夏に卵は常温でどのくらい保存できる?腐ったときの見分け方や保存方法!

卵は栄養価も豊富で、朝食やラーメンのトッピングなど、多くの場所で活躍する食材です。特に栄養価に関しては、卵1個食べるだけで多くの栄養素を補えるほど種類豊富に含まれており、「完全栄養食」と呼ばれるほどです。

今回は、夏場の卵の保存期間について解説していきます。卵は常温販売されていることがほとんどですが、自宅でも同様に常温保存しておけるのでしょうか。夏場などは食中毒の危険性なども危惧され不安視される方も多いです。そこで今回は、

  • 夏に卵は常温でどのくらい保存できる?
  • 卵が常温で売られているのはどうして?
  • 卵が腐ったときの見分け方
  • 卵を長持ちさせる保存方法

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

スポンサードリンク

夏に卵は常温でどのくらい保存できる?

スーパーなどで卵が販売される際、多くの場合で常温販売されていますよね。同様に自宅でも常温保管しておいて大丈夫なのでしょうか。夏場などは不安ですよね。

2週間以内

卵は常温保存しておいても大丈夫ですが、常温保存しておいた卵は加熱してから食べるようにしましょう。また、夏場の常温保存についてですが、できれば購入後は冷蔵保存が望ましいです。

夏場の室温は30℃を超えることもあり、食品を保存しておく場所としてはおススメできません。どうしても入りきらない場合は常温保存でも良いですが、2週間以内程度には食べきるようにしましょう。

食べる際は必ず火を通す

先ほども少し紹介してましたが、夏場に卵を常温保存した場合、その卵を食べる際は必ず加熱調理してから食べましょう。サルモネラ菌や、空気中の様々な雑菌が付着し増殖しているリスクもあります。

スポンサードリンク

卵が常温で売られているのはどうして?

そもそも卵が常温で販売されているのはどういった理由からなのでしょうか?卵の販売方法について詳しく見ていきましょう。

結露を防ぐ

卵がどうして常温販売されているのか。その理由は結露を防ぐためです。結露は内側と外側の温度差によって発生する水滴で、卵にも同様に結露が発生する可能性が考えられます。

結露してしまうと、卵の表面の小さな穴から雑菌が入り込むなどのリスクが考えられるため、結露を防ぐ必要があります。

冷蔵販売はむしろ劣化しやすい?

卵が冷蔵販売されている場合は、できる限り早く自宅の冷蔵庫へしまう必要があります。冷蔵と常温を繰り返すことにより、内部の温度が上下するため、卵の品質が悪化する可能性があるからです。

冷蔵販売と常温販売、どちらが良いとは一概に言えませんが、購入場所が家から遠い場合などは常温販売の卵を購入した方がよいかもしれません。

スポンサードリンク

卵が腐ったときの見分け方

卵が腐ってしまった時はどのような変化がみられるのでしょうか。具体的な変化について解説していきます。

黄身が崩れる

卵が腐っている時の変化として、割った際に黄身が崩れているという変化が見られます。割った際に卵の黄身が崩れている場合は、失敗して崩れているのか、腐ってしまっているのか見分ける必要があります。

卵の黄身は通常、「からざ」と呼ばれるひも状の白い塊で形を保っています。このカラザが劣化すると黄身の形を維持できなくなり、内部で黄身が崩れてしまいます。

水に浮かぶ

卵が腐っているかどうかを見分ける際に、割らずに見分ける方法もあります。それは「水に浮かせる方法」です。これは卵の内部の水分が気孔から蒸発し、殻の内部に空気が入り込んでいることが原因です。

振ったら音が鳴る

振るとぴちゃぴちゃと音が鳴る卵がある場合があります。これは先ほど紹介した、「卵が水に浮かぶ原理」と同じですが、殻の内部に空間ができているため、振ると音が鳴るということです。

硫黄臭がする

卵が腐っているかどうかを見分ける方法として一番わかりやすい方法が、割ってみて臭いを嗅ぐ方法です。温泉街へ足を運んだ方はわかるでしょうが、同様の「硫黄臭」がします。

殻にひびが入ってる

卵に殻が入ってしまっている場合は食べないようにしましょう。卵の殻が割られていない場合、卵内部は雑菌が繁殖しないような作用が働くため腐りにくいという特徴があります。しかし殻が割れてしまうとそのバランスが崩れるため、急速に劣化してしまいます。

スポンサードリンク

卵を長持ちさせる保存方法

卵をできる限り長持ちさせるためにはどのような点を意識すると良いのでしょうか。意識するべきポイントについて解説していきます。

とがった方を下にする

実は卵は上下で形が違い、上部の方が若干尖っているという特徴があります。この尖っている方を下にすると、下部の気孔部分が塞がれないため、長持ちすると言われています。

ゆらさない

卵に振動はNGです。卵の保存場所と言えば冷蔵庫のドアポケットが定番ですが、できれば避けた方がよいでしょう。頻繁な開閉によって卵に振動が伝わり、殻にひびが入る可能性が考えられるからです。

できる限り安定している平らな場所で保管しましょう。

洗わない

卵の殻に雑菌が付着しているから洗いたい!という方も多いかもしれませんが、実は卵を洗ってしまうと逆に日持ちしなくなってしまいます。卵の殻の最外層には「クチクラ層」と呼ばれる膜に覆われており、雑菌から守る働きがあります。

しかし振動や摩擦でクチクラ層が破損するため、日持ちしなくなるのです。

割った状態で置かない

割った卵はすぐに使用してください。料理などに使用すると思って割ってみたが、思ったよりも必要無く余る場合もあります。そういった場合でも、何とか別の料理などに使用し、加熱調理しましょう。

一度からの外に出た卵は、酸化や雑菌の繁殖などにより1日以内には腐ってしまうと言われています。

まとめ

今回は、卵の保存方法について解説していきました。

この記事をまとめると

  • 夏場の卵の保存場所は冷蔵庫がおススメ
  • 夏場でも常温保存せざるおえない場合は、2週間以内に食べきる、食べる際は加熱調理するといったことを遵守
  • 卵を長持ちさせる方法や、腐ってしまった際の見分け方は様々ある

いかがでしたか?卵の保存方法について、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサードリンク