スーパーで買ったたけのこの水煮をいざ調理しようと切ってみると、大抵の場合白いぶつぶつが出てきますよね。「水煮なのになんで白いぶつぶつが出てくるの?」と疑問を感じた方も多いことでしょう。今回は、
- たけのこの白いぶつぶつの正体
- チロシンにはどんな効果があるのか
- たけのこが腐ってしまったらどうなるのか
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目次
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たけのこの煮物が白くなる原因は?
なぜ、水煮してあるたけのこが白くなるのでしょうか?初めてたけのこの白いぶつぶつを見た方は、「腐っているの?」「この部分は食べて大丈夫なの?」と不安になってしまいますよね。実はあの白いぶつぶつには「チロシン」という名前があります。
チロシン
チロシンはアミノ酸の一種で、水に溶けにくい性質を持っています。たけのこの水煮を買った際にもなくなることなく白いぶつぶつの形で残っているのはこの性質のためです。
食べても大丈夫?
チロシンはたけのこの栄養素の一つですので食べても問題はありません。しかしチロシンは酸化することによって、たけのこを食べた時に感じる「えぐみ」の原因になります。
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チロシンとは
チロシンはアミノ酸の一種で、たけのこの大事な栄養素の一つ。白くてぶつぶつしている見た目なので、初めて見た時は不安な気持ちになりますが、「たけのこの栄養素」と理解していただければ安心して調理し、召し上がることができますよね。まさかこの白いぶつぶつが栄養素だったとは驚きです。
効能
チロシンは脳を活性化し、ストレスを緩和してくれたり集中力を高めてくれたりするといった効能があります。そしてブドウ糖と一緒に摂取することでチロシンはさらに吸収が良くなりますので、たけのこの炊き込みご飯などにするのがおすすめです。
その他のたけのこの栄養素
たけのこには、ビタミンBや食物繊維などの栄養素がたくさん含まれています。しかし、栄養豊富だからといってたけのこの食べ過ぎには要注意!たけのこには「シュウ酸」と「ホモゲンチジン酸」というアクやえぐみの原因となる成分も含まれているのですが、実はこの2つの成分は、
- シュウ酸・・・結石を作り出す原因になります
- ホモゲンチジン酸・・・肌のシミやそばかすが発生しやすくなる原因になります
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たけのこが腐ったらどうなる?
たけのこの白いぶつぶつは、たけのこが腐ってしまったサインではないということがわかりましたね。では一体、たけのこが腐ってしまった場合どういったサインが出るのでしょうか?以下に記載させていただきます。
味
腐ったたけのこは、食べると舌がピリピリします。ピリピリの他にも、ネバネバするような食感がしたらそれはたけのこが腐っているサインです。一口でも食べてみるのもこわいというかたは、最もわかりやすいサインは酸っぱい味がすることです。
見た目
たけのこはカビてくるとピンクや茶色に変色します。ひどい場合は茶色く変色するだけでなく周りが溶け出してくることもあります。他にも、白い液体が出てきたり糸を引いたりしてくるのもたけのこの腐敗の特徴です。
臭い
たけのこが腐っているかどうかを判断する上で最もわかりやすいのが「臭い」です。不安に思ったらまずはたけのこの臭いを嗅いでみて、酸っぱい臭いやモワッとするアンモニア臭がしてきたら、そのたけのこはもう食べない方が良いでしょう。
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まとめ
たけのこを調理する際にどうしても気になってしまう「白いぶつぶつ」。
この記事をまとめると
- たけのこの白いぶつぶつの正体は「チロシン」という栄養素
- チロシンには、脳を活性化し、ストレスを緩和してくれたり集中力を高めてくれたりするといった効能がある
- たけのこが腐ると酸っぱい臭いがしてくる。これが1番わかりやすいたけのこ腐敗のサイン
しかし、正体がわかってしまえば恐るどころかむしろ積極的に取りたい栄養素でしたね。たけのこを調理する際に白いぶつぶつを見かけたら、今回の記事のことを思い出して安心して調理し、召し上がってください。
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