「腐っても鯛」「海老で鯛を釣る」などのことわざで知られる鯛。その言葉通り、鯛といえばお祝いの席で食べる高価な縁起物のイメージがありますよね。鯛が美味しい季節は春ですが、現在は養殖により一年中出回っており、特に切り身はどこのスーパーでも安価に手に入れることができます。
とはいえ、買ったその日に調理するのが面倒だったり、鮮度を保ちながら料理できるか心配になったりして、なかなか鯛の切り身を食卓で使う機会がないというご家庭も多いのではないかと思います。
実は、鯛の切り身は上手に保存をすれば、ご家庭でも最長2〜3週間も持ちさせることができるのです!それでは、どのように保存をしたら美味しく長持ちさせられるのか、詳しくご紹介します。
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目次
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鯛ってどんな魚?
分類 | タイ科マダイ亜科マダイ属 |
生息域 | 北海道東・北部及び沖縄を除く日本各地 |
旬の時期 | 春(4〜5月) |
主な生産地 | 愛媛県、三重県、長崎県など |
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鯛の切り身の保存方法を詳しくご紹介する前に、ちょっと自慢できる鯛のトリビアや、知って得する栄養素について見ていきましょう。日本で鯛といえば「マダイ」のことを指します。また、日本の養殖魚の中で生産尾数が一番多く、スーパーでよく見かけるお馴染みの魚です。というわけで、今回はマダイについて解説していきます。
鯛の栄養の特徴
鯛は、白身魚の中でもDHAやEPAを豊富に含んでおり、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
おすすめの調理法
鯛は淡白な味わいで、和風、洋風、イタリアンなど、どのような調理法も合わせやすいのが特徴です。煮てもよし、焼いてもよし、食卓のメインディッシュになれる優秀な食材です。安価・栄養豊富・様々な調理法に合うとくれば、特別な日ではなくても積極的に食べたいですね。
それでは、上手な鯛の保存方法について早速見ていきましょう。これを知れば、次回のお買い物で鯛を選んでみたくなりますよ!
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旬の美味しい鯛の切り身の見分け方
スーパーの鮮魚売り場で鯛の切り身を見つけたら、この3つのポイントをチェックして賢く選びましょう。
新鮮な鯛の切り身を選ぶ3つのポイント
- 皮に光沢とハリがある
- 断面が綺麗に切れている
- 身に透明感があり、血合いの色が濃くて鮮やか
皮、断面、身の3つのポイントを押さえることで新鮮な鯛を見分けることができます。
鯛の切り身を冷蔵保存する場合
それでは、いよいよ美味しい保存方法について学んでいきましょう!
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保存期間・日持ちの目安は?
生の鯛の切り身の保存期間は、冷蔵庫のチルド室で2〜3日です。冷蔵庫のパーシャル室を利用すると、保存期間は1〜2週間になります。冷蔵庫のパーシャル室とは、日本工業規格(JIS)で「約-3度」と規定されている「半凍結・微凍結状態」で冷却し保存できる機能のことです。
保存方法は?
保存の手順はこちらの3ステップです。
- 切り身の汚れや水気をペーパータオルで拭き取る ※水洗いはしない!旨味が出てしまい、煮崩れしやすくなります
- 身を一つずつラップでしっかり包む
- ポリ袋に入れて密閉し、冷蔵庫のチルド室やパーシャル室へ
鯛の切り身を冷凍保存する場合
保存期間・日持ちの目安は?
冷凍庫で保存する場合は、2〜3週間を目安に使い切りましょう。
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保存方法は?
保存はこちらの3ステップです。
- 生の鯛の切り身をボウルに入れた氷水 or 塩水にくぐらせる ※この時水気は拭き取らなくて大丈夫です
- 空気を抜くように身を一つずつラップに包む
- 冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫へ
鯛の切り身の漬け込み保存をする場合
鯛の切り身に下味をつけると保存性が高まるのでおすすめです。時短料理にも一役買ってくれます。
保存期間・日持ちの目安は?
下味をつけた場合の日持ちの目安は、冷蔵庫で1週間、冷凍庫で2〜3週間です。
保存方法は?
今回は3種類の漬け込み方をご紹介します。調味料を冷蔵用 or 冷凍用の保存袋に入れ、切り身を中に入れて密閉するようにして漬け込んでください。
- オイル漬け
オリーブオイル・塩・胡椒・にんにく・ハーブ・レモン汁などを合わせ、切り身を漬ける - みそ漬け
味噌・酒・みりんを合わせて切り身を漬ける※水分が出やすいので、長期保存には冷凍が向いています! - 醤油漬け
醤油・酒・みりん・生姜(すりおろし or 薄切り)を合わせ、切り身を漬ける
まとめ
鯛の切り身をご家庭で保存する方法をご紹介してきました。各保存方法の日持ちの目安をまとめると、このようになります。
- 冷蔵保存する場合
チルド室:2〜3日
パーシャル室:1〜2週間 - 冷凍保存する場合
2〜3週間 - 漬け込み保存をする場合
冷蔵庫:1週間
冷凍庫:2〜3週間
身近な食材である鯛の切り身を、ご家庭で上手に保存して使ってみてください
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