卵は栄養価も豊富で、朝食やラーメンのトッピングなど、多くの場所で活躍する食材です。特に栄養価に関しては、卵1個食べるだけで多くの栄養素を補えるほど種類豊富に含まれており、「完全栄養食」と呼ばれるほどです。
そんな卵ですが、茹で卵や目玉焼きを作った際に黄身が半熟になることもありますよね?半熟の方がとろとろとしていておいしい!という方も多いのではないでしょうか?
しかし実は、卵の半熟は加熱不足により起こる現象であり、これが原因でお腹を壊す方もいるそうですよ。いつも半熟で食べているという方にとっては、不安をかきたてる情報ですよね。そこで今回は、
- 半熟卵を食べて下痢・腹痛に!
- 半熟卵に含まれる栄養成分と効果
- 半熟卵の食べ過ぎは体に悪い?
- 半熟卵は食べ過ぎると太る?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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半熟卵を食べて下痢・腹痛に!
半熟卵を食べて下痢や腹痛を起こす方も中にはいます。いったい何が原因なのでしょうか?詳しく解説していきます。
原因は何?
実は原因は1つとは限らずいくつか考えられるようです。というのも、下痢の原因はウィルス性や細菌性でない限り、原因は人それぞれ違うのです。卵を食べた際に下痢や腹痛を引き起こした場合は、
- 体質に合わない事が原因の卵白不耐症によるもの
- 加熱不足によるサルモネラ菌が原因
- 卵の未消化が原因
これらの原因が考えられます。半熟卵と聞くと一番に思いつくものは「サルモネラ菌によるもの」ですが、日本の衛生環境下ではなかなか起こりにくいようです。
それよりも多いのが白身が体質に合わないことが原因であったり、未消化が原因であることが多いようです。調理方法により違いはあるようですが、卵が消化に悪いというのは意外ですよね。
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半熟卵に含まれる栄養成分と効果
卵の詳しい栄養成分を紹介していきます。具体的な効能についても解説していきます。
栄養素
卵は非常に多くの栄養素を含んでおり、「もっとも完全栄養食に近い食べ物」と言われるほどです。代表的な栄養素を紹介していきます。
- タンパク質・・・1日に必要なタンパク質の1/3が摂取できると言われているほど豊富です。
- 必須アミノ酸・・・体で生成ができない成分が必須アミノ酸です。カロチノイドやメチオニンと呼ばれるアミノ酸が含まれています。
- ビタミンB群・・・ビタミンB群は熱に弱い性質を持っているため、生卵で食べた方が効率的に摂取できます。
- コリン・・・コリンは神経伝達物質となるため、記憶力との強いかかわりのある成分です。あまり聞き馴染みはないかもしれませんが、体を作るための重要な栄養素の一つです。
卵はそこに生命の源となる成分が含まれているわけですから、栄養素が豊富に含まれているのも納得がいきますよね。
効果・効能
先ほど紹介した栄養素の効能について解説していきます。
- タンパク質・・・タンパク質は筋肉や皮膚、骨など人間の体を作る源となる成分です。体の代謝を上げ、脂肪を燃焼する効果が期待できます。1日2個食べると、1日に必要なタンパク質の1/3が摂取できます。
- ビタミンB群・・・卵には様々なビタミンB群が含まれています。具体的な効能は、糖質の分解補助や脂質の代謝を促す効果、貧血予防や血液を作る働きなど様々です。とても重要な栄養素です。
- 必須アミノ酸・・・卵にはメチオニンやカロチノイドと呼ばれる必須アミノ酸が含まれています。これらは主に、体の抗酸化作用があり、老化防止や生活習慣病の予防に効果的と言われています。
- コリン・・・コリンは神経伝達物質となるため、記憶力や高血圧の予防効果が期待できます。脳に素早く届く成分でもあるため、勉強能力のアップなども期待できるとの研究結果もあります。
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半熟卵の食べ過ぎは体に悪い?
半熟卵の食べ過ぎについて解説していきます。どんな食品であっても食べ過ぎてしまえば害となります。具体的な症状について紹介していきます。
コレステロール値が上がる
卵はコレステロール値が上がる、と昔から言われていましたが、実はその後の研究でそれほど関連性がないということが判明したようです。
つまり卵を多く食べてもそれほどコレステロール値は上がらない、ということになります。
心筋梗塞などの生活習慣病
卵には飽和脂肪酸と呼ばれる成分が多く含まれています。近年は、「不飽和脂肪酸は体にいい!」といわれ、オリーブオイルやココナッツオイルなどが良く取り上げられます。
何事も食べ過ぎ・摂り過ぎは害となりますが、確かに飽和脂肪酸の摂り過ぎは体に良くないことは事実です。LDLコレステロールが増加し、脂質異常症や心筋梗塞等のリスクが上がります。
アレルギー
卵は特定アレルゲン5品目に選ばれるほど、アレルギー体質の方が多い食品です。しかしこれらは、先天性のアレルギーの可能性が高いようですが、実はもう一つ「遅延型アレルギー」と呼ばれるものもあるようです。
これは、ある1つの食べ物を毎日食べていると、体がその食品をアレルゲンとして認識してしまうというものです。大人になってからも少しずつ反応が強くなることから、遅延型と呼ばれているようです。
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半熟卵は食べ過ぎると太る?
卵を食べ過ぎると太ってしまうのではないのか?と心配される方も多いですよね。具体的にどれくらいまでなら大丈夫なのか、実際太るのか詳しく紹介していきます。
1個あたりのカロリー
まずはカロリーと糖質を紹介していきます。
- 卵1個に含まれるカロリー:90kcal
- 卵1個に含まれる糖質量:0.2g
数値を見てわかる通り、卵は低カロリー低糖質な食品なのです。ですので卵を食べても太る、ということはありません。
1日に何個までまら大丈夫?
卵は食べても太らない、栄養価は豊富、とはいっても食べ過ぎは厳禁です。健康な方なら1日2~3個までは問題ないと言われていますが、その他の食事との兼ね合いもありますから、1日2個までが良いでしょう。
まとめ
今回は、卵を食べて下痢になる原因や、卵の栄養素などについて詳しく紹介していきました。
この記事をまとめると
- サルモネラ菌・消化不良・卵白不耐症が原因で下痢や腹痛をお起こすことも
- 食べ過ぎるとLDLコレステロールが増加する
- 卵は完全栄養食と呼ばれるほど栄養価の高い食品
いかがでしたか?卵を上手に食べて、健康な毎日を送りましょう。
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