タバスコは腐らない?原因は原材料にある?正しい保存方法を紹介!

辛いものブームもあってか、さまざまな香辛料が販売されています。その中でも「辛いもの」と言われて思い浮かぶのはタバスコではないでしょうか?各家庭に1つはあるかと思いますが、使い切れずに数年経過しているご家庭もあるはずです。

この記事ではタバスコについて紹介します。

  • タバスコは腐るのか?
  • タバスコの賞味期限と、品質低下のサインとは?
  • 上手な保存方法

使い切りが難しいタバスコですが、保管や品質低下のサインを知ることで、美味しく使い切るようにしましょう。

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タバスコは腐らない!その理由は?

タバスコが腐ったと聞いたことはありますか?身の回りでタバスコが腐って使えなくなったと聞いたことはありませんが、タバスコは腐らないのでしょうか?

原材料

タバスコの原材料は「食酢、赤唐辛子、食塩」のみで作られています。いたってシンプルなものであることがお分かりになるかと思いますが、それなのに種類によっては味も深みがあり、辛いものは人が食べられる限界を超えた辛さをがあります。原材料の酢と唐辛子は、抗酸化作用のある食品であるため、腐ることはほぼありません。

「タバスコ」というと小さなビール瓶のような独特の形のものをイメージする人がほとんどです。このタバスコ、アメリカ・ルイジアナ州のエイブリーアイランド・マキルヘニー社で生産されるタバスコ®ブランドペパーソースという商品です。チリペッパーの1つにタバスコがあるということになります。

タバスコは瓶というイメージも強いですが、なぜ瓶で販売されているのでしょうか?実はタバスコの瓶は元々香水の瓶を再利用して作られたというウワサがありました。再利用品であったら多少なりとも香水の香りが残りそうな気もしますが、タバスコの強烈な匂いには勝てないかもしれませんね。

実際には再利用品を利用していませんが(マキルヘニー社が、オリジナルで作ってもらっていると発表しています)、昔の香水のボトルにありそうな形なのでそのようにウワサをされるのも納得できます。タバスコの瓶は雑菌などが入りにくいように独特な形をしているため、長期保存が可能なのです。

参照:タバスコブランド(日本珈琲貿易株式会社)

品質が低下する

腐ることのないタバスコではありますが、長期保存によって品質は低下してしまいます。

賞味期限

タバスコの賞味期限はサイズによって異なります。

  • 60ml・150ml・350ml…5年
  • ミニボトル(高さ6cm、3.7ml)…1年
  • パウチ(3ml)…2年
  • ハラペーニョソース(緑色のソース)…18ヶ月

未開封であれば劣化はしないタバスコですが、開封することで風味や味、品質がすぐに落ちてしまいます。タバスコが瓶で輸入されているのも、加工後から劣化をしてしまうものなので、すぐに瓶詰めにしなくては美味しさを保つことができないからです。

変色や風味・味が落ちる

開封したことでタバスコの品質が低下すると、中身が分離してしまって水っぽくなってしまうことがあります。このような状態になると辛さも抜けてしまい、本来の味や風味も落ちてしまいます。タバスコ自体の色が、赤っぽい色から茶色に変わっている場合は品質劣化をしている証拠です。

タバスコには保存料などの添加物が一切入っていないので、日光などによって変色はしてしまうのですが味には問題がありません。開封後は3〜6ヶ月程度で品質の低下が現れてくるので、できるだけ早く使い切るようにしてください。

タバスコなどの香辛料は摂りすぎも良くないので、購入する際には開封後半年程度で使い切れるサイズを購入するようにすると、品質低下を防ぐことができます。

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保存方法

開封後は早く消費することをおすすめするタバスコですが、他の食材とは異なり使い切ることが難しいです。上手に保存をして品質低下を防ぐようにしましょう。

未開封は常温保存・日の当たらない場所

開封・未開封に関係なくタバスコは常温保存をしても腐ったりすることはありません。未開封の場合であれば日の当たらない場所に保存をしておくことで、日光などによる変色を防ぐことが可能です。

開封済みの場合は冷蔵の奥

開封済みの場合でも、日の当たらない場所であれば常温保存でも問題はありません。品質低下を防ぎたい、品質低下のスピードを遅らせたい時には、冷蔵庫に保管します。調味料などは冷蔵庫のドアポケットにしまうことが多いですが、ドアポケットは開け閉めが激しく、温度差も頻繁に発生するので、出来るだけ冷蔵庫の奥で保管してください。

ミニパウチ

ミニパウチは1回使い切りなので、新鮮なものをその都度使用することができます。賞味期限自体も18ヶ月と長いので、長期保存にも適しています。瓶などとは異なるため、冷蔵庫に入れて保存しておくことで劣化も防ぐことが可能となるので、大量に使わない人の場合にはおすすめです。

まとめ

タバスコについて紹介しました。一家に1つはある香辛料として定着してきたタバスコです。

この記事をまとめると

  • 原材料に抗酸化作用のある食品が使われているので腐らない
  • サイズによって、1~5年と賞味期限があるが、開封後は3ヶ月~1年程度で使い切ると良い
  • 未開封は日の当たらない常温保存、開封後は冷蔵庫の奥で保存をすると品質劣化のスピードが遅くなる
  • ミニパウチで1回使い切りのものを使用すると都度新鮮さを保てる


瓶の場合には使い切ることが難しいかもしれませんが、腐ることがないタバスコなので、上手に保管をして品質低下の速度を遅らせ、おいしいうちに使い切りましょう。