北海道や瀬戸内海での漁獲量が多い「太刀魚」。お刺身として食べたり、焼いたり煮たりして加熱して食べたりと、色々な調理方法で召し上がれます。フワフワとして柔らかい実が特徴的な魚ですが、皮は食べても大丈夫なのでしょうか。
そこで今回は、
- 太刀魚の皮は食べれる？
- 太刀魚の皮は剥く事はできる？
- 寄生虫は大丈夫？
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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太刀魚の皮は食べれる？
太刀魚の皮はまぶしいほどの銀色が特徴的です。一見食べても大丈夫なのか？とも思いますが、実際はどうなのでしょうか。
皮は食べれる
結論から申し上げますと、太刀魚の皮は食用可能です。太刀魚の皮はとても柔らかくデリケートなので、指で少し触れるだけでも皮がはがれてしまうほどです。とても柔らかいですから、特に問題なく食べることができます。
硬いけど大丈夫？
まだ太刀魚を食べたことがない方は、「太刀魚って名前が名前だけに、皮もすごく硬いのでは？」と思う方も多いですよね。ですが先ほども紹介した通り、実際は皮がとても柔らかいのです。消化不良などを起こす心配もありませんから、特に問題なく食べることが可能です。
毒性は？
太刀魚の皮は輝かしいほどの銀色が特徴的ですよね。実はこの銀色は「グアニン」と呼ばれる成分からみられる色で、爪に塗る「マニキュア」にも含まれている成分と言われています。
一部では食べ過ぎると中毒症状を引き起こすという情報もありますが、どこからも根拠のある情報が出ていないため問題はないと思われます。このグアニンは、サンマや鮭などの銀色の皮にも同様に含まれており、日常的に食べても特に問題はありません。
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太刀魚の皮は剥く事はできる？
太刀魚の皮はとてもデリケートで柔らかいと紹介しましたが、皮をはがすことは可能なのでしょうか？詳しい方法や手順について解説していきます。
皮のはぎ方
皮が固くて食べにくい魚の場合は「皮引き」と呼ばれる処理を行う必要がありますが、太刀魚の場合は皮が薄いため皮引きを必要としないとされています。皮をはがそうとすると身がボロボロになってしまい、綺麗な切り身にならなくなってしまうようです。
皮に切れ目をいれてもOK
それでもどうしても皮を取り除きたいという方は、皮を取り除くことは諦め、皮を食べやすいように工夫する必要があるでしょう。太刀魚の皮に出来るだけ狭く切り込みを入れることで、歯切れのよい食べやすいお刺身になります。
切り込みが細かいほどより食べやすくなるようなので、皮が気になるという方は一生懸命切り込みを入れましょう。
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寄生虫は大丈夫？
魚介類と言えば、アニサキスによる食中毒に注意が必要ですよね。太刀魚にもアニサキスが付着していることはあるのでしょうか？詳しく見ていきましょう。
アニサキス
アニサキスとは、魚介類に寄生する寄生虫の一種で、白い細長い繊維のような見た目をしています。アニサキスは太刀魚にも寄生していることがあるため、生のままお刺身などで召し上がる場合は注意が必要です。
一般的にアニサキスは魚の内臓に寄生しているのですが、高温が苦手なため漁獲されてから時間が経つと身の方へ移動します。そのためお刺身などで召し上がる際は注意が必要です。
アニサキスは加熱と冷凍に弱いため、焼き魚や煮魚にして調理する場合は安心して食べられると言えるでしょう。不安な方は加熱調理手から召し上がるか、一度冷凍保存してから調理するといった方法がおススメです。
症状
アニサキスの症状は非常につらく、みぞおちあたりに激痛を感じると言われています。想像すると恐ろしいのですが、アニサキスは人の胃壁に食らいつくため、腹部に激痛を感じるそうなのです。一度経験するとトラウマになるほど痛いと言われています。
アニサキスによる食中毒の場合、症状を引き起こすまで数時間から半日程度かかると言われています。アニサキスは人の胃液で死滅するため、通常は数日のうちにアニサキスはいなくなりますが、噛みつかれたことによるアレルギー症状がとても辛いのです。
アニサキスが死滅してからもみぞおちに強い痛みを感じるため、急性胃炎などを合併することも多く、急性胃炎の治療も行う必要が出てきます。
まとめ
今回は、太刀魚の皮は食べることが可能なのか、皮に毒性は無いのか、食中毒の危険性はないのかといったことについて解説していきました。
この記事をまとめると
- 太刀魚の皮は一見過多そうに見えるが実はとても薄く、皮をはがなくても美味しく食べることが可能。
- 皮が気になる場合は剝がすのではなく、皮に細かく切り込みを入れて食べやすくすることがポイント。
- 太刀魚の皮を剝いでしまうと、身がボロボロになってしまうためそのまま食べる。
- 太刀魚はアニサキスが寄生していることがあるため、お刺身で食べる場合は注意が必要。
いかがでしたか？サケやタラ、サンマやさばに比べると知名度は劣る太刀魚ですが、食べてみると身がフワフワとしていてとても美味しいです。もしスーパーのお魚コーナーなどで見かけた際は、試しに食べてみてくださいね。
太刀魚の皮に含まれる成分の毒性や、食中毒の危険性などについて少しでも知識が深まれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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