皆さんは茄子をよく料理に使うと思いますが、時々ものすごい種だらけの茄子を見つけたことはありませんか?腐っているわけではなさそうではあるものの種が黒く変色しているものがほとんどですので、なんだか食べるのが怖いという人も多いみたいです。
ではそんな種だらけになっているナスは食べることが出来るのでしょうか。
今回の記事では、
- 種だらけの茄子は食べられる?
- どうして種が目立ってしまうの?
- 鮮度が落ちたナスを美味しく食べる方法は?
- 保存方法は?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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切ってみたら種だらけだった茄子は食べられる?
食べられるのかどうなのか心配になる人も多いのですが、結論から言うと種だらけのナスでも問題なく食べることができます。ただし食べることは出来ますが、種だらけになっているという状態はすでに鮮度が落ちている証拠でもありますので早めにいただくようにしましょう。
どうして種が出てきてしまうの?
茄子のような水分がとても多い野菜は傷むのが早い野菜です。ナスはそもそもインドの東側の原産のとても暖かいところ出身の野菜ですので、寒さや乾燥に弱い傾向にあり冷蔵庫の中で低温障害を引き起こしてしまうことがあります。
低温障害が引き起こされると茄子はどんどん鮮度が落ちてしまい白かった種が黒く目立ってしまい、種が多くなっているように感じてしまうというわけです。
ナスはもともと種だらけの野菜だった!
ナスはもともと種から実がなる野菜なので、ナスの中に実と種が出来ます。他の例をあげるならば同じナス科のトマトみたいなものです。トマトは実と種が中にできますよね。ナスも最初は全て同じ白の実と種なので種だらけなのです。
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ナスの種はとることが出来るの?
見た目や食感が悪くなってしまった黒い種のナスは、口にするとどうしてもつぶつぶとした種が口内に残ってしまい美味しく感じられなくなることがほとんどです。
このように黒くなってしまった種はゴーヤの種とりのようにスプーンで種をこそげとることができますので、気になる方は茄子の種を取った方が良いでしょう。
ちなみに漬物にする時は種は取った方が美味しく出来上がると言われていますので、ナスの漬物を作りたい場合はスプーンでタネをこそげとってから漬物にするようにしましょうね!
逆にナスの種があっても色の濃い料理(例えばトマトソースや煮物など)に入れる場合は、種が全く気にならなくなりますので面倒な種取りをする必要はありません。
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腐った茄子やギリギリ食べられる状態のナスの見分け方
ここまでは低温障害などで鮮度が落ちてしまって種が黒くなってしまったナスはどのような状態になるのかについて紹介してきました。では次は腐ったナスとはどんな特徴なのでしょうか?いくつかの状態を見ていきましょう!
中身がスカスカのナス
中身がスカスカのナスは、かなりの時間が経って水分が抜けきっている状態です。カビが生えたり異臭がしていなければ食べることはできますが、水分が抜けてしまっているので美味しさはないかもしれません。
種が赤いナス
種が黒や茶色いナスについて解説してきましたが、種は赤くなることもあります。これも水分が抜けたことや低温障害によるもので、腐っているわけではありません。水分が抜けた場合は鮮度が落ちている証拠なので、できるだけ早く消費しましょう。
ぶよぶよのナス
ナスは水分が抜けることでぶよぶよした感触になります。味や風味・鮮度は落ちてしまっているので、美味しくありません。
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ナスは正しく保存しよう!
ナスは水分が飛びやすい野菜なので、あまり温度の低いところでもすぐに水分が飛んでシオシオになってしまうのです。そこでオススメなのが10℃前後と水分の蒸発を防ぐ密閉です。それでは冷蔵、冷凍、常温、干した際の保存方法と保存期間をまとめました。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 4〜5日
- 冷蔵: 約10日
- 冷凍: 約1ヶ月
常温保存
ナスは夏が旬の野菜ですので、夏場に買ってきたナスをそのまま常温で放置してしまうと暑さで早くダメになってしまいます。そのため冷蔵庫で保管するのが理想ですが、常温でも保存はできます。なすを新聞紙にくるんで冷暗所で保管します。
冷蔵保存
冷蔵保存では10日ほど日持ちが可能です。
冷凍保存
冷凍保存では約1ヶ月日持ちします。米ナスを調理の時に使いやすい大きさと形にカットし、冷凍用の保存袋に入れ冷凍庫に保管します。ちなみに調理する際は凍ったまま加熱調理をすることができます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ナスは種が目立ってきているものでも食べることはできる
- 種が目立ってきているということは鮮度が落ちている証拠でもある
- 鮮度が落ちてきているため早めに消費したい
- 種が目立つ場合は、漬物などそのままで食べる料理は向かない
- 色の濃い煮物やトマトソースなどで作る料理に使おう!
- 茄子はそもそも日持ちが短い食材なので扱いに注意しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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