とろろ汁は日持ちする?冷凍保存できる?おいしく食べる方法は?

長いもややまといも・つくねいもなどをすりおろし、出汁と混ぜ合わせて作るとろろ汁。ごはんにかけたりまぐろにかけたりと、とても美味しいですよね。

そんなとろろ汁はどのくらい日持ちがするかご存知ですか?この記事では、

  • とろろ汁の保存方法は?
  • どのくらい日持ちする?
  • おいしく食べる方法は?

について紹介していきます。とろろ汁の保存方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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とろろ汁の保存方法は?

栄養豊富で滋養強壮にもいいと言われているとろろ汁。歌川広重の「東海道五十三次」や十返舎一九の「東海道中膝栗毛」にも登場しているほど、昔から親しまれてきました。

麦飯や白飯にかけて食べるのが定番ですが、とろろはご飯の消化を助けてくれる働きがあるんですよ。

とろろ汁を食べる際、基本的には食べる前にすりおろして作ることをおすすめします。しかし、どうしてもすぐには食べられないときもありますよね。

そんなときのために、とろろ汁の保存方法をチェックしていきましょう。日持ちさせたいのであれば、どの保存方法もだし汁には混ぜておかないことをおすすめします。

常温保存で気をつけることは?

する前の山芋は常温保存できる場合がありますが、とろろは基本的に常温保存に向いていません。

常温で置いておくのであれば、すぐに食べきりましょう。

冷蔵する場合は?

あまったとろろを2~3日中に食べきるなら、冷蔵保存でも大丈夫です。

  1. 酢を少し混ぜる
  2. タッパーや保存袋に入れて密閉する
  3. 冷蔵庫に入れる

酢をまぜることで変色が防げます。できるだけ密閉した状態で保存するのがポイントです。

日が経つと味や風味が落ちるので、なるべく早めに食べきりましょう。

冷凍保存できる?

長期保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。

  1. 酢を加える
  2. 保存袋に1食分ずつわけて入れる
  3. 薄く平らに伸ばし、空気を抜いて密閉する
  4. 金属トレイにのせて冷凍庫に入れ、急速冷凍する

冷蔵する場合と同じく、変色を予防するために酢を混ぜます。金属製のおろし器ではなく、プラスチックのおろし器で擦りおろしても、変色を防げると言われています。

酸化を防ぐためにできるだけ空気を抜いて密閉してください。再冷凍は味が落ちるので、1食分ずつ分けて保存するのがおすすめです。

金属トレーは熱伝導率が高く、すばやく冷凍できるため、美味しさが保たれます。

この方法で保存すれば1か月ほど持ちますが、保存期間が長いと味が落ちてしまうため、なるべく早めに食べきりましょう。

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どのくらい日持ちする?

保存・日持ち

山芋は、皮を剥くとすぐに酸化が始まってしまいます。そしてすりおろした状態は空気に触れる面積が大きく、乾燥しやすくなっています。

山芋の種類によってとろろの日持ちは変わってきますが、保存方法別に日持ちする期間を見ていきましょう。

常温だとどのくらい持つ?

常温保存の場合はその日中に食べることをおすすめします。基本的にとろろは日持ちがしないため、食べる分だけするのがいいでしょう。

冷蔵の場合は?

冷蔵保存で2日ほど持ちます。ただし、出汁を混ぜていない場合に限ります。出汁と合わせるのは食べる直前にしましょう。

冷凍保存の場合は?

冷凍保存の場合、1か月ほど持たせることが可能です。自然薯のとろろはもっと持つ場合もあります。

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おいしく食べる方法は?

レシピ

ここでは、とろろの解凍方法や傷んだときの特徴・美味しい食べ方を紹介していきます。

冷凍保存の解凍方法は?

冷凍したとろろは流水解凍、または冷蔵庫に移して自然解凍します。

自然解凍より流水解凍の方が時短になりますが、常温で長時間放置していると傷むので気をつけてください。

急いでいる場合は、電子レンジで解凍することも可能です。火が通ってしまうので、半解凍にとどめておくことをおすすめします。加熱しすぎるとパサパサしてしまうため注意してください。

とろろの状態で冷凍しておけば、すりおろす手間が省けて調理が楽になります。さまざまな料理に活用できるため、常備しておくのもおすすめ。

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腐ってくるとどうなる?

腐ったとろろの特徴は以下の通りです。

  • カビが生えている
  • 茶色などに変色している
  • 異臭がする
  • 酸っぱい臭いがする

変色して異臭がしているものは食べるのを止めましょう。酸化し始めはピンク色になりますが、食べても問題ありません。しかし、はやめに食べきることをおすすめします。

口に入れて酸っぱさを感じるなら雑菌が繁殖している可能性があるので、食べないようにしましょう。

保存後どれぐらいが一番おいしい?

とろろを美味しく食べる一番の方法は、食べる前にすりおろすことです。とろろを冷凍保存するとパサパサになって美味しくないという意見があります。

しかし、ただしく保存することでこれは避けられます。美味しくなくなる理由は、とろろの水分が抜けてしまうことにあります。

小分けにして保存することで、水分の蒸発を最小限に抑えることが可能です。

まとめ

とろろ汁の保存方法について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • とろろ汁を保存するなら、出汁に混ぜる前のとろろの状態で保存するのがおすすめ
  • 冷凍保存すれば1か月ほど持つ
  • 変色し、異臭がしてきたとろろは食べるのを避ける

ただしく保存して、美味しいとろろ汁を楽しみましょう。

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