ティラミスは妊娠中に食べてはいけないの?危険?食中毒に注意?

ティラミスといえば濃厚なチーズとビスコッティのほろ苦さがとても美味しいスイーツで、若い女性を中心にとても人気がありますよね。

そんなティラミスですが、基本的に加熱する工程がないので家でも簡単に作ることができます。しかし加熱する工程がないということは、もし食中毒を引き起こす細菌が試着していても殺菌することができないということでもあります。なのでティラミスは妊娠中に食べない方が良いと言われていますね。

今回の記事ではティラミスとはどのようなスイーツなのか、ティラミスを妊娠中に食べても良いのか、どうしてティラミスは妊娠中に食べのを控えた方が良いと言われているのかについて解説していきたいと思います。

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ティラミスってなに?

では最初にティラミスとはどのようなスイーツのことなのかについて解説していきたいと思います。

複数の層に分かれていることが特徴

ティラミスは一般的に3層に分かれたスイーツのことを意味しています。

  • ビスコッティ
  • カスタードソース
  • マスカルポーネチーズ

これらの材料をそうにしたものにココアパウダーやチョコレートパウダー、もしくはエスプレッソ用にとても細かく挽いたコーヒーの豆をふりかけます。ものによっては上記の層を何層にも繰り返して作るティラミスもあるようです。

最近ではビスコッティをスポンジケーキに変えたり、マスカルポーネチーズやカスタードソースの層にフレッシュなフルーツを加えて作るものもあります。ココアパウダーの上からフルーツをのせて装飾しているティラミスもあるなど、作り手次第でたくさんのアレンジができるという点もティラミスの特徴です。

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イタリア発祥のスイーツ

ティラミスはイタリア発祥のスイーツなのですが、イタリアの具体的にどこという詳細な場所はわかっていません。そもそもティラミスというのは20世紀の後半ごろに出来たとても新しいスイーツなのです。イタリアの各所でティラミスが発祥と謳っているところがありますが、その中でもヴェネツィアかトレイヴィーゾが発祥ではないかと言われています。

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ティラミスは妊娠食べても良いの?

ティラミスが大好きな女性は多いと思います。しかし女性の中でも、妊娠中となると食べる食品がお腹の中の赤ちゃんにも影響があるものもあり、一つ一つの食品にとても気を付けますよね。

加熱工程がないティラミスは、食べたいけれど体に影響が出ないかどうかとても不安になるという声も聞こえます。

実はティラミスは妊娠中にはなるべく食べない方が良い食品として知られています。ではなぜ妊娠中にティラミスが食べない方が良いと言われているかについて解説していきたいと思います。

ティラミスで食中毒に?

2006年7月、大阪で発生したサルモネラ菌による食中毒事件が発生しました。 事件内容は「調理されたティラミス生地を使用して製造された洋菓子を喫食した279名中80名に下痢・発熱・腹痛などの症状が認められた」とのことで、この大規模な食中毒事故の発生原因と症状は、「殺菌液卵と思い込んで未殺菌液卵を使用した」ことが理由だったことが分かっています。

ショートケーキなどと違い、ティラミスは製造工程で加熱を行わないで作る生菓子です。また、原材料に卵やチーズなどの乳製品を多く使用します。

汚染された卵に付着していることの多いサルモネラ菌は、熱に弱い特性を持っているため通常の焼き菓子であれば焼成の段階で死滅させることが可能ですがティラミスの様な加熱する工程がないスイーツの場合は十分に注意が必要ということが分かりましたね。

しかし、卵を加熱せずに使用するティラミスにおいては、付着していたサルモネラ菌を加熱により死滅させることができないため、喫食により食中毒が発生してしまったものと思われます。

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妊娠中は免疫機能が落ちていることを知ろう

妊娠中というのはホルモンバランスの崩れなどから、妊娠していない状態の時に比べると大きく低下していると言われています。健常な成人に比べ1000倍も食中毒になりやすいという研究結果もあります。

また食中毒になって軽い症状がでるだけなら問題ありませんが、妊娠中の場合はおなかの中の赤ちゃんにも影響が出る場合がありますので食中毒のリスクがある食べ物は食べない方が良いとされています。

先ほどの事件の例ではサルモネラ菌による食中毒でしたが、妊娠中に気をつけるべき食中毒菌は他にもリステリア菌などがあります。

加熱していないチーズは食べてはいけない

妊娠中によく注意されるのは未加熱の食品は食べてはいけないということです。基本的に食中毒を起こす細菌というのは、熱を加えることで割と簡単に殺菌することができます特に加熱してないナチュラルチーズで、海外産のものは製造工程で未殺菌であるものがありリステリア菌が潜んでいるものが稀にあります。

日本のチーズであれば製造工程の中に必ず殺菌工程があり、この工程がないと販売してはいけないという厳しい決まりがあるので、日本のチーズは加熱していないナチュラルチーズでも食べることができます。

ティラミスに使われるマスカルポーネチーズもナチュラルチーズの種類です。そのマスカルポーネチーズがどこから輸入されて、殺菌工程があったかどうかを確認できないものに関しては口にしない方が良いでしょう。 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ティラミスは複数の層に分かれているイタリアのスイーツ
  • 加熱する工程がないので妊娠中には避けた方が良いといわれている
  • 以前ティラミスで食中毒を引き起こしたという事件がある
  • 妊娠中は健常な成人に比べて1000倍も食中毒症状が出やすい
  • 加熱工程がないティラミスは妊娠中は避けた方が良い
  • もしティラミスを妊娠中に食べたいなら殺菌工程がある食材を使っていると分かるものだけにしよう 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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