たけのこの塩漬けにカビが生えても食べられる?日持ち・保存方法

たけのこは塩漬けにすることで長期保存が可能となりますが、カビが生えてしまうこともあります。カビの生えた塩漬けでも、一部であれば食べることができますよ。そんな時の対処法には、何があるのでしょうか?今回は、

  • たけのこの塩漬けの日持ち
  • カビが生えても食べられる?対処法
  • 保存方法 / 腐るとどうなる?
  • 食べられる白い粒チロシンとは?

これらのテーマについて紹介いたします。

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たけのこの塩漬けとは?

たけのこの塩漬けとは、名前の通りたけのこを塩漬けにして保存性を高めたものです。たけのこを一度に消費し切れない時や、すぐに食べきれない時、長く楽しみたい時にオススメの調理法です。

「塩蔵(えんぞう)たけのこ」とも言われ、日持ちはなんと1年となっています。塩の殺菌作用により雑菌が繁殖しにくく、梅干しのように長期保存が効くのです。



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たけのこの塩漬けにカビが生えても食べられる?

たけのこの塩漬けは自家製でも作ることができますが、しばらく経つとカビが生えていることがあります。たけのこを出し入れした際に付着した雑菌が繁殖したケースがほどんどですが、一度カビが生えてしまったものはもう食べることができないのでしょうか?

その答えはNOで、『カビを取り除けば食べることができます』。カビが全体に広がってしまっている場合は食べられませんが、一部に生えたものであれば他の部分は食べられるのです。

カビが生えた時の対処法

たけのこの塩漬けにカビが生えた時は、カビ部分を取り除けばOKです。心配な場合は、カビ付近のたけのこを加熱して殺菌してから食べるようにしましょう。

たけのこの塩漬けに生えるカビの色は、白カビ・緑カビ・青カビなど様々ですが、中にはカビに似た「白い粒」のようなものがたけのこに付着していることがあります。

これは「チロシン」という成分によるもので、カビではなくアミノ酸の一種です。

チロシンの効果とは?

たけのこの中に入っている白いぶつぶつ、これは「チロシン」というアミノ酸の一種です。たけのこを食べた時に感じるえぐみは「チロシンが酸化してできたもの」で、水につけにくい性質を持つため結晶となって中に残っています。

また、たけのこに感じるえぐみはチロシンが酸化してできたもので、水につけにくい性質を持つため結晶となって中に残っています。

上記記事では、チロシンが持つ健康効果について詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

たけのこの塩漬けが腐るとどうなる?

たけのこの塩漬けは腐るとどうなるのでしょうか?開封後は時間が経つと腐ってしまうことも。腐ったたけのこの塩漬けの特徴を確認してみましょう。

腐ると…
  • たけのこが黒や茶色に変色する
  • カビが生える
  • ツンとした臭いがする
  • 糸を引いている

たけのこの塩漬けは腐るとこのように変化していきます。常温だと傷みやすいので保存する際は必ず冷蔵庫に入れ、5日以上日持ちさせたい時は冷凍しましょう。

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酸っぱいのは食べられる?

たけのこの酸っぱい臭いと原因になるのが アク抜きがしっかりとできていない 可能性があります。

アク抜きがしっかりできていない原因としては、茹で時間が足りていなかったり、米ぬかの量が足りなかったりなどです。アク抜きをする前にしっかりと材料を揃えたり、時間をかけてしっかりと茹でたりしましょう。

たけのこの塩漬けの保存方法

たけのこの塩漬けの保存方法は、常温・冷凍それぞれ下記になります。

常温保存

たけのこの塩漬けは常温保存OKです!塩分濃度が高いので腐りにくいですが、下記の場所で保存しましょう、

常温保存
  • 直射日光が当たらない場所で保存する
  • 高温多湿の場所を避けて保存する

冷凍保存

たけのこの塩漬けをより長期保存したい場合は冷凍保存も可能です。小分けにして冷凍しておくと便利ですよ。

冷凍保存
  • 1食分ずつラップに包み密閉袋に入れる
  • 一度解凍したたけのこの煮物はもう一度冷凍しない

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まとめ

この記事をまとめると

  • たけのこの塩漬けは約1年日持ちする!
  • カビが生えても一部であれば取り除いて食べることができる
  • より長く保存したい時は冷凍がオススメ
  • 白い粒はカビではなくたけのこ特有のチロシンという成分によるもの

たけのこの塩漬けの保存性は高いものの、カビが生えることがあります、一部であれば他の部分は食べられるので、対処して残りは美味しく食べてみましょう。

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