焼肉の中でも特に人気のタンは、薄めのものから厚切りまでありますが、レアや生焼けでも食べることはできるのでしょうか?「牛肉=生でも食べられるお肉」ではありますが、タンも生食できるのでしょうか?今回は、
- タンは生・レアでも食べられる?
- 食中毒の危険性・症状は?
- 妊娠中(妊婦)でも食べられる?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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塩タンは生・レアでも食べられる?
牛肉は生で食べられるお肉ではありますが、タンをレア状態や生焼けで食べると下痢や腹痛になることがあります。
その原因菌にはいくつか種類があり、黄色ブドウ球菌・トキソプラズマ菌・サルモネラ菌などです。普段から胃腸が弱い方は、生焼け・レアのタンは食べずによく焼きにするようにしましょう。
中でも『黄色ブドウ球菌』は、牛・豚・鶏どのお肉にも起こり得る食中毒で、その割合は牛が13%・豚8%・鶏36%となっています。
黄色ブドウ球菌はエンテロトキシンという毒成分を生成する働きがあり、それによって激しい嘔吐・腹痛・下痢などの急性胃腸炎を発症します。
食中毒になりやすい人
同じものを食べても、全員が全員食中毒を起こすわけではありません。“腐ったものを食べても平気な人”がいるのは、 健康状態や体内に取り込んでしまった食中毒菌の量に差がある ためです。
健康状態の良い人とは、胃酸の分泌が十分で胃の中で食中毒菌を殺菌できたり、腸内にいる乳酸菌など体に良い菌類によって食中毒菌が繁殖しにくい環境にある人のことを言います。
- 免疫力が低下している
- 胃酸の分泌が少ない
- 腸内環境が良くない
- 子ども・お年寄り・妊婦など免疫力が低い人
食中毒になりやすい人には、免疫力が通常の大人よりも低い子どもやお年寄り、そして妊娠中の方も含まれます。
また、妊婦さんは妊娠前に比べ免疫力が下がっているため、お刺身やお寿司といった食中毒リスクが高いものは控えた方が良いとされているのです。
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生焼けに注意したいお肉料理
タンは生焼けに注意したい料理ですが、牛肉を使った料理でおなかを壊しやすいものには、このようなものがあります。
- ローストビーフ
- ステーキ
- レバー
これらの料理はレア状態で食べるのが美味しいものですが、胃腸が弱い方や免疫力が落ちている方は、しっかり加熱してから食べるようにしましょう。
牛タンによる食中毒症状
生焼けやレアの牛タンを食べた場合に起こる、食中毒症状や潜伏期間について確認してみましょう。
食中毒症状
食中毒症状には下痢や腹痛といった消化器系のトラブルをはじめ、嘔吐・吐き気なども現れます。これ以外にも、発熱や悪寒・悪心・頭痛を起こすこともあります。
- 下痢
- 腹痛
- 嘔吐
- 吐き気
- 発熱
- 悪寒・悪心
- 頭痛
症状は何時間後?
これらの食中毒症状が現れるまでの潜伏期間は、食後8〜24時間ほどです。体質や食べた量によっても潜伏期間は異なります。
牛タンで下痢・腹痛になった時の応急処置
万が一腐ったものを食べて食中毒症状が出た時の応急処置には、このような対処法があります。
- 水分補給する
- 下痢止めは飲まない
- 医療期間を受診する
水分補給
下痢や嘔吐などの食中毒症状が出た場合は体内の水分が急激に減るため、水などで水分を補給しましょう。水分を取らずに食中毒症状が続くと、脱水症状になる可能性があります。
下痢止めは飲まない
下痢を止める薬はありますが、下痢や嘔吐は体内に侵入した菌を排出するための症状です。薬で下痢を無理に止めてしまうと、菌が排出されず長引いてしまいます。
医療期間を受診する
症状は一定の期間が経つと自然治癒しますが、なかなか改善しない場合は医療期間を受診しましょう。中には、抗生物質や整腸剤が必要なケースもあります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 牛タンは生焼け・レアだと下痢や腹痛を起こすことがある
- 胃腸が弱い方・子供・妊娠中の方は要注意!妊婦さんは免疫力が低下しているので症状が出やすい
牛タンは中心部をレアで食べるのが美味しいですが、体質によってはおなかを壊すことがあるので注意してください。中には食べても全く症状が出ず、大丈夫な方もいるので、体質や体調とよく相談しましょう。
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