中華料理に用いられる調味料の“甜麺醤(テンメンジャン)”は、他の調味料に比べて使う頻度が少ないため、常備していない家庭も多いのではないでしょうか?そんな時に甜麺醤が必要になった!でもない!という時は、他の調味料で代用することができます。今回は、
- 甜麺醤ってどんな調味料
- コチュジャンとの違い
- 甜麺醤の代用になる調味料4選
これらのテーマについて紹介いたします。
スポンサードリンク
|
|
甜麺醤とは?
“甜麺醤(てんめんじゃん)”は、中華調味料のことをいいます。中国の四川省発祥で、別名「中華甘みそ」や「麺醤」とも呼ばれています。味はまろやかな甘みがあり、辛味はほとんどありません。
甜麺醤とは、甘く(甜)小麦粉(麺)から作った味噌(醤)の意味で、小麦粉と塩、特殊な麹を混ぜ醸造した黒または赤褐色の味噌です。
日本で作られる甜麺醤は八丁味噌に糖類・胡麻油を加えて作られることが多いです。用途としては、料理の隠し味や薬味、回鍋肉、北京ダック、ジャージャー麺、麻婆豆腐、春餅、炒め物などに用いられます。
スポンサードリンク
テンメンジャンとコチュジャンの違いは?
代表的な中華調味料に『コチュジャン』がありますが、甜麺醤との大きな違いはコチュジャンには辛味があることです。甜麺醤は甘みのある味が特徴ですが、コチュジャンは原料に唐辛子が入っています。
また、米やもち米を麹で糖化させたものに唐辛子を加えてつくられており、小麦粉をベースとする甜麺醤とは製法も異なります。
甜麺醤の代用になる調味料
「料理に甜麺醤を使おうとしたけれどない!」そんな時は、他の調味料で代用してみましょう。家庭にありそうな甜麺醤の代わり調味料をいくつかご紹介します。
コチュジャン
先ほど紹介したコチュジャンには、甜麺醤とは違い辛味があるので、料理に辛さが出てもOKな場合は代用可能です。辛味だけでなく料理に辛味が出るのでオススメですよ。少量でもしっかり辛くなるので、味をみながら調整してください。ちなみに、『豆板醤(トウバンジャン)』も辛味があるので味のテイストは甜麺醤と異なります。
八丁味噌
甜麺醤の代用調味料として重宝するのが、日本の八丁味噌です。八丁味噌とは、辛口の赤味噌に分類される味噌の種類で、これに醤油や砂糖を加えることで甜麺醤のような味わいになります。
オイスターソース
少々テイストは異なりますが、オイスターソースなら他の調味料と混ぜ合わせることなく、そのまま使えるので便利です。オイスターソースは牡蠣の煮汁から作られた中華の調味料なので、中華料理によく合いますよ。
スポンサードリンク
手作り甜麺醤
他の調味料で代用できそうにない時は、甜麺醤を手作りしてみるのもオススメです。必要な材料は、味噌・砂糖・醤油・ごま油で、完全コピーとまではいきませんが似た味や風味を出すことができます。
- 味噌……大さじ1
- 砂糖……小さじ1/2
- 醤油……小さじ1/2
- ごま油…数滴
これらの材料をよく混ぜ合わせるだけなので簡単です◎ 普段家庭ある代表的な調味料で作れるのが魅力です。使う砂糖の種類によっても仕上がりの味が異なるので、好みの砂糖で是非お試しください。
まとめ
この記事をまとめると
- 甜麺醤は、辛味がなくほのかな甘さが特徴の調味料!
- 甜麺醤の代用には、八丁味噌が一番オススメ
- 豆板醤・コチュジャンには辛味があるので似た味ではない
甜麺醤は料理の味に深みを出してくれる中華調味料で、ない時には味噌をベースし醤油や砂糖を加えることで味を似せることができます。甜麺醤を切らしていて困った時は、是非試してみてくださいね。
スポンサードリンク