玉ねぎの茎がどの部分のことかご存知ですか?玉ねぎの茎はカットしないと見えません。玉ねぎを縦半分にカットして、根っこの上に白くて固い部分があります。葉と根の間にあるこの固い部分が玉ねぎの茎です。今回は、玉ねぎの茎について
- 玉ねぎの茎は食べられる?
- 玉ねぎの茎の栄養素は?
- 玉ねぎの芯は毒があるの?
- 玉ねぎの茎の食べ方は?
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目次
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玉ねぎの茎は食べられる?
実は私たちが普段食べているのは、玉ねぎの「葉」の部分です。 葉鞘(ようしょう)と呼ばれる部分が成長して厚みを増し、重なり合って球体のように育ちます。それが私たちの食べている玉ねぎなのです。
根も茎もすべて食べられる
玉ねぎの茎は固いので切り取ってしまうという人は多いようです。好みがあるので、食感が嫌だという人は切り取ってもいいでしょう。しかし茎も食べることができるので、切って捨ててしまうのがもったいないと感じる人は食べて下さい。
また、玉ねぎの根も食べられます。水洗いして天ぷらにするのがおすすめです。
茎は少し固く癖が強い
茎の部分は少し固くて食べにくいので、苦手な人はV字に切れ込みを入れて取り除くといいです。ただし、葉全部をつなぎとめている中心の部分でもあるので、取り除いてしまうと葉がバラけてしまいます。切るときに形が崩れて切りにくくなることもあるので気を付けましょう。
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玉ねぎの茎の栄養素
一般的に食べる「葉」と変わらない
玉ねぎは葉でも茎でも、栄養成分は変わりません。水分が約90%の玉ネギに栄養成分はそれほど多く含まれていませんが、栄養の吸収を助ける、血流を良くする、脳梗塞や心筋梗塞といった生活習慣病を予防する効果が期待されています。
「皮」も実は万能薬
玉ねぎの茶色い皮には「ケルセチン」というポリフェノールの一種が豊富に含まれています。毛細血管が丈夫になり血液をサラサラにし、善玉コレステロールを増やして悪玉コレストロールを減少させるといった効果があると考えられています。
捨てるなんてもったいない!ぜひ「玉ねぎの皮茶」や粉末にしてお味噌汁お料理に使ったりと、様々な方法で取り入れてください。
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玉ねぎの芯は毒があるのか
人によって玉ねぎの芯がどこを指すのかちがうと思いますので、芯がどこなのかをを再度確認しましょう。
玉ねぎのなかでも、何気なくふだん口にしている部分は「葉」で、根元にあるのが「茎」。茎から頭の部分にかけての葉の中心部分を「芯」と呼んでいます。
毒は全くない
玉ねぎの芯や茎を取り除いている人に意外と多いのが「芯や茎には毒がある?」という考えです。それは勘違いで、玉ねぎの芽や茎、芯に毒はありません。
芽に毒が含まれるのは「じゃがいも」です。「ソラニン」という天然の毒素が含まれており、表面のくぼみから芽が伸びるのできちんと取り除く必要があります。
玉ねぎの芯は食べても問題ありません。体に悪影響があるどころか、むしろ栄養素が多く含まれる部分ですので、しっかり食べましょう。
芽から味・栄養が落ちることも
購入してしばらく放置した玉ねぎからネギのような芽が出はじめたときは、芯の部分も取り除く必要があります。芽が出るほど放置していると、芯の部分が茶色く変色して腐っている可能性が高いからです。
芽の部分を取り除けば問題なく食べられますが、栄養素がどんどん芽に流れ、味も劣化してしまうので、できるだけ早めに使い切るよう心がけましょう。
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玉ねぎの茎の食べ方
玉ねぎの茎を食べる場合、気を付けること、調理方法などはあるのでしょうか。
よく煮込んでカレーに入れる
玉ねぎの茎だけを調理することはあまりないと思いますが、カレーなど煮込み料理を作る場合、茎の固い食感が嫌だという方は煮込んでから食べるのがおすすめです。
煮ると固い部分の茎であっても柔らかくすることができます。また、煮ることで味も染み込むのでおいしくなります。
炒め物にも最適
玉ねぎの茎の部分を炒め物などに使う場合は細かくみじん切りにするといいでしょう。細かく切ることで、固い食感をごまかすことができます。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 玉ねぎの根も茎も食べることができる
- 玉ねぎの葉も茎も栄養成分は変わらない
- 玉ねぎの芯は毒はない。芽に毒が含まれるのは「じゃがいも」
- 玉ねぎの茎は固いため、よく煮込んだりみじん切りにして炒めるのがおすすめ
玉ねぎには消化吸収を助け、抗酸化作用があると言われています。葉だけでなく茎も芯も根も食べられますので、玉ねぎの栄養を存分に摂り入れてくださいね。
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