豚肉の生姜焼き、魚の煮つけ、お寿司のガリ、ジンジャエール…。さわやかな辛みと独特の香りをもつ生姜は、薬味にも味付けにも欠かせない野菜ですよね。
生姜の旬は秋ですが、貯蔵されたものが出回るため、年間を通していつでも手に入るのも嬉しいポイントです。
そんな生姜は、薬味や香辛料として、少しずつ使うことの方が圧倒的に多いはず。買ってくれば必ず余る野菜の代表格で、保存に悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、生姜の保存方法と保存期間の目安を、冷蔵・冷凍・常温の3つにまとめました。貯蔵されたものが1年中出回ることでも分かるように、生姜は比較的保存に向いた食材です。ぜひこの機会に生姜の保存方法を覚えて、無駄なく上手に使いきってください。
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目次
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生姜ってどんな野菜?
分類 | ショウガ科ショウガ属 |
原産地 | 熱帯アジア |
由来 | 中国での生薑(シャウキャウ)からショウガに |
英語でいうと | Ginger |
別名 | 薑“はじかみ”(顔をしかめるの意) |
お寿司のガリは、生ものの菌を殺菌し、食あたりを防いでくれる役割も担っています。
そんな生姜特有の辛みや香り。それは、ジンゲロールやショウガオールなどの成分によるものです。
血行促進や発汗作用があり、冷え対策に役立つ成分としても知られています。
また、抗酸化作用があるのも特徴で、食べれば免疫力アップにも。「風邪に生姜湯」が昔から親しまれてきたことにも、その効能の高さが伺えますよね。
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おいしい生姜の見分け方4つのポイント
おいしい生姜の見分け方のポイントは4つあります。
- 形に丸みがあり、ふっくらしている
- 実が締まってかたく、重みがある
- 光沢があり黄金色をしている
- 縞模様が等間隔
また、夏場に出回る葉ショウガや新ショウガの場合も、ハリがあってみずみずしく、皮に傷がないことがおいしいサイン。
新鮮でみずみずしい生姜は、特有の香りもたっぷり楽しめます。
おいしさを保つ冷蔵保存の方法
保存期間の目安
冷蔵での保存期間の目安は1~2週間です。冷蔵での保存方法
冷蔵保存する場合は、ペーパータオルに包んでポリ袋にいれ、軽く口を閉じて野菜室で保存します。生姜の適温は13~15℃のため、冷蔵室では温度が低すぎるので注意しましょう。また、冷蔵保存する前に調味液に漬けてしまうのもひとつの方法です。みそ、しょうゆ、甘酢など、漬物にすれば冷蔵庫で1ヶ月ほど保存ができます。
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ちょっとずつ使えて便利な冷凍保存の方法
保存期間の目安
冷凍での保存期間の目安は1~2ヶ月です。冷凍での保存方法
香味料として少しずつ使うことが多い生姜は、小分けして冷凍するのがおすすめです。- ひとかけずつカット
ひとかけずつに切り分けラップで包み、さらに冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する。
※ひとかけずつ冷凍した場合は、使うときに凍ったまますりおろせます。 - すりおろす
生姜をすりおろして1回分ずつラップで小分け。または冷凍用保存袋に入れ板状に凍結させる。
※小分けするのが面倒ならまとめて板状、もしくはラップで棒状にして冷凍すると、割って使えて便利です。 - 薄切り・千切り・みじん切り
好みの形にカットしてからラップで小分け。冷凍用保存袋にいれて冷凍庫へ。
※千切り、みじん切りなど、何パターンか作って小分けしておくと、さまざまな料理に対応できます。
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みずみずしさを保つ常温保存の方法
保存期間の目安
常温での保存期間の目安は2週間です。常温での保存方法
生姜を常温で保存するときは、新聞紙で包み乾燥を防ぎます。保管は、カゴなどに入れて風通しの良い冷暗所へ。ご紹介したように、生姜を保存するときの適温は13~15℃です。季節によって保存場所を見極めることも大切で、夏場は野菜室のほうが適切な場合があります。
また、新ショウガや葉ショウガなど、種類や鮮度によって日持ちが2~3日の場合も。状態を見ながら早めに使い切るようにしましょう。
まとめ
今回は、生姜の冷蔵・冷凍・常温の保存方法と、保存期間の目安をご紹介しました。- 冷蔵の保存期間:1~2週間
- 冷凍の保存期間:1~2ヶ月
- 常温の保存期間:2週間
頻繁に使うご家庭では気温に合わせて常温や冷蔵で、たまにしか使わない場合は、新鮮なうちに小分けして冷凍するのがおすすめです。
ぜひご紹介した内容を参考に保存して、生姜料理のレパートリーを増やしてください!
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