殆どのご家庭に在庫として常備しているであろう「唐辛子」。唐辛子はメインの調味料ではないため、大量に使い続けることはありません。そんな唐辛子は、一体どれくらい日持ちするのか考えたことがあるでしょうか?今回は、唐辛子の賞味期限について、いかのようなことを解説していきます。
- 唐辛子は腐るとどんな変化を起こすのか?
- 唐辛子の賞味期限はどれくらいなのか?
- 唐辛子を開封した後は、どうやって保存するのがいいのか?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、唐辛子の保存方法について、徹底理解をしてしまいましょう。
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唐辛子は腐るとどうなる?
まずは、唐辛子は腐ってしまうとどんな変化を起こすのかをご紹介しておきます。
見た目
唐辛子は、腐ると見た目に以下のような変化があります。
- 黒っぽくなる
- カビが生えている
- 糸が張っている
- 湿気で固まっている
- 白い膜が表面を覆っている
生の唐辛子などは、「変色」や「カビ」で腐っているかどうかが見分けられます。乾燥させた七味トウガラシなどは、固まっていないかどうかが一つの判断基準ですね。糸が張っていたりすると、かなり劣化は進んでいるようです。
味
唐辛子が腐ってしまうと、味はこんな感じに変化します。
- 酸っぱい味がする
- 埃っぽい味がする
- 香りがほとんどしない
こんな感じの症状が出ている唐辛子は、腐り始めているので、食べられることをおすすめしません。腐っていなかったとしても、唐辛子特有の辛味自体が落ちてきているので、食べても美味しくないはずです。
匂い
唐辛子が腐ると、こういった匂いの症状が出てきます。
- 生ごみのような臭い
- 埃のような臭い
まず、生の唐辛子が腐ってしまうと、カビっぽいような生ごみのような臭いがします。この匂いは強烈な為、腐っていることがすぐにわかるでしょう。また、乾燥させている唐辛子からは、埃のような臭いが感じられます。
この場合も、劣化している可能性は高いので、あまり食べない方がいいでしょう。
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唐辛子の賞味期限・消費期限
では、唐辛子の具体的な賞味期限や消費期限はどれくらいなのでしょうか?ちなみに、賞味期限とは「その食品を美味しく食べられる期間」のことで、消費期限とは「その食品を食べることが出来なくなる期間」のことです。賞味期限を過ぎたからと言って、食べられなくなることはないのです。
賞味期限
唐辛子の賞味期限は、以下のような感じです。
生の唐辛子 | 1週間程度 |
乾燥させた唐辛子 | 1年から3年程度 |
タバスコのような製品化された唐辛子 | 3年以上 |
こんな感じで、生の唐辛子は摘み取ってからなるべく早めに食べないと、あっという間に傷んでしまいます。一方の乾燥させた唐辛子や製品化された唐辛子は、年単位の賞味期限があるので、かなりの長期保存が可能だと思っておきましょう。
消費期限
唐辛子の消費期限は、明確には決められていませんが、一般的に予想される消費期限をまとめておきます。
生の唐辛子 | 10日程度 |
乾燥させた唐辛子 | 2年から3年半程度 |
製品化された唐辛子 | 2年から6年程度 |
消費期限は、賞味期限の1.1倍から1.2倍程度とされています。なので、これくらいの期間は食べられると予想できるでしょう。ただ、メーカーが明確に定めた期限では無いので、自己責任で食べるか否かの判断をしなければいけません。
腐っていないかどうかをよく判断して、食べきるようにしましょう。生の唐辛子の場合は、カビが生えていないかどうかを良くチェックしてみましょう。また、乾燥させた唐辛子は、蜘蛛の巣の糸のようなものが張っていないかどうかや、固まってカチカチになっていないかどうかを見分けるのがポイントです。
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開封後の保存方法は?
唐辛子を開封した後は、どんな場所に保存するのが正しいのでしょうか?冷蔵や冷凍に分けてご紹介していきます。
冷蔵
まずは、冷蔵の保存です。
生の唐辛子 | 冷蔵庫で1週間程度保管できる。常温保存は向かない。 |
乾燥した唐辛子 | 冷蔵庫での保管は向かない。常温で保存する |
製品化した唐辛子 | 冷蔵庫で保存する |
唐辛子のタイプに応じて、保存場所は適切に変えていきましょう。ポイントとしては、乾燥させた七味トウガラシなどは、冷蔵庫での保管は不向きだという事です。冷蔵庫の湿気で劣化が進んでしまいます。生の唐辛子は、傷みやすいので冷蔵保存は必須でしょう。
冷凍
次に、冷凍保存の方法です。
生の唐辛子 | 1本ずつラップにくるんで冷凍できる |
乾燥させた唐辛子 | ホールの状態であれば、ラップにくるんで冷凍できる |
製品化した唐辛子 | 基本的に冷凍はしない |
こんな感じで、生の唐辛子や乾燥させたホールの状態の唐辛子は冷凍保存をして大丈夫です。冷凍保存させることで、生の物は1カ月以上日持ちしますし、乾燥させたものも通常より長持ちするはずです。解凍は、自然解凍がベストです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は唐辛子の保存方法について、徹底的に解説してきました。最後に記事内容をざっくりと振り返ってみましょう。
この記事をまとめると
- 唐辛子は乾燥させていたり、製品化させると長期間日持ちする
- 唐辛子は腐ると見た目にも匂いにも異常が出る
- 唐辛子は生の場合冷蔵保存や冷凍保存が必須
こんな内容になっていました。あなたも唐辛子を買われた際は、適切な方法で保存することを心がけましょう。
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