鷹の爪が辛すぎる時の対処法・原因|辛味を取る・飛ばす方法は?

鷹の爪は、チャーハンや炒め物など料理のアクセントに欠かせない辛味ですね。少し辛くしようと思っただけなのに、鷹の爪が辛すぎた時どうしたらいいか知っていますか。

この記事では、鷹の爪が辛すぎる時の対処法、原因、辛味をとる飛ばす方法などを書いていきます。ぜひ最後までお読みください。

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鷹の爪ってどんな食べ物?

そもそも鷹の爪はどんな食べ物かみていきましょう。

鷹の爪はナス科トウガラシ属の品種です。同じ、トウガラシ属の中にはハラペーニョ・ハバネロ・ししとう辛子など聞くだけで口の中が辛くなるようなものが名を連ねます

唐辛子と鷹の爪は混同されやすいのですが、トウガラシ属の品種なので広い意味では間違いではありません。

<特徴>鷹の爪は、5、6cmほどのピーマンをスリムにさせたような形で緑から赤く熟し、乾燥させてから出荷されます。実は辛い成分は種ではなく、胎座と呼ばれる種が集まっている真ん中ワタの部分になるのです。

<生産地>鷹の爪の主な生産地は、福岡県・栃木県・北海道になります。

<用途>鷹の爪は食べる以外にも使われています。たけのこのアク抜きの時にたけのこと一緒に炊いたり、防虫のために米びつに入れたりなど、アク抜きや防虫で使われることもあるのです。

<保存期間>鷹の爪は乾燥させてあるので、保存期間が長いのが特徴です。保存期間の目安は半年〜1年になります。湿気ないように、乾燥剤などを入れておくといいでしょう。

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鷹の爪が辛すぎる!

鷹の爪を入れたら、思ったより辛すぎた!料理を作ったことがある人は、経験したことがあるのではないでしょうか。鷹の爪の辛味成分についてまとめました。

原因は辛味成分

鷹の爪の辛味成分は、胎座といって種が集中してついているわたの部分になります。鷹の爪の種が辛いという話を聞いたことがあるかもしれませんが、正しくは胎座に辛味成分がついているので辛さの調節をしたい人は覚えておきましょう。

辛味を減らしたい場合は、胎座を取り除くような切り方にしましょう。

カプサイシンの効果

鷹の爪の辛味は、カプサイシンと呼ばれる成分です。カプサイシンの効果としては血流をよくするので冷え性の改善に効果があるといわれています。また体脂肪を分解する働きがあるので、ダイエット効果も期待できます。

ただしカプサイシンは、刺激が強い成分でもあります。子どもや、胃腸の弱い方、感覚の鋭い方は取りすぎには注意しましょう。

ポイント

  • カプサイシンは、冷え性・脂肪燃焼・疲労回復への効果が期待できます。

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鷹の爪の辛味を取る方法

鷹の爪を入れすぎてしまった場合の、対処法をお伝えします。

水を加える

スープなど煮込み系の料理の場合、水を加えると辛味が薄まります。ただ、全体的な味も薄まる可能性があるので様子をみながら水を加えていきましょう。

砂糖を加える

鷹の爪の辛味が強い場合、砂糖を加えるのもいいでしょう。砂糖以外にもはちみつオリゴ糖などで甘さを加えると辛味が和らぎます。

牛乳を飲む

鷹の爪が辛すぎる料理を食べた後で、牛乳を飲むのも効果的です。乳製品はカプサイシンを吸着する働きがあるのでヨーグルト、チーズもおすすめです。

ただお腹の弱い人は刺激の強い鷹の爪を食べた後に冷たい牛乳を飲むと、お腹への刺激が強すぎて下痢になってしまうこともあります。お腹が弱いと自覚している人は、牛乳の量や冷たさに気をつけましょう。

油っぽいものを食べる

鷹の爪の辛味成分であるカプサイシンは、脂溶性の成分になります。つまり油に溶けやすい性質があるので辛すぎた場合に、油っぽいものを食べると辛味が和らぐでしょう。

酸っぱいものを食べる

鷹の爪を使った料理がからすぎた場合、酸味で口の中の辛さを紛らわすという方法もあります。お酢やレモン汁を使った料理や、レモンをかじる少量のお酢を飲むなどしてみると口の中が味変して辛味が薄まるでしょう。

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辛いときに水を飲むのは逆効果!?

辛いものを食べた時テレビのバラエティなどで、水を渡すシーンをみたことはありませんか。実は、辛いもの後の水を飲むのはあまり効果がありません。

カプサイシンは脂溶性なので、水には溶けないからです。水を飲んでも飲んでも口の中の辛味は消えないので、お腹がタプタプになるだけになってしまいます。

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まとめ

ここまで鷹の爪が辛すぎる時の対処法、原因、辛味をとる飛ばす方法などを書いてきました。

この記事をまとめると

  • 鷹の爪の辛味はカプサイシンという成分である。

  • カプサイシンは胎座とよばれる、種が集中してついているワタの部分に含まれている。

  • 料理中に鷹の爪を入れすぎて辛いと感じたら、砂糖や水を入れて辛味を薄めるとよい。

  • 食べてる時に鷹の爪が辛いと感じたら、牛乳やヨーグルトなど乳製品を食べたり飲んだりするか酸味のあるものを食べるとよい。

鷹の爪は、少し入れることで料理の美味しさを引き立てます。辛味が苦手な人は、カプサイシンが集中しているワタの部分をよけるといいでしょう。

辛味成分であるカプサイシンには冷え性やダイエットに効果がありますが、刺激が強いので食べ過ぎにはくれぐれも注意してくださいね。
この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。

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