豚足の食べ過ぎは太る?体にいい?悪い?コレステロールが高い?消化に悪い?

日本人にとって馴染みの深い食材である豚肉。鳴き声以外は全部食べることが出来るという例えがあるほど。数ある豚肉部位の中でも、コラーゲンがたっぷり含まれているのが豚足です。

この記事では、

  • 豚足の特徴について
  • 豚足を食べるとこんなメリットがある!
  • 豚足を食べ過ぎると太るって本当?
  • 豚足の栄養を効果的に摂取する食べ方!

こちらについて、詳しく解説していきます。

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豚足の特徴

豚足とは?

豚足とは、その名の通り豚の足部分のことを指します。日本における豚足の歴史は、主に沖縄や鹿児島の奄美地方(旧琉球国文化圏)において古くから黒豚を飼育してきた歴史があります。

この地方では、特に日常的に豚を良く食べており余すところなく食べるという習慣も根付いていたようです。

日頃から豚足を食べる習慣の無い人にとっては若干グロテスクにも見える豚足ですが、よく見ると普段私たちが口にする豚肉の部位とは異なり赤身部分が少なくてプルプルとしたゼラチン質になっていることがよくわかります。

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カロリー・糖質・脂質

豚足100gあたりに含まれるカロリーや糖質量は以下の通りです。

栄養成分 含有量
カロリー 230kcal
糖質 0.0g
脂質 16.8g

なんと、豚足に含まれる糖質は驚きの0gとなっています!

栄養成分

豚足100gあたりに含まれる栄養成分量は以下の通りです。(エネルギーは割愛)

  • タンパク質 20.1g
  • ビタミンA 6㎍
  • ビタミンD 1㎍
  • ビタミンE 0.4mg
  • ビタミンK 1㎍
  • ビタミンB1 0.05mg
  • ビタミンB2 0.12mg
  • ナイアシン 0.7mg
  • ビタミンB6 0.02㎍
  • ビタミンB12 0.4㎍
  • 葉酸 1㎍
  • パントテン酸 0.16mg
  • ナトリウム 110mg
  • カリウム 50mg
  • カルシウム 12mg
  • マグネシウム 5mg
  • リン 32mg
  • 鉄 1.4mg
  • 亜鉛 1mg
  • 銅 0.07mg

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豚足を食べるメリット

糖質がゼロ・脂質が低め

糖質制限という言葉を最近よく聞きますが、現代人にとって糖質の過剰摂取は血液中のブドウ糖の過剰増加を招き、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクが高まります。

豚足は、たんぱく質や脂質で主に形成されており糖質が非常に低い部位でもあります。

そのため、豚足を効果的に食べることによってkcalや糖質を抑えながらダイエット効果を得ることも可能です。

ほかの肉よりカロリーが低い

豚足に含まれるカロリーは100gあたり約230kcalとなっています。同じ豚の部位として食べる機会の多いものと比較すると以下のようになります。

  • 豚バラ肉 386kcal
  • 豚ロース肉 263kcal
  • 豚ヒレ肉 115kcal

このように他の部位と比較しても豚足が非常に低カロリーであることがわかります。

美肌効果

豚足に含まれる主な栄養成分のうち、最も重要なものとしてコラーゲンが挙げられます。コラーゲンは、動物の皮や皮膚に存在するたんぱく質の一種であり、効果的に摂取することで美肌効果を得ることが可能な栄養素としても知られています。

なお、コラーゲンを効果的に体内で働かせるには、ビタミンCが必要不可欠。豚足を食べる際にはレモンを掛けて食べるなどの方法を取るとより効果的にコラーゲンを摂取できるでしょう。

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豚足を食べ過ぎるとどうなる?

豚足は適量を食べることで様々な健康効果を得ることが出来る一方で、食べ過ぎてしまうとリスクが生じることもあります。

痛風のリスクがあがる

豚足に含まれるプリン体は、摂取し過ぎると痛風に繋がります。豚足から過剰摂取されたプリン体は肝臓で処理されて尿酸に変化し、この尿酸が増えすぎることで痛風が発生してしまうため注意が必要です。

尿路結石のリスク

豚足などに含まれる動物性タンパク質を摂取すると、体内でシュウ酸と呼ばれる物質が増加していきます。シュウ酸はカルシウムと結合しやすく腸で吸収されたのち便として体外へと排泄されます。

しかし、このときに吸収しきれなかったシュウ酸が尿として排泄され、尿内のカルシウムと結合して尿管を詰まらせてしまう尿路結石が発生するリスクがあるのです。

高血圧やむくみが起きる

豚足はそのままでは食べにくいため、調理されたものを食べることがほとんどです。その際、濃い味付けを行ってしまうと塩分の過剰摂取によって高血圧やむくみの発生する原因になるため注意が必要です。

コレステロール過多になる

豚足100gあたりに含まれるコレステロール値は110ngとなっており、これは食べ物の中では決して高い数値ではありません。(卵黄のコレステロール値は約1400mg、豚レバーのコレステロール値は250mg)

しかし、一度に多量の豚足を食べることでコレステロール値が蓄積されていき、結果的に過剰摂取となってしまうため気を付けましょう。

消化不良・腸内環境の悪化

コラーゲンが多く含まれている豚足は、食感もプルプルとしているのが特徴です。

その分、咀嚼の回数が少なくなりやすく腸内での消化不良や腸内環境が悪化することで下痢などが起こりやすくなるリスクがあります。

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豚足の効果的な食べ方

1日の適量

豚足100gあたりに含まれるカロリーは、先で解説した通り約230kcalとなっています。

豚足1本あたりの重量はおおよそ200gであるため、1日の適量としては1本(200g)を目安とすると食べ過ぎを防止することができるでしょう。

ビタミンCと一緒に摂る

豚足には豊富なタンパク質やコラーゲンが含まれている一方で、豚足だけでは補えない栄養素も存在します。具体的には野菜や果物に含まれるビタミンCなどが挙げられます。食材を上手に組み合わせることで、豚足の栄養素をより効果的に摂取することができますよ。

美味しい食べ方

豚足を大根と一緒にトロトロになるまで柔らかく煮ると、とても美味しく食べることができます。寒い季節にもってこいのおでんの具として豚足を加えてみるのも寒い季節には特におすすめですよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 豚足は主に沖縄などで非常に重宝されてきた豚の部位のことを指す。
  • 豚足には糖質が一切含まれていない特徴があり、適量であればダイエット効果も期待できる
  • その他にも豊富なコラーゲンやタンパク質など豚足から得られる栄養素はたくさんある
  • 一方で食べ過ぎてしまうと痛風やコレステロール過多などの健康リスクが生じるため注意が必要

いかがだったでしょうか。

一見グロテスクな見た目をしている食材ほど、食べてみるととても美味しい問感じるものは多いですよね。今まで豚足を食べたことが無い人も、この記事で興味を持ってもらえれば嬉しいです。

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