お腹の調子が悪い時にヨーグルトは悪い?乳糖に注意、乳酸菌は良い

お腹の調子が悪い時はできるだけ消化に良く胃腸に負担のないものを食べたいですよね。ヨーグルトは柔らかく、お腹にやさしいイメージですが、ヨーグルトを食べるとお腹を壊すという人もいます。そこで今回は、

  • 腹痛や下痢になる原因は?

  • お腹の調子が悪い時にヨーグルトは悪いの?

  • 味のついているヨーグルトとプレーンはどっちがお腹にいいの?

という疑問について詳しく解説していきます。ヨーグルト以外のお腹にやさしい食べ物も紹介していきます。

スポンサードリンク

お腹の調子が悪くなる原因

お腹の調子が悪いときは、病気でない場合は食べ物と環境が原因していることが多いです。それぞれどんな習慣がお腹の調子を悪くする原因になるのかを解説していきます。

水分やアルコールの過剰接種

アルコールや水分をたくさん撮ってしまうと、下痢や腹痛の原因になります。水やアルコールをたくさん飲むと、胃酸が薄まって消化しづらくなることが理由です。

また、アルコールを大量に飲むと、腸での脂質・糖分・水分・電解質の吸収作用が阻害されて下痢をすることもあります。アルコールは一度に大量に飲まないようにしましょう。

食生活の乱れ

腸内環境は食生活の影響も受けます。特にお腹を壊しやすい人は次のような食生活をしていませんか?

  • 日ごろから脂質の多い食事をとっている
  • 夜ご飯に脂質の多いものばかり食べる
  • 夜寝る直前に食べている
  • あまり噛まずに食べている

心当たりのある項目はありませんか?夜の寝ている間は、胃や腸の活発が鈍るので寝る直前に食事とると消化器に負担がかかります。また、夜に脂っこい食事をとるなどの食習慣は胃もたれの原因にもなります。

胃もたれが慢性化すると胃腸炎になる可能性もあるので気を付けましょう。

ストレスや病気

食生活だけでなく環境がお腹の調子を悪くすることもあります。

  • 冬の寒さ
  • 夏のエアコンでの冷え
  • 仕事や人間関係のストレス
  • 風邪や病気

特に冷えはお腹の調子を悪くする原因になります。夏場はオフィスがエアコンで寒いと感じるほど冷やされていることもありますよね。温度を上げるのが難しい場合は、温かい飲物をのんで体温を上げましょう。

また、仕事や人間関係のストレスは、神経に影響して胃酸の分泌過多になることもあり、胃腸炎になりやすくなります。自分でリラックスできる時間を作って、ストレスを解消してあげる工夫をしましょう。

スポンサードリンク

お腹の調子が悪い時にヨーグルトは悪い?

では、お腹の調子が悪い時にヨーグルトを食べるのは果たしていいことなのでしょうか?中にはヨーグルトを食べるとお腹を下すという人もいますが、それにはきちんとした理由があります。詳しく解説していきましょう。

乳糖に注意

ヨーグルトでお腹を壊す人は、もしかしたら次のどちらかの原因に該当するかもしれません。

  • 乳糖不耐症

  • アレルギー

ヨーグルトなどの乳製品には「乳糖」が含まれます。私たちは乳糖を摂取すると、「ラクターゼ」と言うこその働きによって乳糖を分解するのですが、人によってはこのラクターゼの分泌が無い、あるいは少ないために乳糖を分解できずに消化不良を起こしてしまうことがあります。

このことを「乳糖不耐症」といい、日本人では乳糖不耐症の人の割合が多いとされています。また、アレルギーはタンパク質がアレルゲンとなりますから、乳アレルギーの人はヨーグルトでもアレルギー症状を発症します。

食物アレルギーは皮膚の痒みや蕁麻疹、腹痛や下痢などの消化器官への影響、神経への影響など様々な体の不調を引き起こします。

胃腸の冷えにも注意

乳糖不耐症でもアレルギーでもないけれど、お腹を壊している時にヨーグルトを食べたら悪化した、と言う人は冷えが原因かもしれません。ヨーグルトは要冷蔵の食品ですから、冷蔵庫から取り出してそのまま食べる人が多いですよね。

冷やされている食品を食べてより腹痛や下痢が悪化することがありますから、お腹の調子が悪い時は「ホットヨーグルト」にして食べるのがおすすめです。

人工甘味料にも注意

フレーバー付きのヨーグルトは甘くて食べやすいですが、カロリーオフの商品などに使われている人工甘味料でお腹がゆるくなることがあります。

人工甘味料は消化しづらいため、下痢や腹痛を悪化させる可能性があるからです。おなかの調子が悪い時はできるだけプレーンヨーグルトを食べるようにしましょう。

乳酸菌は下痢の改善効果も

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌のエサとなり腸内環境を改善するため、胃腸にいい食品です。ですから、冷やしすぎない、プレーンのものを食べるなどのことに気を付ければ、下痢を改善することも期待できます。

スポンサードリンク

お腹の調子が悪い時に良い食べ物

ヨーグルトはお腹にやさしい食べ物であることが分かりましたが、アレルギーや乳糖不耐症の人はかえってヨーグルトを食べると悪化させてしまいます。そこで、ヨーグルト以外にお腹を壊している時に食べられる食事も紹介します。

食物繊維が少ない食べ物

食物繊維は排便を促し便秘を解消する効果がありますが、お腹の調子が悪い時は下痢を助長させてしまいます。食物繊維が多い次のような食べ物は控えましょう。

  • こんにゃく
  • 根菜類(さつまいも・ごぼうなど)
  • 葉物野菜(キャベツ・白菜など)
  • 果物(バナナ・みかんなど)

お腹の調子が悪い時はおかゆやうどんなどの柔らかい炭水化物を中心に少量ずつ食べましょう。プレーンヨーグルトはお腹の調子が悪い時に食べられる食品ですが、バナナなどのフルーツをたくさん入れ過ぎないように気を付けましょう。

味の濃さや辛さは抑える

味の濃いもの、香辛料なども、胃腸に負担がかかるのでお腹の調子が悪いときは避けたい食べ物です。薄味であっさりしたものを食べるようにしましょう。

脂っこいものは避ける

脂質の多い食品も、胃腸に負担がかかるのでお腹の調子が悪い時は避けましょう。ラーメンなどは脂質も多く、味付けも濃いので避けた方がいいですね。

おなかの調子はいまいちだけれど、普通の食事はとれるという場合は、焼魚と柔らかめのご飯などを食べる方がいいですよ。

スポンサードリンク

まとめ

ヨーグルトは基本的にはお腹にやさしい食べ物ですが、お腹の調子が悪い時は食べ方に気を付けた方がいいことが分かりましたね。

この記事をまとめると

  • 食生活やストレスでお腹の調子は悪くなる

  • 冷えたヨーグルトは下痢や腹痛を悪化させる

  • 乳糖不耐症・アレルギーの人はヨーグルトでお腹を壊す

  • 人工甘味料の入ったヨーグルトは消化に良くない

毎回ヨーグルトを食べると下痢をするという人は、乳糖不耐症かアレルギーの可能性もあるので、病院で検査を受けることをおすすめします。