タン塩は生食できる?体への影響は?下処理の方法、食べ方は?

焼肉で人気の定番にも入る「タン塩」は美味しくてヘルシーなため、好きな人も多いはず。そんなタン塩は生食できる?体への影響は?下処理の方法、食べ方は?

そこで今回は、

  • タン塩とは?
  • タン塩は生食できる?
  • 美味しい食べ方について

これらのテーマについて調べていきます。

タン塩の美味しい食べ方も調べたので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

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タン塩とは?

そもそもタン塩とは牛のどこの部分かご存知でしょうか?まずそこから見ていきましょう。

タン塩とは?

タン塩で使われているのは牛の舌の中でも、真ん中から先端部分になります。そのため肉質はやや硬めで弾力があります。その肉質からカット方法も変わるため、タン塩は基本的に5mm以下に薄くカットされている場合が多いです。

逆に厚くカットされたものは牛タンと呼ばれ、部位も牛の舌の中でも真ん中よりやや根元に近いところを使っています。タン塩と牛タンは部位に違いがあるんですね!

タン塩の下処理は?

タン塩を切ってそのまま作ろうとした場合、牛独特の臭みが出てしまう可能性があります。臭みを消すために下処理をして美味しく食べましょう。簡単な下処理の方法は以下の通りです。

  1. 血抜きをするために軽く水洗いする
  2. 1時間程度ボウルに牛タンが浸る程度の水を入れて付けておく
  3. 側面にある筋の部分を取り除く
  4. タンの柔らかい部分だけに削ぎ落としていく
  5. 真ん中から舌先の部分を薄くスライスする

1時間程度水につけておく時は、すぐに水が赤くなるのでより透明に近くなるように、時々様子を見ながら取り替えてください。こうすることで血の独特の臭みが消えるので、よりおいしくなります。

タン塩の味付け

タン塩は、焼肉屋さんやスーパーなどでみたときにすでに味付け済みの商品になります。基本的な味付けには以下の材料が使われています。

  • 長ネギ
  • 塩こしょう
  • ごま油
  • ニンニク
  • レモン

味付けは切った後に長時間漬け込むことはせず済むので、短時間で手軽にできます。

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タン塩は生食できる?

タン塩の味付けまでお伝えしましたが、それを生で食べることはできるのでしょうか?

タン塩は生食できる?できない?

タン塩は生食できない商品です。火を通してから食べるようにしてください。焼きすぎると硬くなってしまうので注意して焼くようにしましょう。ただしお惣菜コーナーで見かけるタン塩レモンなどの商品名で売られているものは、加熱加工品と書かれているものがあります。この場合そのまま食べることが可能なので、しっかり表記を確認してから食べるように心がけてください。

生で食べた場合の影響は?

タン塩を生で食べてしまうと、細菌や寄生虫が肉に付着していたために食中毒になる可能性があります。これは季節関係なく1年を通して発生します。夏場に多いのはO157などの腸管出血性大腸菌の細菌による食中毒で、この菌は高温多湿の場所で繁殖が盛んになります。逆に冬場はノロウィルスなどのウイルスによる食中毒が発生するのでどちらも注意が必要です。免疫力が低い小さな子どもやお年寄り、妊婦の方などがタン塩を食べる場合は十分に焼いてから食べるように注意してください。

対処法は?

間違ってタン塩を生で食べてしまった際、食中毒になった場合の対処方法を以下にまとめました。

  • 安静に過ごす
  • 水分をたくさん取る
  • 消化の良いものを食べる
  • 横向きで寝る

食中毒になってしまった場合は、無理に動かずに安静にすることが大事です。横になる際は、仰向けだと吐いたものを喉に詰まらせる場合があるので特に子どもやお年寄りなどは横向きで寝てもらうようにしましょう。それでも治らない場合や症状がどんどん悪化する場合は、なるべく早く医療機関を受診してしっかりと状況を説明してください

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美味しいタン塩の食べ方は?

タン塩をなるべくおいしく食べたい!そんな時のおいしい食べ方をまとめました。

常温に戻してから焼く

タン塩を焼く時は、調理する20〜30分前に常温に戻すようにしましょう。常温に戻すことで焼くときの火を通す時間が短くて済みます。火が通りやすいと旨みが逃げずに済むのでよりジューシーなタン塩が楽しめるはずです。

焼くときに牛脂をひく

タン塩を焼くときは牛脂をひいて焼くのがおすすめです。タン塩は薄くスライスしてあり、脂も少なめです。焼くときは油を多めに引かないとフライパンにくっついてしまう事があります。普通のサラダ油をひくよりも、牛脂のほうが旨味成分が溶け出すのでよりおいしく味わえます。

味付けはレモンかネギ塩だれ

タン塩の味付けはレモンかネギ塩だれがおすすめです。タン塩は脂が少なく割と淡白な味になっています。そのため焼肉のタレのようなパンチの効いた濃い味よりは、あっさり肉の味を楽しめるレモンやネギ塩だれがぴったりです。焼き終わった後に絡めて食べるか、先に味をつけておくのも深い旨味が出るのでいいでしょう。

まとめ

今回は「タン塩は生食できる?体への影響は?下処理の方法、食べ方は?」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • タン塩は牛の舌の真ん中から先端の部位を薄くスライスしたものである
  • タン塩は生で食べると食中毒を起こす危険がある
  • タン塩レモンなど加工された惣菜は生で食べることができるので表記をしっかり確認する
  • 食中毒になった場合、安静にしても良くならなかった際はすぐに医療機関を受診する
  • 美味しくタン塩を食べるポイントは温度と油と味付けである

タン塩について新しい発見がたくさんありましたね!しっかり焼いて、美味しく食べるようにしましょう。