高菜が生でも辛いのはなぜ?含まれる辛味成分アリルイソチオシアネートの特徴とは?

高菜にはピリッとした独特の辛味が特徴ですよね。その辛味がクセになり、ついつい手が伸びてしまう食品です。ところで、その辛味は高菜のどのような成分から来るのでしょうか?この記事では、高菜の辛味成分を徹底解説していきます!

この記事を読んでわかることはこちらです。

  • 高菜の辛味成分の正体
  • 同じ成分が入っている食べ物
  • 高菜の辛味成分の効果・効能

高菜の辛味の正体とは

まずは高菜の辛味成分が何から来ているのか、詳しく解説します!

辛味成分アリルイソチオシアネート

高菜には抗酸化作用の強いアリルイソチオシアネートという成分が含まれています。この成分が高菜の独特なピリッとした辛味のもとなのです。高菜の漬物には鷹の爪などで辛味を強めているものもありますが、生の高菜自体が辛いのですね。

イソチオシアネートとは、その化学構造の一部に「-N=C=S」という構造を持っている物質の総称です。フェニチルイソチオシアネートやスルフォラファンなど、イソチオシアネート類には天然に100種類以上あるといわれるほど豊富で、その効果も様々。医学分野からも注目を浴びているのです。

マスタードやわさびにも含まれる成分

アリルイソチオシアネートは、マスタードやわさびにも含まれています。食欲を増進させ、味にアクセントをつけてくれる成分なのです。

スポンサードリンク

アリルイソチオシアネートの効果と効能

それでは、辛味成分であるアリルイソチオシアネートにはどのような健康効果があるのか見ていきましょう。

動脈硬化を防ぐ

辛味成分アリルイソチオシアネートは、血液中の血小板の凝集を抑制し、血液凝固を強力に防ぐので血液がサラサラになり、動脈硬化を防ぐ効果があります。動脈硬化とはどのような病気かというと、「血管の老化」です。血管は年齢とともに弱り、しなやかさも低下します。 外からはわかりにくいため、ほとんどの人が血管の老化には気がつかず放置してしまうのです。その結果、血液の通り道が狭くなったり、血栓ができてつまったりし、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気を引き起こす原因にもなる病気です。

がん予防

辛味成分アリルイソチオシアネートの効果で最も注目されているのは抗がん作用です。アリルイソチオシアネートには発がんや腫瘍化を防ぎ、発がん物質を分解する効果もあるとされており、がん予防成分としても注目されています。

スポンサードリンク

生活習慣病予防

近年増加傾向にあるのが、脳卒中・高血圧・糖尿病などの生活習慣病です。高菜を含む「アブラナ科野菜」(キャベツ、ダイコン、小松菜、ブロッコリー、白菜、チンゲンサイなど)は「台所のドクター」と言われるほど栄養価が高く、生活習慣病予防にも効果があります。辛味成分アリルイソチオシアネートには、抗酸化性ビタミンなどが多く含まれています。それらの抗炎症および抗酸化作用が生活習慣病の予防に寄与していると考えられています。

殺菌・抗菌効果

辛味成分アリルイソチオシアネートには「殺菌・抗菌効果」もあると言われています。血液中の白血球を活発化させるともいわれるもので、風邪をひき始めてのどに炎症を起こしたときなどに摂取すると風邪予防になります。

スポンサードリンク

食欲増進

アリルイソチオシアネートの辛味は、唾液分泌を促し、胃を刺激するので食欲増進作用があります。夏バテなどの食欲がないときに料理にプラスすると効果的です。また、辛味による食欲の増進だけでなく、消化管の細胞間結合における透過性を上昇させ、消化吸収までも促進します。

アリルイソチオシアネートが含まれる食材

これまで高菜に含まれる辛味成分・アリルイソチオシアネートの効果・効能について見てきました。他に、同じような効果が得られるアリルイソチオシアネートを含む食材について見てみましょう。

まずは、高菜同様アブラナ科の野菜が挙げられます。

  • キャベツ、白菜、チンゲン菜、カブ、ルッコラ、カラシなどのアブラナ科の野菜

アリルイソチオシアネートは熱に強い成分とされていますので、煮る・炒めるなどといった加熱する調理法でも問題はありません。 

さらに、アリルイソチオシアネートの中で特に研究が進んでいるスルフォラファンは、ブロッコリーに多く含まれていることが分かっています。特に「ブロッコリースプラウト」に多く含まれています。

  • ブロッコリー、ブロッコリースプラウト

また、大根もアリルイソチオシアネートを多く摂取できる食品です。大根おろしがピリッと辛いのも、アリルイソチオシアネートが大根をすりおろすことで起きる化学反応によって生じるのです。その量は大根の先端に近いほど多いとされています。大根おろしはイソチオシアネートを取るのにピッタリな食べ方ですね。

  • 大根、大根おろし

わさび、からし、マスタードなども、薬味として様々な料理に応用すれば、日常的に摂取しやすい食品です。

  • わさび、からし、マスタード

まとめ

高菜の辛味成分アリルイソチオシアネートは、やめられないおいしさのもとになるだけではなく、風邪予防から生活習慣予防、さらにはがん予防にまで効果を発揮することがわかりましたね。毎日の食事の際にぜひとも一緒に摂りたい食品です。

スポンサードリンク