ちくわはそのまま食べてもいいの?火を通す必要がある?栄養は?

何にでも入れることができるちくわってとても優秀な食材ですよね。炒め物に入れても良いし、煮物に入れても美味しい、穴の中にチーズを入れてお弁当に入れても彩となってとても優秀です。

そんなちくわですが元々の食材が魚ということで、調理せずにそのまま生で食べるのに抵抗がある方がいるかもしれません。ですがちくわはそのまま食べても全く問題ありません。

今回の記事ではちくわとはどのような食品なのか、ちくわに含まれる栄養素、ちくわを食べ過ぎに気をつけなければならない理由、ちくわを長期保存するおすすめの方法について解説していきたいと思います。 

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ちくわってどんな食品?

ちくわ(竹輪)は魚肉のすり身を竹などの棒に巻きつけ、成型し加熱したかまぼこの一種です。竹輪の起源は弥生時代や平安時代と古くからあると言われていますが室町時代以降の書物に、鉾に見立てた棒にすり身を巻きつけた形状が蒲の穂に似ている「かまぼこ」というように記されているようです。小板に扇形に盛り付けたかまぼこの起源はその後の安土桃山時代後期のようです。

ちくわはそのまま食べられる?

ちくわはそのまま食べても美味しいですが、おでんや磯部揚げ、煮物などに料理されることが多い食品です。

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ちくわの栄養・効能

ちくわの原料は魚なので、たんぱく質が多く脂質が少ないのが特徴です。また、魚特有のDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。他の栄養素には、鉄分・カルシウムもあります。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • DHA(ドコサへキサエン酸):DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血管、加えて代謝にも関わる多くの健康効果を持つ栄養素です。脳の栄養素としての働きは特に有名で、脳の発達や神経の機能維持に使われています。眼精疲労の解消や情報伝達にも使用され、疲労を軽減します。血液の脂質を減少させ、脂肪燃焼も助ける栄養素です。

 

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ちくわが体に悪いっていわれているって本当?

ちくわにはとてもたくさんの身体に嬉しい栄養成分が含まれていることがわかりましたが、実はちくわは体に悪いという情報もいくらか流れているんです。その噂の理由には、何があるのでしょうか?考えられる理由について、いくつか見ていきましょう。

塩分量が多い

ちくわは魚のすり身を加工する際、砂糖や塩などの調味料が加えられており、塩分量が多いのが特徴です。その量は商品によっても異なりますが、ちくわ1本で約3.9gの塩分が加えられていると言います。ちくわ1本とは約30gに値する量なので、あっという間に食べてしまう量です。

添加物が多い

ちくわには調味料に加え、色々な食品添加物が加えられています。ちくわに使用される主な添加物には、下記のようなものがあります。

ちくわの添加物

でん粉

加工でん粉

アミノ酸等の調味料

発酵調味料

保存料

着色料

ちくわに含まれる主な添加物は『でん粉』で、『加工でん粉』は何を原料としたものが記載する必要がないため、安全性が不確かと言われています。

また、『調味料(アミノ酸等)』に関しても、どんなアミノ酸かを明記する必要があります。中には発ガン性が確認されているものもあるので、こちらも安全性が不確かとなっています。

POINT

ちくわが体に悪いと言われる言われる理由は、塩分量と食品添加物が原因であることが多い

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ちくわは長持ちしないの?

ちくわは比較的長持ちしそうな見た目ではありますが、実はかなり日持ちが短い食品でもあります。ちくわは冷蔵庫に入れたとしても「4~5日」で悪くなってしまいます。さらに開封済みだと「1~2日」で傷んでしまうこともありますので早めに消費するようにしましょう。

冷凍保存がオススメ

冷蔵保存だとかなり傷みが早いのですが、ちくわは冷凍保存すれば1ヶ月ほど日持ちさせることができるようになります。長く美味しくちくわを使いたいのであれば、買ってきた当日に冷凍保存しておくようにしましょう。

未開封のままのちくわであれば袋のまま冷凍庫に入れてOKです。開封した場合はラップやジップロックなどに入れてなるべく空気に触れさせないようにして冷凍庫に入れるようにしてください。

冷凍していたちくわを解凍する方法は、冷蔵庫内で自然解凍がベストです。使いたい時から逆算して半日ぐらい前に冷凍庫から冷蔵庫に移しておくようにしてください。

ただ自然解凍がめんどくさいという方も安心してください!冷凍したちくわは凍ったまま調理に使うことができます。煮物や炒め物にする場合は凍ったちくわのままでも全く問題なく使えます。ただし冷凍したちくわを自然解凍させてそのまま食べるのは衛生的に厳しいのでやめたほうが良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ちくわは魚肉のすり身を竹などの棒に巻きつけ、成型し加熱したかまぼこの一種
  • そのまま食べても良いし煮物や炒め物に入れてもOK
  • ちくわにはDHAやカルシウム、鉄分が豊富に含まれている
  • 体に悪いという噂もあるが真相は明らかになっていない
  • 食べ過ぎは塩分過多になってしまうのでそこには注意しよう
  • ちくわは意外と日持ちがしない食品なので保存する際には注意が必要
  • 長持ちさせたいのであれば冷凍保存がおすすめ 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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