季節になると出回る秋スイーツ。栗は秋スイーツには欠かせないものですよね。
そこで今回は
- むき栗と甘栗の違いは?
- どちらの方が栄養がある?
- 天津甘栗ってなに?
について紹介していきます。
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むき栗と甘栗の違いは?
むき栗とは
むき栗とはまさに栗を生の状態でむいたものです。外側の固い皮を鬼皮と言い、その鬼皮と中の薄い茶色い渋皮をとったものをむき栗と言います。
固い鬼皮がある栗はむき方にコツがあります。まず、栗は水に一晩つけて皮をやわらかくしておきます。栗のおしりの部分を包丁で落としてしまいます。
カットした切り口から手で鬼皮を全てむき、渋皮はナイフできれいにむ具ことができます。
むいた栗はすぐに水につけてアクをとってくださいね。むき栗はそのまま栗ごはんや栗の甘露煮などに使えますよ。
鬼皮を手でむくなんてできるのか心配になるかもしれませんが、このやり方だと手でもむくことができます。ぜひチャレンジしてみてください。
たくさん手に入ってしまった場合にはむき栗にしてから冷凍すると長期保存が可能です。
甘栗とは
甘栗とは一般的に、栗を甘くしたおやつのように食べられている栗の加工品です。
作り方は熱した砂利を入れた釜の中に、栗を入れて攪拌しながらゆっくりと加熱して蒸し焼きにします。
その後、加熱しながら水あめや砂糖で甘さと香りやつやを付けて炒りあげたものです。中国の人が東京で明治時代に販売したのが始まりと言われています。
また、平安時代にまつりごとの宴の際に天皇から賜る栗のかちぐりのこともさします。
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どちらの方が栄養がある?
栗そのものに含まれる栄養成分は、タンパク質・脂質・炭水化物・カリウム・ビタミン・食物繊維・タンニンなどが含まれています。
さまざまな種類の栄養素が豊富に含まれています。
むき栗と甘栗では同じ栗なので、栄養成分はほとんど代わりありません。
カロリー
栗のカロリーは1個あたり27キロカロリーです。一つ15gほどなので、5〜6個食べると、白米で軽く1杯になります。
決してヘルシーとは言い難いので、食べすぎには注意しましょう。美味しく季節限定のものなのでついつい食べたくなってしまいますが気をつけてください。
栗はナッツ類になります。ナッツ類はダイエットなどで勧められることが多いので、カロリーが低いのではないかと勘違いしてしまいがちですが、実は脂質も含まれており、カロリーも高めです。
ダイエットで勧められるのは、お菓子を食べるよりヘルシーという置き換えの場合です。お菓子やスナックの代わりに、満足感のある甘栗を食べるのはいいですね。
栗ごはんにする時には、栗の分だけごはんを減らして食べてくださいね。
むき栗と甘栗だと、甘栗には栗にさらに砂糖が含まれていますので、むき栗の方がカロリーは低いです。
食物繊維
栗は食物繊維を豊富に含んでいます。特に、水に溶けずに消化吸収されない不溶性食物繊維を含んでいます。腸内環境を整え、老廃物を排出し便秘の解消に効果があります。
カリウム
栗はカリウムも豊富に含まれています。カリウムは水分や余計な老廃物を排出してくれ、むくみに効果があります。
また、カリウムは余分な塩分を体外に排出してくれるので、血圧にも作用し、高血圧の症状にも影響してくれます。
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天津甘栗ってなに?
特徴
天津甘栗の天津は中国の南部に位置する雲南地方の天津市の名前からきています。
雲南地方を中心とした地域でとれる中国原産の中国栗が輸出され甘栗になったものを「天津甘栗」と呼んでいます。
中国栗は小粒で渋皮が取りやすく食べやすいので多く広がりましたが、日本ではクリタマバチというハチの被害があるため栽培が難しいと言われています。
普通の栗との違いは?
中国栗は甘味が強く、小粒で渋皮が離れやすいのでむきやすく、ぎゅっと締まった身が特徴です。
締まった身が少し固いので、天津甘栗や焼き栗にはむいていますが、栗ごはんや甘露煮、スイーツの飾りなどの和栗でよくある使い方にはむいていません。
和栗は大粒で優しいほのかな甘さとほろほろっとした食感があります。どちらも食べ比べてお好きなタイプを見つけてくださいね。
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まとめ
「むき栗と甘栗、天津甘栗の違い」などについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- 甘栗は炒りながら砂糖で甘味をつけたもの、むき栗は栗の鬼皮と渋皮をむいたもの
- 天津甘栗に使われる中国栗は小粒で甘味が強く、ぎゅっと締まった身質
- 栗には意外とカロリーがあり、そのほかに食物繊維、カリウムやビタミンなどの栄養成分も豊富
秋になるとたくさん出回る期間限定の栗。甘栗も栗ごはんも食べすぎに注意しながらたくさん楽しみたいですね。
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