サーモンの食べ過ぎは体に悪い?鮭に含まれる栄養や健康効果・一日摂取量を紹介!

老若男女誰もが大好きなお魚のサーモン!皆さんはよく食べますか?サーモンは一年中いつ食べても油がしっかり乗っていてとても美味しいですよね。そんなサーモンですが食べ過ぎるとどんな影響があるかご存じですか?今回の記事ではサーモンを食べ過ぎると体にどんな反応が起こる可能性があるのかを紹介していきます。

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サーモンは食べ過ぎるとどうなる?

塩じゃけは塩分過多に

一口にサーモンと言ってもさまざまな種類があります。中でも塩鮭と呼ばれる塩漬けにしたサーモンは、ものによっては塩分が非常に高いため食べ過ぎると塩分過多になってしまう可能性があります。塩分を過剰に取ってしまうと血圧を上げてしまうなど、体に悪い影響を与える可能性があるので注意が必要です。 

塩分は体の中に入ると水分を吸収してしまい、体に水分が不足した状態になります。そうなると血液がどろどろになり体中に様々な影響を与えるのです。高血圧は心臓に与える負担が強くなるので、高血圧状態が続くと心臓が疲弊して重い心臓病を引き起こす可能性もあるのです。

塩分過多になると?

塩分過多になると以下のような症状が生じます。

①喉がとても乾く

ナトリウム(塩分)は体の水分量を調節するのにとても重要な役割を持っています。体内の水分量をバランスよく保つために調整してくれるので、塩分は毎日摂取しないといけない栄養素です。しかし、喉が渇くという体からのサインは脳が「塩分量を調節するのに必要な水分量がないからもっと水をくれー!」という伝達がされているということです。

②むくみや膨満感を感じる

塩辛い料理を食べすぎると、細胞から水分がなくなることでむくみを起こします。そうすると体の端々から膨れているような感覚を感じるようになります。塩気が強い料理を食べた後から手足がむくむ感覚があれば、実はそれは体が教えてくれる塩分過多のサインかもしれません。

③頭痛がする

原因がイマイチわからないのに頭痛が止まらないときはありませんか?ストレスによるものや過度の緊張によるものなども考えられますが、実は「食事による塩分過多」の影響かもしれません。塩分が体内に増えすぎると脳内血管の拡張を引き起こすので脈打つような頭痛が生じる場合があります。塩分を抑えた食事に切り替えたところ、頭痛が改善したとの声も多いのです。

④食べ物が味気なく感じる

塩分を取りすぎると「塩気に舌が慣れてしまう」といった状態になります。そうなると次第に食べ物があまりおいしく感じられなくなり、塩分が多いものを求めるようになってしまいます。塩分過多は悪循環の始まりなので、早めに通常の舌の感覚に戻すようにしたいですね。

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脂肪の摂りすぎ

サーモンは脂肪が多い魚ので食べ過ぎると胸焼けを起こしたり、肥満につながる可能性があります。特にお寿司のネタになっているサーモンはつい食べ過ぎてしまう傾向にあるので、特に注意した方が良いですね。

脂質過多になると?

脂質のとりすぎは、血液中の中性脂肪と悪玉コレステロールであるLDLコレステロールを増加させる一方で、善玉コレステロールであるHDLコレステロールを減少させ、肥満や脂質異常症を引き起こすといわれています。LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えると血管に固まりができやすくなり、体の様々な部位で動脈硬化につながります。

一方で中性脂肪は動脈硬化の直接の原因にはなりませんが、LDLコレステロールを増加させ、HDLコレステロールを減少させる働きを持つので、結果的に動脈硬化を進行させることになってしまいます。また内臓脂肪となって蓄積されると脂肪細胞から有害物質が分泌されることがわかっています。この有害物質による働きで血管の収縮、インスリンの働きの低下などを引き起こし、高血圧や高血糖の原因になってしまうのです。実は脂質と糖尿病にはつながりがあるんですね。

脂質のとりすぎは突然死の原因に?
肥満や脂質異常症はメタボリックシンドロームの危険因子の1つでもあります。こうした状態を長く放置していると、動脈硬化が進み、その結果、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こす原因となるのです。※引用:協会けんぽ

アニサキスの危険性は?

スーパーで売られている刺身用のサーモンには「ほぼアニサキスはいない」と思っていただいて構いません。またアニサキスが潜んでいたとしてもスーパーで販売される多くの刺身用サーモンは一度冷凍しているので、アニサキスを完全に死滅させてから販売されています。なので刺身用のサーモンを食べてアニサキスに寄生されるということは基本的にはありえないのです。 

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サーモンの嬉しい効果!

これまではサーモンを食べ過ぎると引き起こされる悪影響について紹介しましたが、次からはサーモンを持つ素晴らしい栄養素について紹介していきます。

アスタキサンチン

サーモンに豊富に含まれる「アスタキサンチン」は強い抗酸化作用を持つ栄養素です。これは体の老化を防いでくれる効果や、コレステロールを減らす効果もある今非常に期待されている栄養素なのです。もちろん美容にも非常に良いですよ!

タンパク質

サーモンには良質なタンパク質が豊富に含まれていると言います。肉よりも魚のタンパク質の方が体にいい脂肪を一緒に摂取できるため特に優れているといわれています。サーモンを摂取することで筋肉をつけたり骨を丈夫にしてくれたりなど様々な健康効果があります。

オメガ脂肪酸

サーモンに含まれる脂肪はとても体によいといわれています。その中でもオメガ脂肪酸と呼ばれるものは、中性脂肪を減少させ血管を保護したり、血液の流れを良くしてくれるなど様々な健康効果を持ちます。

ビタミンB群

ビタミンB群は疲労の回復を始め、肌荒れの改善や血行促進などの血液に関する栄養効果をたくさん持ちます。サーモンにはこのビタミン B 群が豊富に含まれているため、美容を気にする女性達に非常に人気が高い食材なんですよ。

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1日どれぐらい食べてもいいの?

多くても二切れまで!

様々な健康効果を紹介しましたが、やはりサーモンの食べ過ぎは塩分過多や脂質過多になりやすいので、一日多くても「切り身二切れまで」に押さえましょう!この量お寿司や刺身で食べる時であっても守ってくださいね!

妊娠中でも食べられる?

サーモンは、妊娠中でも食べられる魚です。サーモンには、”タンパク質”“DHA・EPA”、”ビタミンD”、”ビタミンB群”が多く含まれています。これらの栄養素は、妊娠中にどんな効果をもたらすのでしょうか?

下記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • サーモンは種類によっては塩分過多や脂質過多になる場合がある!
  • アスタキサンチンやオメガ脂肪酸などの素晴らしい栄養素をたくさん含む!
  • 1日多くても二切れまでにしよう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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