菖蒲池古墳を解説！アクセス・周辺おすすめランチまとめ

奈良県橿原市、奈良県では奈良市に次ぐ県下第2位の都市でもあり、市名の由来が日本の初代天皇である神武天皇が「橿原の宮」に即位し建国したという伝承からきているほどの歴史の街です。

今回お話する『菖蒲池古墳』はそんな歴史の街にあります。

読み方は「しょうぶいけこふん」です。難しいですね。

今回はそんな『菖蒲池古墳』を一緒に見ていきましょう！

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菖蒲池古墳とは

『菖蒲池古墳』は永保2年（1082年）の「大和国僧某家地売券案」にある「石墓」の記載が記されているほど古くから存在が知られている古墳です。

築造時期は出土品などから古墳時代終末期から飛鳥時代にかけての7世紀中頃と推定されています。

『菖蒲池古墳』は苦難の歴史も持っており、築造から間もない7世紀末頃には古墳の破壊活動があったと考えられており、それに伴い整地の実施が行われたと認められています。

形状は方墳で大きさは、1辺約30メートル、高さ7.5メートルとなっており、墳丘は2段築成だったことが判明しています。

『菖蒲池古墳』の特徴として、玄室内にある2基の家形石棺が挙げられます。

現在でも柵越しに見ることができるこの家形石棺は屋根部分が特徴的な棟飾り風に仕上げられている他、漆が塗られていることが判明しています。

非常に精巧な作りとなっており、全国的にも類を見ない作りとなっています。

一方で大規模な破壊が行われいるため、被葬者は明らかになっていません。

被葬者にはさまざまな説があり、『菖蒲池古墳』が藤原京の朱雀大路南延長線上に位置することから皇族の墓であると考えられている説や、付近に小山田古墳が発見されたことや植山古墳・菖蒲池古墳・五条野宮ヶ原墳が蘇我氏の墓域であったことから蘇我氏の墓ではないかという説もあります。

蘇我氏の墓という説は先述した小山田古墳の規模から、小山田古墳と『菖蒲池古墳』を『日本書紀』に記されている大陵・小陵、蘇我蝦夷・入鹿の墓ではないかと推察されています。

1927年（昭和2年）に国の史跡に登録されました。

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菖蒲池古墳の基本情報

出土品

出土品は破壊的な活動を受けていることから多くは見つかっていませんが、付近から土器片などが見つかっています。

菖蒲池古墳周辺の観光スポット

ここからは『菖蒲池古墳』へ行く際に一緒に訪れてみてほしい観光スポットを紹介します。

是非とも橿原市、そして奈良県を味わい尽くしてください。

見どころ1：橿原神宮

先述した日本の初代天皇である神武天皇が即位したとされている「橿原神宮」を日本書紀の記述を元に建てられたものになります。

祭神はもちろん神武天皇で雰囲気はまさしく神々しさを感じる場所となっています。

見どころ2：今西家住宅

古代からこの地に多大な影響力を与えていた今西家の住宅を見ることができます。

時空を超えてきたような荘厳な作りは、内部は八ツ棟造り、屋根は本瓦葺き、外部は白漆喰壁となっており、当時どれだけの影響力があったかをうかがい知ることができます。

見どころ3：神武天皇陵

初代天皇である神武天皇の陵です。

正面には大鳥居が構え、直径100メートル、高さ5.5メートルの八陵円形となっており、近くに行くとその大きさが実感できます。

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菖蒲池古墳へのアクセス

車

付近に駐車場などはないため、公共交通機関での移動をおすすめします。

電車・バス

近鉄岡寺駅から徒歩10分

菖蒲池古墳周辺のランチおすすめ3選

喜楽庵 （きらくあん）

特徴的な器に入れられてくるうどんは絶品の一言です。雰囲気がよく、観光客、地元の人、どちらからも愛されている名店です。

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蕎麦きり 彦衛門

奈良で一番美味しい蕎麦屋とも言われているお店です。ツルツルと喉越しの良い蕎麦が美味です。

ロッシーニ ピザ

森の中で味わうことができる本格的なピザです。中はふわふわ、外はカリッとした「これぞピザ！」という味わいを楽しめます。

まとめ

いかがでしたか？

今回は蘇我氏の墓ではないかという説もある『菖蒲池古墳』のお話でした。

他に類を見ない、精巧な家形石棺は柵越しですが、今でも見ることができるので是非見てみてください。

一見の価値ありです！

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