卵かけご飯は日本ではとてもポピュラーな朝食メニューの一つですよね。実は生卵を食べる文化がある国は少なく、食品衛生のレベルがとても高い日本ならではの食事とも言えます。
生卵をご飯にかけてお醤油を垂らすだけで食べられる卵かけご飯ですが、季節によってはあまりおススメできない場合もあります。気温が高くなる夏場は食中毒菌の繁殖なども活発になり、食品を生で食べる場合は注意が必要です。
夏場の卵かけご飯は衛生上問題はないのでしょうか?そこで今回は、
- 夏の生卵は気になる…
- 夏の卵の保存期間は?
- 細菌性食中毒に気を付けて食べる
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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夏の生卵は気になる…
最近は衛生管理の知識も各企業で徹底して指導しているため、多くの方々に正しい知識が浸透しつつありますよね。食品の鮮度を重要視される方も多くなりました。
となると、食品衛生上生卵を夏に食べるという行為は大丈夫なのか?と不安になりますよね。詳しく見ていきましょう。
サルモネラ菌
卵で食中毒と聞くと、一番に思いつくものは「サルモネラ菌による食中毒」ですよね。サルモネラ菌は熱に弱く、70℃ で1分加熱すると死滅すると言われていますが、卵かけご飯は加熱しないため注意が必要です。
しかし日本の流通過程では衛生管理が徹底されており、生産される卵のうちサルモネラ菌に感染している卵の割合は0.003~0.005%の割合と言われています。
更に出荷の段階で洗浄・殺菌されますから、市販の卵でサルモネラ菌に感染する確率は限りなく0に近いといえます。
冬と夏の保存期限は違う?
一般的な卵の賞味期限は、7~9月の夏場は産卵後16日以内、4~6月の春~初夏、10~11月の秋頃は産卵後25日以内、12~3月の冬場は産卵後57日以内と言われています。
しかし卵の賞味期限は不確定要素が多いため、多くの販売業者は「パック詰めをしてから2週間程度」を目安として表記している事が多いです。いずれにせよ夏場は細菌の繁殖が活発ですから、できる限り賞味期限内に食べきるようにしましょう。
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夏の卵の保存期間は?
卵の賞味期限や消費期限について詳しく解説していきます。季節によってかなり違いがあるため意識して管理するようにしましょう。
賞味期限
卵の賞味期限は、保存状態や産卵した時期によって異なります。一般的な卵の賞味期限は、7~9月の夏場は産卵後16日以内、4~6月の春~初夏、10~11月の秋頃は産卵後25日以内、12~3月の冬場は産卵後57日以内と言われています。
基本的には表示されている保存方法を守り、賞味期限内に食べ切ることがベストですが、万が一期限が切れてしまった場合は「夏場は期限が短い!」ということを念頭に置いておきましょう。
消費期限
消費期限は、「安全に食べることができる期限」であり、お刺身やお弁当、お惣菜など、短期間の間に品質が著しく悪化する食品に表示をされます。
卵は傷みやすい食品ではなく、産卵後2週間程度日持ちする食品のため、消費期限の表示、消費期限の表示義務などもありません。
ただし賞味期限は表記されていますから、その期限を過ぎている場合、食べる際は全て自己責任となります。あまり衛生管理の知識がない、自信がないという方は賞味期限内に食べるようにしましょう。
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細菌性食中毒に気を付けて食べる
生卵の食中毒と聞くとサルモネラ菌による食中毒を思い起こす方も多いでしょうが、それだけとも限りません。全ての食品は様々な食中毒にかかるリスクがあります。
食中毒にかからないためのポイントについていくつかのポイントを解説していきます。
賞味期限内でも早めに食べる
基本的には正しい保存方法と表示されている期限を順守することです。不安であれば、たとえ期限内であってもできる限り早く食べきることです。
細菌やウィルスは空気中にも存在しますし、皮膚や道具などにも必ず付着しています。少量の細菌であれば大抵は免疫力が勝ちますから、食中毒を起こす心配はありません。
しかし体調不良や妊娠中の方、高齢者の方や幼少期のお子様は免疫力が低いと言われていますから注意が必要です。食品の鮮度を意識して食べることが重要です。
食中毒は食べて何時間後に発症する?
食中毒の症状は原因菌によって違いますが、腹痛や嘔吐、発熱や下痢といった様々な食中毒症状がみられるでしょう。多くの場合は数時間~1週間以内には症状が見られますから、症状が見られた場合は速やかに医療機関に受診しましょう。
まとめ
今回は、夏場に卵かけご飯を食べる際に注意することについてまとめていきました。
この記事をまとめると
- 夏場は細菌の活動が活発になるため、卵かけご飯に使用する卵は新鮮なものを選ぶ!
- 日本の卵でサルモネラ菌に感染している可能性は限りなく0に近い!
- 食べ物は鮮度が大切!
いかがでしたか?卵かけご飯は卵の栄養をダイレクトに摂取できるため、栄養素の調理損失などもなくおススメです。しかし生で食べる以上細菌の殺菌はできていないため、鮮度管理が重要になってきます。
鮮度の良い卵を選んだ方が安全で、美味しさも倍増しますから、卵かけご飯を作る際は新鮮な生卵を使用するようにしましょうね。
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