「スウィーティー」は柑橘類の一つで、別名オロブランコとも呼ばれています。日本ではあまり生産されていない果物ですが、どんな味がするのでしょうか?また、スウィーティーを食べると舌にしびれを感じることがあるようです。もしかするとアレルギーかもしれません。今回は、
- スウィーティーっの味/栄養/産地は?
- スウィーティーで痺れはアレルギー?
- スウィーティーを食べ過ぎると
- スウィーティーの美味しい食べ方レシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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スウィーティーとはどんな果物?
分類 | ミカン科ミカン属 |
別名 | スウィーティー |
旬の時期 | 11〜3月 |
主な生産地 | アメリカ・イスラエル |
オロブランコはアメリカ産の柑橘類の一種で、アメリカ産のものは「オロブランコ」、イスラエル産のものは「スウィーティー」と呼ばれていますが。全く別の名前ですが、どちらも同じ果物を指します。
形はグレープフルーツにそっくりで、オロブランコの皮は薄い黄色〜黄色のものまで色に差がありますが、スウィーティーの場合は黄緑色〜緑色なのが特徴です。
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どんな味?
スウィーティーの味は、グレープフルーツとはまた違ったさっぱり感があります。 酸味はグレープフルーツよりも少なく、口当たりの良い甘み があります。また、渋みもないので食べやすい柑橘類です。
栄養
スウィーティーの栄養は、ビタミンCやクエン酸が代表的です。わたや袋の部分には、強い抗酸化作用を持つポリフェノールも含まれており、美容には必須の栄養素です。
また、リモネンという精油成分が含まれており、毛細血管を強くしたり高血圧予防にも効果があります。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- リモネン:リモネンは、モノテルペンの仲間で、柑橘系の皮に含まれており香りをかぐだけで体の副交感神経を優位にし、緊張を解すリラックス効果がある成分です。最近の研究では抗がん作用もあると言われている栄養素です。
スウィーティーは国産もある?
スウィーティーはイスラエルなど外国産の果物なので、日本産のものはほとんど見かけることがありません。日本国内での生産はごく少量で、出回っているスウィーティーの大半が輸入品となっています。ちなみに、日本への輸入が始まったのは1991年のことです。
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日本の産地
スウィーティーは日本での栽培はほとんどありませんが、国内では愛媛県で栽培されているようです。しかし生産量が少ないので、国産のスウィーティーに出会える確率はかなり低いでしょう。
売ってないことが多い
国産のスウィーティーは希少なので、売っていないことが多いです。スウィーティーの旬の時期は、国産・輸入品共に11〜2月となています。この時期にはネットで愛媛県産のスウィーティーが産地直送でお取り寄せできるので、国産を食べてみたい方はチェックしてみてください。
スウィーティーでしびれ!アレルギーはある?
「スウィーティーを食べたら舌が痺れる!」この症状は、スウィーティーによるアレルギー反応かもしれません。スウィーティーに限らず、柑橘類でアレルギーを起こす方は多いです。特に口腔アレルギー症候群と呼ばれる症状を発症しやすいので、しびれを感じたら食べずに口をよくすすぎましょう。
口腔アレルギー症候群
口腔アレルギー症候群になると、唇や口腔内の腫れが起こります。唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れることもあります。
スウィーティーを食べ過ぎるとどうなる?
アレルギーはないけれど、「スウィーティーを食べ過ぎるとどうなる?」という疑問にお答えします。スウィーティーにはビタミンCやクエン酸が含まれているので、 美肌効果や美白効果がありアンチエイジングにもオススメの果物 です。
しかし、食べ過ぎるとこのような症状が出ることがあるので注意しましょう。
- 下痢
- 腹痛
- お腹がゆるくなる
あまりにも沢山食べ過ぎた場合の副作用ですが、食物繊維も含まれているので、消化不良を起こして下痢や腹痛・お腹がゆるくなるなどの症状が出ることがあります。
特にスウィーティーの甘皮やわた部分は食物繊維が豊富なので、果肉だけではなく丸ごと食べていると起こりやすいです。しかし、食べ過ぎなければ腸内環境を良くして便秘解消や予防に効果があります。
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スウィーティーの食べ方・レシピ
スウィーティーそのまま食べても美味しい果物ですが、アレンジした食べ方をご紹介したいと思います。ちょっと酸味ががきついかも!という時にもオススメですよ。
砂糖づけ
スウィーティーの砂糖漬け(コンポート)は、長期保存にも向いているスイーツです。ヨーグルトにかけたりパンにのせたり、アレンジも様々ですよ。
ジャム
ジャムは果物を使ったお菓子レシピの定番ですね。こちらもコンポートと同じで、砂糖を使っているので長期的に保存することが可能です◎ 容器は必ず煮沸消毒で殺菌してから使いましょう。
サラダ
スウィーティーは、甘皮を向いてサラダにのせると、さっぱりとしたサラダにすることができます。オイル系のドレッシン時と相性が良いので、是非試してみてください。
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まとめ
「スウィーティーってどんな味?栄養やアレルギーは?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- スウィーティーは、グレープフルーツよりも酸味が弱くほどよい甘みがある
- 舌が痺れるのはアレルギー症状の一つ「口腔アレルギー症候群」!
- スウィーティーはイスラエル産の名前、オロブランコはアメリカ産の名前
スウィーティーはグレープフルーツに似ていますが、味にはちょっと違いがあるので見かけた際は是非試してみてくださいね。旬の時期は11〜2月となっていますよ。
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