豚汁と言えば、豚肉のジューシーな脂とさっぱりした根菜野菜、そして味噌の風味が絶妙にマッチした、日本人にとっても馴染み深い汁物の一つでしょう。
豚汁に入れる野菜には、地方や家庭ごとに変わってきますが、大根はほとんどの地域で入れられる食材だと思います。
大根は部位によって味が変わりますが、豚汁にはどこの部分が合うのでしょうか?
また、豚汁に入れる豚肉の部位はどこが最適なのでしょうか?そこで今回は、
- 豚汁で使う大根の部位
- 大根の部位ごとの活用例
- 美味しい豚汁の作り方
についてご紹介します。
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目次
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豚汁で使う大根の部位
みなさんは、豚汁で使う大根の部位は決まっていますか?
特に決めていないという方も多いかと思います。
ここでは、大根の部位によって違う味や豚汁におすすめの部位、切り方、さらに豚汁におすすめの豚肉の部位についてご紹介します。
部位によって味が変わる
大根は、部位によって味が違います。
上部は甘みが強く、水分量も多く なっています。 下部に行くほど辛くなり、水分量も少なく なります。おすすめの部位
豚汁に使うなら、 中央部か下部がおすすめ です。
中央部は水分量もあるので、煮込み時間が短くても柔らかく仕上がります。
下部は少し硬めなので、しっかり煮込む必要はありますが、水分量が少ない分、味が良く染み込みます。
好みもありますが、とろとろにしたいなら中央部、少し食感を残したいなら下部と使い分けるといいかと思います。
大根の切り方は?
他の具材と大きさをそろえると、火の通り方にムラができず、食べやすくなるので、そこに注意しておけば切り方はなんでも大丈夫です。
いちょう切りか短冊切りが簡単で大きさも揃えやすいと思いますのでおすすめ です。賽の目切りなど小さすぎると逆に食べづらくなるので、一口サイズに統一しましょう。
豚肉の部位はどこがいい?
豚汁に使うならは 豚バラ がおすすめです。
豚肉の脂分で冷めにくくなるので、寒くなる時期にはぴったりでしょう。
脂分が苦手な方は豚ロースや豚こまで作るとさっぱり目に仕上がりますよ。
豚ロースや豚こまは火を通しすぎると硬くなるので、煮込む時間に注意してください。
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大根の部位ごとの活用例
大根の部位によるおすすめの食べ方をご紹介します。
一度食べてみて、好みによってさらにアレンジするのもおすすめですよ。
上の部位
みずみずしい歯ごたえと甘みの強い上部は、そのまま 生で食べるのがおすすめ です。
千切りにしてサラダにしたり、短冊切りにしてスティック野菜にするといいでしょう。
大根おろしにすると辛みが少なく、子どもでも食べやすいのでおすすめです。
真ん中の部位
水分量や甘みと辛みのバランスがいい中央部は、サラダなどの 生食はもちろん、煮物、焼き物、炒め物なんでも合います 。
おでんや大根ステーキなどがおすすめです。
下の部位
水分量が少なく、辛みの強い下部は、 味が染み込みやすいので、べっこう煮などの煮物や漬物におすすめ です。
大根おろしは辛め派という方は、下部を横に切り、断面をおろし金にあてておろしていくと辛み成分が作られて、より辛みが感じられます。
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美味しい豚汁の作り方
それぞれの家庭の味があると思いますが、ここではぜひ試してほしいおすすめの具材を紹介します。
おすすめの具材
おすすめの具材は以下の6種類です。
- 豚バラ肉
- 大根
- にんじん
- ごぼう
- こんにゃく
- ネギ
その他には、以下のようなものも豚汁に合います。
- キノコ類
- さつまいも
- さといも
- 豆腐
- なす
- 油揚げ
- キャベツ
- 白菜
- もやし
もやしは、豚肉と一緒に炒めておくと、 豚肉の旨味を吸ってさらにおいしくなります。
調理法の手順
材料は、豚バラ肉、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、ネギとします。
- 具材を食べやすい大きさに切る
- ネギ以外の野菜、こんにゃくを油で炒める
- 野菜の1/3が浸るぐらい水を入れる
- 野菜の上に豚バラ肉を広げて野菜を覆う
- 中火で約5分蒸し煮にする
- 豚バラ肉が白っぽくなったら、具がひたひたになるぐらい水を入れる
- だしの素を入れて強火にし、沸騰したら火を止めて10分ほどおく
- 食べる直前に中火にかけ味噌を入れる
ポイント
押さえておきたいポイントは3つです。
- 野菜は先に炒める
- こんにゃくは手でちぎると味が染み込みやすい
- 水は少な目で蒸し煮にする
先に野菜を油で炒めることで、 旨味を閉じ込め、煮崩れもしにくくなります 。
また、先に炒めると豚汁の傷みを遅くできるので、少し長く日持ちできるという、まさに一石二鳥ですね。
水は、最初からひたひたに入れてしまうと、野菜の旨味や栄養がすべて出てしまいますし、肉も硬くなります。
少な目の水で蒸し煮にすることで、野菜の旨味と肉の甘みが引き出され、美味しい豚汁になりますよ。
まとめ
今回は、豚汁で使う大根の部位や、部位ごとの活用例、美味しい豚汁の作り方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 豚汁に使うなら中央部か下部がおすすめ
- 上部は生食、中央部は何にでも合う、下部は煮物や漬物
- 豚肉は「バラ肉」がおすすめ
- 脂分が苦手なら豚ロースか豚こまも◎
- 野菜を先に炒めておくのがポイント
- 蒸し煮にすることで旨味アップ!
先に炒めたり、水を足したり、ちょっとしたひと手間で豚汁がびっくりするほど美味しく仕上がります。
今まで豚汁を作ったことがなかった方も、苦手意識があって作らなかった方も、この記事を参考にぜひ一度試してみてください。
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