ザクザクとした食感を楽しめる
  • 溶け方がゆっくりで、徐々に素材に染み込んでいく

このような特徴を持っているため「おでんなどの煮物や福神漬けなどの漬物」などに使われたり、「おせんべいにまぶす」、「和菓子に入れる」など様々な使い方がされます。 

などによく使用されています。

カステラにザラメが使用されているワケとは?

カステラの下部分には美味しいザラメがついているのには、腐敗防止のためと言われています。カステラ発祥地の長崎県にはかつて砂糖が豊富であったことから、長期保存のためにザラメを使用していたそうです。

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ザラメは体に悪いの?

ザラメなどの茶色の砂糖は私たちのイメージする一般的な砂糖である上白糖にくらべ、身体に良いというイメージがあるかもしれません。確かに上白糖に比べてザラメはミネラル類が豊富に含まれているという大きなメリットがあります。

しかしどちらも加工された糖ですので、摂取しすぎると糖質過多になってしまって様々な症状が出てしまう可能性があります。

体に悪いとされる理由

ザラメの成分のショ糖は甘味なので、摂りすぎると太ってしまう原因になります。特にショ糖は血糖値を上げやすくするので、インスリンが大量分泌されてしまいます。このことにより糖質を大量に吸収してしまい、消費されない分が脂肪として残ってしまうため太ってしまうのです。

ショ糖以外の糖質でも同じですが、ショ糖は特に血糖値を上げやすい性質があるので注意が必要になるため体に悪いというイメージがついてしまったのです。

砂糖の摂り過ぎは万病の元!

血糖値が上がると私たちの血管を傷つけてしまいます。傷つけられた血管は何度も修復を繰り返していくうちに血管の壁が硬くなったり、コレステロールが高くなったりしてしまいます。こうなるとどんどん血流の流れが悪くなり、脳血管障害や糖尿病、腎臓疾患など様々な血液系の病気を引き起こすリスクが高くなっていきます。

以下のようなサインが出ている場合は糖分を摂りすぎかもしれませんので注意した方が良いでしょう。

  • ①早期老化:糖分を糖分を過剰に摂取すると、長期的に肌のタンパク質やコラーゲン、エラスチンなどにダメージを与えるといわれています。この影
  • ②体力が落ちたと感じる:糖分を摂ると、膵臓がグルコースを細胞に送り込むのを助けるインスリンを放ちます。そうするとエネルギーが一気にみなぎる感覚になりますが、実はそれはすぐに枯渇してしまいます。それがいったん行われてしまうと、体はそのサイクルをまた繰り返そうともっと糖分が必要な状態になるため、普通に食事を行ってもエネルギーが低下したと感じてしまうようになるのです。
  • ③常に何かを食べたくなっている:甘いものには中毒性があり、食べるだけすぐに欲求を満たしてくれるので何度でも食べたくなってしまいます。
  • ④風邪をひきやすくなったと感じる:糖質は腸内細菌の悪玉菌の大好物です。悪玉菌が増えると同時に善玉菌が減ってしまうことにつながるので糖質を摂取し続けると風邪をひきやすくなったり、病気にかかりやすくなったと感じてしまうのです。
  • ⑤原因不明の膨満感:腸内の悪玉菌や酵母菌は腸内で消化されない食物を発酵させる働きがあります。そうするとガスがたくさん腸内に発生して、お腹が張るといった状態になるのです。
  • ⑥不眠症になった:夜に甘いものを食べてしまうと、リラックスして休息モードに入るべき時に一気にエネルギッシュな体にしてしまいます。そうすると、本来休みたいと思っていた脳が「動く時間だ!」という風に勘違いを起こし、眠りを妨げてしまうので不眠症になってしまうのです。
  • ⑦ 体重増加:糖質は分解されてグルコースになり体内でエネルギーになりますが、エネルギーとしてすぐ消費されなければ、体は余剰分を肝臓や筋肉、あるいはお腹周りの脂肪として蓄えようとします。

このようなサインがある場合は糖質過多の状態である可能性が高いので、糖質を抑える食生活に切り替える必要があります。一度みなさんも自分の一日を振り返ってこのようなサインがないかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 中双糖は私たちがよく知っているザラメのこと
  • 茶色くなる理由はカラメルを混ぜているから
  • からめるだけでなく色々な色を混ぜることでカラーザラメが出来上がる
  • ザラメは煮物や和菓子に使われることが多い
  • 中双糖も砂糖なので摂取し続けると体に様々な異常が出てくる
  • 風邪をひきやすくなったと感じたり不眠症になったという人はもしかしたら糖質の摂りすぎが原因かもしれない

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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