卵は栄養価が非常に多く、卵1つで必要な栄養素を全て摂取できるため「完全栄養食品」と呼ばれています。朝食は卵かけご飯を食べるというご家庭も多いのではないでしょうか?
今回は、卵の殻が汚れている場合の問題について解説していきます。白い斑点や黒い斑点が見られ、「腐っているのではないかと不安で食べられない・・・」という方も多いですよね。
殻にこのような斑点が見られた場合、そのまま食べることは可能なのでしょうか?また、卵が腐ってしまった場合はどのような変化がみられるのでしょうか。そこで今回は、
- 卵の殻にカビらしきものが…
- 卵は腐ったらどうなる?
- 卵は季節によって期限が違う?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
スポンサードリンク
目次
|
|
卵の殻にカビらしきものが…
卵の殻にぷつぷつと斑点のようなものがみられることがあります。白くごつごつした斑点や、茶色い斑点、はたまた黒い斑点の場合もあり様々です。
このような変化が見られた場合はそのまま食べても大丈夫なのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
白い斑点
白い卵の殻の表面に、白いザラザラとしたような凹凸が見られ、斑点に見えるという方もいるでしょう。これは卵の殻を覆う「クチクラ層」と呼ばれる膜で、卵の水分が蒸発することを防いだり、内部に雑菌が入らないようにするためにできるものです。
卵にとってとても重要な膜で、通常は流通の過程で洗浄されて剥がれ落ちますが、洗浄ムラなどで残っていた物であると推察されます。
腐っている・何か問題が起きている、ということではないため特に問題なく召し上がることができます。
黒い斑点
白い卵に黒い斑点がみられる場合は、カビが表面に生えている可能性があります。一見綺麗に見える卵の殻であっても、小さなひびが入ってしまい、そこから雑菌が侵入しカビが生えることがあります。
黒い斑点が表面にみられた場合は、念のため廃棄した方が無難であると考えます。
スポンサードリンク
卵は腐ったらどうなる?
卵が腐った場合はどのような変化がみられるのでしょうか?割る前の卵でも判断する方法などがあるのか、詳しく紹介していきます。
殻
腐っている卵は殻に入っている状態でも見抜くことは可能なのでしょうか?実は卵が腐っても殻に変化がみられることは中々ありません。卵の中身に異常が発生するためです。
しかし見た目でわからなくても、卵を割る前に判断する方法があります。それは「卵を水に浮かせる方法」です。卵には殻の表面に気孔があり、そこから呼吸をしています。
古くなってくると呼吸をたくさんしますから、中身の水分がどんどん抜けて、殻の中に空気が入り込みます。すると卵を水に入れた時に浮かんできます。こういった卵は鮮度がかなり悪く、中が腐っている場合があります。
念のため割ってみて、臭いを嗅いだ時に硫黄臭がする場合は腐っているため廃棄しましょう
中身
先ほども少し紹介しましたが、卵は呼吸をするため古くなってくると中身の水分が抜けてきます。最終的には中身がスカスカになり、黄身や白身も乾燥してしまいます。
ここまでなっている場合は当然食べられませんが、それ以前にも硫黄のような臭いを感じる場合もあります。中身を割ってみて臭いがおかしい場合は、食用できませんから廃棄しましょう。
スポンサードリンク
卵は季節によって期限が違う?
最近は衛生管理の知識も各企業で徹底して指導しているため、多くの方々に正しい知識が浸透しつつありますよね。食品の鮮度を重要視される方も多くなりました。
となると、夏場の生卵は賞味期限も短くなるのでは?と不安になりますよね。卵かけご飯などで使用する際は加熱殺菌ができませんから余計に不安になります。詳しく見ていきましょう。
もともと賞味期限は?
卵の賞味期限は夏場に生食できることを前提に設定されています。多くの販売業者で「2週間程度」を目安として表記していることが多いです。
ですので生で食べない場合は期限を切れたとしても食べられると言えます。賞味期限が切れてしまった卵を見つけた場合、捨てずに茹で卵や卵焼きなどで加熱して召し上がりましょう。
夏
先ほども紹介しましたが、日本に流通している卵の賞味期限は「夏場に生食できる期間」を表示しています。実際の詳しい賞味期限は保存状態や産卵した時期によって異なり、7~9月の夏場は産卵後16日以内と言われています。
冬
日本に流通している卵の賞味期限は、「夏場に生食できる期間」であると紹介してきました。そのため、気温が10℃以下になる冬場であれば、表示されている期限よりも日持ちすると考えてよいでしょう。
卵の賞味期限はパック詰めされてから2週間で表記されている場合がほとんどですが、10~11月の秋頃は25日以内、12~3月の冬場であれば57日以内とも言われています。加熱して食べるのであれば更に日持ちするということになります。
そのため日本に流通している卵は、それほど神経質にならずとも安全であると考えてよいでしょう。
まとめ
今回は、卵の殻の汚れについて解説していきました。
この記事をまとめると
- 卵の殻に白い斑点のようなごつごつが見られた場合は、安全に食べることができる
- 殻に黒い斑点が見られた場合はカビの可能性があるため廃棄!
- 卵が古くなってくると内部に空気が入り水に浮く!
いかがでしたか?卵の殻の汚れについて少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
スポンサードリンク