食用菊アレルギーを解説!適量は何グラム?もってのほかの名前の由来は?

鮮やかな色が特徴的な食用菊ですが、あまり食べないものなのでアレルギーが気になりますね。この記事では、食用菊のアレルギーについて「もってのほか」と呼ばれる食用菊の名前の由来をお伝えします。

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菊アレルギーの症状

花粉アレルギーといえば、3月〜5月にかけてのスギ、ヒノキが代表的です。5月前後には、天気予報でも、明日の花粉の予想飛散量が発表されるようになりましたね。

スギやヒノキと同じように菊にもアレルギー反応が出るのです。症状としては、くしゃみ鼻水、のどの違和感、目のかゆみなどがあげられます。

キク科花粉症と合併

キク科花粉症は主にブタクサ、ヨモギが原因とされています。症状としては、他の花粉症と同じようにくしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の違和感など鼻腔の症状が顕著にあらわれるでしょう。

鼻腔の症状以外にも、目や皮膚のかゆみ、肌にぶつぶつができるなどの肌トラブル、下痢などのお腹の症状をうったえる人もいます。

キク科の植物は、飛散の範囲が狭いのが特徴です。なので、キク科の植物の飛散シーズンの、8月〜10月は河原や草むらに近づかないようにしましょう。植物に近づかないだけでも、症状が軽減されるはずです。

また、アレルギー症状が出ないようにするポイントとして、ひとつ目は花粉を家に持ち込まないように玄関で服についた花粉を払ってから入る。2つ目は、出かける時はマスクやメガネで口、鼻、目を防護し体内に花粉が入らないようにする。

MEMO
花粉症は一度発症すると、なかなか治らないものです。キク科花粉症がある場合は、8月〜10月には体内に花粉が入らないように工夫して生活しましょう。

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フキノトウアレルギーもキク科花粉症と合併例が

フキノトウは春を感じる山菜として、好んで食べる方も多いですね。けれど、フキノトウはキク科の植物です。アレルギーを持っている方が食べるとアレルギー反応をおこし、アナフィラキシーショックが出た人もいるという事例もあります。

フキノトウは、花粉を食べるめずらしい植物でもありますが、合併症の例はあまり報告がありません。けれど、菊アレルギーの症状がある場合は、フキノトウを食べるのは避けた方が無難かもしれません。

食用菊の適量は?

食用菊は、観賞用の菊と見た目は同じです。けれど、食用菊の方が苦味が少なくなるように、改良されています。食用菊は昔から中国では長寿の象徴として、お茶や漢方薬として親しまれてきました。

菊の栄養素をみてみると、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれています。含まれている栄養素はどれも水溶性なので、食べ過ぎても体に悪いということはありません。一度にたくさん食べると、体に必要のないビタミンは流れいってしまうので、食べ過ぎには気をつけましょう。

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もってのほかとは

 

食用菊の一種にもってのほかという名前の菊があります。名前にインパクトがあり、興味をひかれますね。どんな菊なのかみていきましょう。

名前の由来

もってのほかは、ピンクのかわいらしい見た目が特徴的です。もってのほかの正式名称は、延命楽(えんめいらく)といいます。もってのほかの名前の由来は、諸説ありますが1つ目は、天皇家の御紋である菊を食べるなんてもってのほかだ」(あってはならないことだ)という説。

2つ目は、菊を食べるなんて「思っていたよりも美味しい」という説です。昔の人は、菊は由緒正しい花であるので食べるという発想がなかったところ、食べてみたら案外美味しかったのでしょうね。最初に食べた人は、どんな状況で食べたのか気になるところです。

食べ方

食用菊は、花の部分を食べます。ですが、花の中心部分は苦いので取りのぞきましょう。湯がいてもくたっとならず、シャキシャキしています。シャキシャキの食感を生かして、おひたしやあえものにするといいでしょう。食用菊だけよりも、葉物野菜と混ぜてあえるといいでしょう。葉物野菜の緑と、食用菊のピンクや黄色のコントラストが食卓の彩をよくします。

また、吸い物に入れると色が鮮やかなので、見ているだけで元気になるでしょう。天ぷらにしても、シャッキっとした食感が楽しめるでしょう。他の野菜と、同じようにいろいろな味付けや調理法を楽しんでみてください。

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食用菊の種類

昔から日本や中国で食べられていた食用菊。色鮮やかな、食用菊にはどんな種類があるかみていきましょう。

阿房宮

鮮やかな黄色が目を引く阿防宮(あぼうきゅう)は青森県八戸の特産品です。名前の由来は、中国の秦の始皇帝が愛した宮殿が名付けられているそうです。苦味がなく、ほんのりとした甘味があります。阿房宮は、そのまま食べるよりは干し菊として加工されることが多いのが特徴です。

小菊

刺身のつまの横に、ちょこんとのっている黄色い小さな花が小菊です。小菊には、ビタミンEが多く含まれ、お肌に嬉しい作用があります。また解毒作用もあり体のなかの活性酸素を除去する働きもあります。女性に嬉しい効能が、豊富な菊なのでいつも捨ててしまうのであれば、一度食べてみてはどうでしょうか。

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まとめ

ここまで、食用菊のアレルギー、もってのほかの名前の由来について書いてきました。

この記事をまとめると

  • 菊の花粉は8月〜10月に多く飛散するので、菊アレルギーの人は河原や草むらに近づかない方が良い。
  • 食用菊はビタミンが豊富で肌に嬉しい、作用がある。
  • もってのほかの名前の由来は、天皇家の御紋が菊であったことから「菊を食べるなんてもってのほか」と言われたのが所以である

いかがでしたか、最近では食べられる花のことをエディブルフラワーと呼び、食べられる花を目にすることも増えてきました。食用の花は、最近始まったことではなく、昔から日本、中国やヨーロッパでは薬としても使われてきたのです。、食用菊を食卓に取り入れると、料理の幅も広がるのではないでしょうか。この記事があなたのお役に立てば嬉しいです。

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