辛い玉ねぎは体に悪い?下痢・腹痛に?生食の効果・辛味を取る方法

サラダで生の玉ねぎを食べた際に、辛味を感じることがありませんか?

収穫の季節や品種によっても異なりますが、辛味のある玉ねぎでも、ひと工夫することで辛味を取り除くことができます。

炒め物や煮物など、幅広い料理に使える玉ねぎですが、生食で食べた場合の玉ねぎの健康効果について気になるところですよね。

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そこで今回は、

 

  • 辛い玉ねぎは体に悪いって本当?
  • 玉ねぎを生で食べる効果
  • 辛い玉ねぎの辛味を抜く方法

これらのテーマについて紹介いたします。

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辛い玉ねぎは体に悪いって本当?



玉ねぎの辛味の原因は、「硫化アリル」という成分です。硫化アリルはニンニクやにらなどの野菜にも含まれている成分で、匂いや辛味の原因になります。

腹痛・下痢の原因に

生の玉ねぎを大量に摂取した場合、腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。

玉ねぎには、「アリシン」という血液をサラサラにする働きのある成分が含まれているのですが、その成分を過剰摂取すると、腸の蠕動運動が活発になり、腹痛や下痢や引き起こす原因になります。

口臭・体臭の原因に

口臭の原因には、「外因的口臭、生理的口臭、病的口臭」の3種類があります。

玉ねぎやニンニク、ネギなどの強い匂いを持つ野菜を食べた場合、その後残る口臭が外因的口臭です。

玉ねぎには「酸化アリル」という硫黄酸化物が含まれていて、食べ過ぎることで口臭や体臭、オナラの匂いが臭くなる原因になります。

アレルギーの可能性

玉ねぎを大量摂取した場合の腹痛などの症状とは別に、食物アレルギーの可能性も考えられます。

玉ねぎアレルギーには「消化器症状、皮膚症状」の2種類があります。消化器症状には腹痛や下痢、吐き気などがあり、皮膚症状には痒みや蕁麻疹などの症状が現れます。

このような症状が出た場合には、病院でアレルギー検査を受けることをお勧めします。

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玉ねぎを生で食べる効果



玉ねぎには疲労回復や抗酸化作用の働きをするビタミンCや、ビタミンB6などの栄養が含まれています。

普段、加熱して玉ねぎを食べることが多いと思いますが、生で食べることで、より効果的に栄養を摂ることができるんです。

実際に玉ねぎを生で食べると、どのような効果・メリットがあるのでしょうか?

血液サラサラ

玉ねぎに含まれる「硫化アリル」には、血液凝固を防ぎ、血栓を予防する働きがあるため、血液をサラサラにする効果があります。

また、玉ねぎは繊維を断ち切るように細かくスライスすると、血液がサラサラになる「アリシン様物質」が増えることがわかっています。

高血圧予防・改善

玉ねぎに含まれている「ケセルチン」は、血液上昇を抑制し、高血圧の予防に効果的です。

この成分は加熱をしてもあまり減らず、油との相性も良いので、お肉や野菜などと合わせて摂るようにしましょう。

生活習慣病予防

「ケセルチン」は高血圧の予防に役立つだけではなく、コレステロール値を下げるなど、生活習慣病予防にも効果があります。

また玉ねぎには、血糖値を下げる働きのある「グルコキニン」という成分を含み、糖尿病予防も期待できます。

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辛い玉ねぎの辛味を抜く方法



玉ねぎの辛味を抜くためには「水につける、加熱する、塩もみする、空気にふれさせる」という4つの方法があります。

水にさらして辛味を抜く方法が一般的ではありますが、どの方法が効率的に辛味を取り除くことができるのでしょうか?

水につける

水でさらす際に少しだけお酢を加えて10分程度さらすと、シャキッとした食感を残したまま、辛味を取り除くことができます。

またただの水や酢水ではなく、熱湯でさらすのもお勧めです。

加熱する

次に電子レンジで加熱する方法です。耐熱容器にスライスした玉ねぎを入れラップをしたら、電子レンジで1〜2分程度チンしましょう。

水ですすいで、キッチンペーパーで水気をとったら完成です。

塩もみする

漬物をする際にも、野菜の水分を出すために塩揉みにすることがありますよね。

塩揉みをすることで水分が抜けるので、独特のシャキッとした食感は半減しますが、辛味を減らし食べやすくすることができます。

空気に触れさせる

意外と知られていませんが、空気に触れさせるだけでも、簡単に辛味を抜くことができます。玉ねぎをスライスし、平らなお皿に広げて15分〜1時間程度放置しましょう。

ポイントとしては、玉ねぎを繊維に沿ってなるべく薄くスライスすると、しっかりと辛味を取り除くことができます。栄養を損なうことなく辛味が取れるので、お勧めの方法ですよ。

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まとめ

「辛い玉ねぎは体に悪い?下痢・腹痛に?生食の効果・辛味を取る方法」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

この記事をまとめると

    • 玉ねぎの辛味の原因は「硫化アリル」という成分
  • 生の玉ねぎを大量摂取した場合、腹痛や下痢、口臭の原因になることがある
  • 玉ねぎを生で食べることで、「血液サラサラ、高血圧予防、生活習慣予防」を期待できる
  • 玉ねぎの辛味を取り除くためには「水につける、加熱する、塩もみする、空気にふれさせる」という方法がある

玉ねぎは消化吸収をスムーズにする働きや、血液凝固を防ぎ血液をサラサラにする働きのある野菜です。

辛味の成分となる硫化アリルは、水溶性で水にさらすことで辛味を取り除くことができますが、元々含まれている栄養素の一部も一緒に流れ出てしまいます。

水でさらす場合には、長時間さらさないように注意しましょう。



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