茶葉の白い粉はカビ?腐るとどうなる?見分け方・賞味期限切れは?

ついつい放置してしまいがちな頂き物の茶葉。「いつの間にか白い粉が付着していた」なんていう経験はありませんか?食品は少しでも変化があると口に入れるのは不安ですよね。そこで今回は、

  • 茶葉の賞味期限はどれくらい?
  • 茶葉は腐るとどうなる?見分け方
  • 茶葉の保存方法

こちらについて紹介していきます。

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茶葉の賞味期限はどれくらい?


茶葉のように乾燥している食品は長期保存が可能なイメージがあります。実際にはその賞味期限はどの程度なのでしょうか。未開封と開封後で比べていきます。

未開封

未開封の茶葉は賞味期限は 約半年から1年程度 のものが多いです。ただし、賞味期限は製造方法やメーカーによっても異なりますので、必ずパッケージの記載を確認しましょう。

また茶葉は乾燥していて保存期間が長いように思えますが、実は約3%程度水分を含んでいます。未開封であっても味や香りなど品質は損なわれてしまいますので注意しましょう。

開封後

開封後の茶葉は空気や湿気の影響を受けてしまうため、急速に劣化が始まります。

また基本的にはパッケージに記載のある賞味期限は開封前を想定しています。一度でも開封してしまった茶葉は日持ちしませんので、賞味期限に関わらず出来るだけ早く消費するようにしましょう。

賞味期限切れはいつまで飲める?

賞味期限は切れた茶葉は、湿気ていたり腐っている様子がなければ飲むことは可能です。以下、目安となるおおよその日数です。

  • 未開封(真空パック):冷凍庫保存で1~2年程度
  • 開封後:密閉していない常温保存で開封から1週間程度

また賞味期限が切れてしまった緑茶の茶葉は、フライパンで軽く炒れば「ほうじ茶」として飲むことができます。

他にも冷蔵庫や靴箱などの臭い取りや拭き掃除に使うなど、茶葉は賞味期限が切れても様々な使い方が可能です。

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茶葉は腐るとどうなる?見分け方


既述のように、茶葉は湿気ていたり腐っていなければ飲むことができます。では、腐ってしまった茶葉はどのような状態になるのでしょうか。次はその見分け方について紹介していきます。

カビが生える

茶葉が腐っているかは「カビが生えているかどうか」の見た目で確認することができます。茶葉またはお茶を炒れた時に、白い色でフワフワしたものが付いている場合やカビの可能性が高いでしょう。

また茶色黒っぽく変色していたり、購入時とは明らかに違う色に変色している場合も茶葉が酸化していると考えられます。

酸っぱい臭いや味がする

腐っている茶葉は、その臭いや味でも見分けることができます。茶葉の袋や缶を開けた時に、ツンとした酸っぱい臭いがする場合も酸化している可能性が高いでしょう。

特に一度開封した茶葉はどんどん風味が落ちていき、空気に触れて酸化していれば酸味の強い味がするようになります。

カビが生えたお茶を飲むとどうなる?

もしカビが生えて腐っているお茶を飲んでしまっても、 食中毒のような症状が起こることは比較的少ない です。

ただし飲む量や腐敗具合、年齢、体調にもよりますので、決して安心はしないようにしてください。もしお茶を飲んで食中毒になった場合は以下のような症状が想定されます。

  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 発熱

白い粉は飲める!

白いフワフワしたカビのようなものには警戒が必要な茶葉ですが、実は最初から白い粉のようなものが付着している場合があります。

これは茶葉由来のアミノ酸が結晶化したもので、袋の内側や茶葉につくことがありますが、飲んでも特に問題はありません。

ただし菌の繁殖のもととなってしまうことがありますので、白い粉が確認できた場合には出来るだけ早く飲み切るようにしましょう。

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茶葉の保存方法

保存・日持ち
茶葉は一度開封していまうと意外と期限が短いため、正しい方法で保存することが大切です。最後に常温、冷蔵、冷凍の3つに分けて茶葉に向いている保存方法を紹介します。

常温保存

茶葉は基本的には常温保存が可能です。ですが茶葉は湿気は湿気が大敵ですので、高温多湿、直射日光を避けて冷暗所で保管してください。

気温や温度に問題がなければ開封後でも大丈夫ですが、その場合は密閉できるような容器や袋に入れ替えることで、少しでも長持ちさせることができます。

冷蔵保存

茶葉は冷蔵保存することで長持ちさせることができます。ただしそれは開封前のものに限ります。

一度でも封を開けてしまった茶葉は他の食材の臭いが移ってしまったり、冷蔵庫の開け閉めや茶葉の出し入れによって結露してしまうため、冷蔵保存には向いていないのです。

冷凍できる?

実は茶葉は冷凍保存も可能ですが、冷凍の場合も開封前がおすすめです。

ですがもともと茶葉は水分や温度変化に弱いもの。使用する際に一度凍らせた茶葉をすぐに開けてしまうと、外気温との温度差で結露してしまい、一気に傷んでしまいます。

冷凍した茶葉を使う時には一度冷蔵庫に移し、1日程度時間を掛けて解凍したら、さらに冷蔵庫から出しもう1日かけて徐々に常温に戻してからにしましょう。

まとめ

「茶葉の白い粉はカビ?腐るとどうなる?見分け方・賞味期限切れは?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 茶葉の賞味期限は半年〜1年程度
  • 賞味期限切れは茶葉の状態に注意
  • 茶葉は腐るとカビが生える
  • 茶葉にはカビではない害のない白い粉が付着する場合がある
  • 茶葉は開封前なら冷蔵・冷凍保存で長持ち

賞味期限は人によって気にする人とそうでない人が結構分かれるものです。普段から胃腸の強い人もいるかもしれませんが、必ず食材の状態を確認して食中毒には十分注意をしてくださいね。

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