春の旬の食材と言えばたけのこ。たけのこご飯にしてもおいしいし、常備菜としても使える便利な食材です。しかし調理をする際に、「たけのこのふしとふしの間にある白いぶつぶつってなに?」
と思ったことはありませんか?今回は、
- たけのこの白いぶつぶつの正体
- 白いぶつぶつは食べても大丈夫なの?
- たけのこは腐ったらどうなるのか
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目次
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たけのこの白いぶつぶつの正体は?
それでは一体、あの少し気持ち悪いぶつぶつの正体は何なんでしょうか?正体を知らないと、ぶつぶつを見た時に不安になってしまいますよね。
筆者もあの白いぶつぶつを初めて見た時は気持ち悪くて思わず水で洗い流してしまっていました(笑)しかし実はあの白いぶつぶつはたけのこの立派な栄養素の一つ。洗い流してはいけません!
根っこ
たけのこには白いぶつぶつの他にもぶつぶつとして少し気持ちの悪い部分があります。それが「たけのこの根っこ」です。収穫したばかりのたけのこを見ると、下の方に赤いような紫のようなぶつぶつがたくさんついています。
この根っこの部分のぶつぶつも食べることは可能ですが、他の部分のたけのこと比べると少し硬いので煮物料理には向きません。使う場合は炒め料理に使うと良いでしょう。
ぶつぶつで鮮度が見れる?
実はこのたけのこの根っこのぶつぶつで、そのたけのこの鮮度を見ることができます。赤いぶつぶつ→紫のぶつぶつ→黒いぶつぶつ
の順に鮮度が良いのでたけのこを選ぶ際の参考にしてみてください。また、ぶつぶつの量が多いとたけのこのあくが強いため、ぶつぶつが少ないたけのこを選ぶとよりおいしく召し上がることができます。
たけのこの白いカビのようなものはなに?
たけのこを切ると出てくる白いぶつぶつは、先ほども申し上げた通りたけのこの大事な栄養素の一つです。「腐っているのかな?」などと不安に思ってしまう方も多いかと思いますが、大丈夫。安心してください。
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チロシン
このたけのこの白いぶつぶつの名前は「チロシン」。アミノ酸の一種で、水に溶けにくい性質を持っているため、たけのこの水煮を買った際にもなくなることなくこのような白いぶつぶつの形で残っているのです。
たけのこを食べた時に感じる「えぐみ」は、このチロシンが酸化することによってできるものです。
食べても大丈夫?
決してたけのこが腐ってできたものではなく、アミノ酸の一種でたけのこの大事な栄養素の一つなので食べても何ら問題はないです。
たけのこが腐ったらどうなる?
腐ってできたものなのかと勘違いされがちな白いぶつぶつや、たけのこの根っこである赤や紫・黒色のぶつぶつはたけのこの劣化によってできたものではなく、腐っていないということがわかりましたね。
では一体、たけのこは腐ったらどのような状態になるのでしょうか。
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臭い
酸っぱい臭いやモワッとしたアンモニア臭がしてきます。たけのこの臭いを嗅いでみて、「なんか気持ち悪い臭いがするな…」と思ったらアウトです。
たけのこが腐っているかを判断する上で最もわかりやすいのがこの「臭い」になりますので、酸っぱい臭いやアンモニア臭がするかどうかを指標にしましょう。
味
腐ったたけのこを食べると舌がピリピリします。ネバネバしたり、酸っぱいような気持ち悪い味がするので直ちに食べるのをやめてください。
変色
ピンクや茶色に変色してきたらたけのこがカビているサインです。
たけのこだけでなく、たけのこを浸けている水がピンクに変色してくることもあります。
ひどい場合はたけのこが茶色く変色し、周りが溶けていることもあります。
ぬめりがある・ふにゃふにゃになっている
表面にぬめりがあったり、白い液体が出ているのもたけのこ腐敗のサイン。
全体的に柔らかくふにゃふにゃになり、糸を引いていたりひどい場合はドロドロに崩れてしまうのも特徴です。
たけのこが腐ってしまう原因は腐敗・雑菌の付着、増殖によるものですので、その状態のたけのこを食べると食中毒を引き起こす可能性があります。少しでも異変を感じたら食べないようにしましょう。
まとめ
たけのこのぶつぶつを見ると、「本当に食べられるのかな…?」と不安になってしまいますよね。
この記事をまとめると
- たけのこの白いぶつぶつは「チロシン」というアミノ酸の一種
- 栄養素の一つなのでたけのこの白いぶつぶつは食べることができる
- たけのこが腐ってしまったかどうかを見極める1番わかりやすい指標は「酸っぱい臭い」がするかどうか
以上のことを念頭においておけば、今後はあの「白いぶつぶつ」に出会しても安心してたけのこを食べることができますね。
少しでも不安に感じたらその時はたけのこの臭いを嗅ぎ、酸っぱい臭いがしたら食べないようにしましょう。
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