すりごまは賞味期限切れでも大丈夫?腐るとどうなる?保存方法や使い方も

すりごま

風味豊かで幅広い用途のある万能食材「すりごま」。賞味期限切れで食べて大丈夫なのか、腐るとどうなるのかご存知でしょうか?大量消費が難しいので保存方法や使い方も気になりますよね。そこで今回は、

  • すりごまとは?
  • すりごまは賞味期限切れでも大丈夫?
  • すりごまを食べる

これらのテーマについて紹介いたします。

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すりごまとは?

すりごま

ごまには体に良い栄養素が豊富に含まれています。しかし生のままでは香りがなく、固い皮が消化や栄養吸収を妨げて効能が感じられません。そこでおすすめしたいのが「すりごま」です。

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すりごまとは

すりごまとは、洗ったごまを焙煎し擂り潰したものです。固い皮が細かく砕かれているので香り立ちや消化吸収がよく、栄養分もばっちり摂ることができます

成分や効能

栄養分の吸収に優れているすりごまですが、どのような成分が含まれているのでしょうか?また、期待できる効能は?

気になる成分や効能はコチラです。

ごまの成分
  • 脂質(油脂) 50%以上
  • タンパク質 20%
  • ビタミン類・ミネラル・食物繊維 30%

ごまの脂質(油脂)はリノール酸やオレイン酸など、不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸はコレステロール値を下げ、生活習慣病に対する効果が期待できるんです。

ごまはとても栄養価の高い植物性食品であることがわかりますね!

ごまの効能
  • 肝機能の改善
  • 免疫力を高める
  • コレステロール値を下げる
  • 脂質の代謝を促す
  • 便秘予防
  • アンチエイジング効果
  • 抗酸化作用による美肌効果

ごまにはたくさんの嬉しい効能が期待できます。健康や美容のためにぜひ取り入れたい食材です。

ねりごまとすりごまといりごまの違い

ごまは加工方法の違いで、ねりごま・すりごま・いりごまに分けられます。

  • ねりごま…いりごまを細かく砕いてペースト状になるまで練り潰したもの、舌触りがなめらかでタレなどに溶かしやすい
  • すりごま…いりごまの粒を擂り潰したもの、香り立ちがよく和物におすすめ
  • いりごま…ごまを洗って水分を取り焙煎したもの、料理のトッピングやふりかけとして

栄養の吸収が一番良い

ごまは外皮が固いため、粒のままではなかなか消化されません固い皮を細かく砕かれていて擦り潰した状態のすりごま栄養の吸収が一番良く、効率よく栄養を摂取することができます。

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すりごまは賞味期限切れでも大丈夫?

賞味期限が切れたらすぐに食べられなくなるわけではありませんが、おすすめはできません。ごまに含まれる油が酸化して品質が劣化し料理の風味を損ねたり、体調を崩す恐れもあるからです。傷んだ様子がなければ食べられますが、十分な注意が必要です。

賞味期限の目安

すりごまの賞味期限は、未開封ならパッケージの記載の通りです。賞味期限は約3か月から1年と、メーカーによって異なります。

開封後は1か月以内を目安に使い切りましょう。開封後のごまは空気に触れて酸化が進み、風味の劣化やカビ、ダニのリスクが高くなります。 

食べられるかどうかは見た目や匂いで判断

ごまは腐ると見た目や匂いに変化があります。

    • 見た目…黒っぽく変色、動いているものが見えたらダニ混入の疑い、薄く付着するものがあればカビが発生
    • 匂い…油臭い、カビ臭い、異臭

ダニは高温多湿を好み、ビニール袋などは破いて侵入します。開封すみのごまは賞味期限内でもダニの混入に十分に注意しましょう。ごま特有の香りがしなくなり、いつもと違う匂いがしたら痛んでいると考えられます。体調を崩す原因となるので食べるのはやめましょう。

賞味期限切れのすりごまを食べる時には、見た目や匂いをしっかり確認することが大切です。

保存は直射日光と高温多湿を避ける

ごまは開封後も常温保存することができます。直射日光と高温多湿を避け、暗く涼しいところに保存しましょう。外気に触れないようにしっかり密封することが大切です。出来るだけ一定の温度で保存するようにしましょう。

湿気や空気に注意して冷蔵・冷凍で長期保存が可能

開封後のごまは冷蔵や冷凍で1か月ほど長期保存もできます。冷蔵の場合は保存用の袋に、冷凍の場合はラップに使う分ずつ小分けにして包んで保存します。いずれも外気に触れないようにしっかり密封しましょう。取り出した時は湿気やすく痛みやすいので結露に注意が必要です。出したらすぐにしまうようにしましょう。

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すりごまを食べる


植物性食品の中でも高い栄養価を誇る「ごま」。栄養成分が体内に吸収されやすいすりごまを1日に大さじ1杯から2杯(10gから20g)を目安に摂ると健康効果を感じることができます。

すりごまの作り方

すりごまを作るにはすり鉢とすりこぎが必要と思う人は多いのではないでしょうか。実はすり鉢とすりこぎがなくてもすりごまは作れるんです。

いりごまをチャック付きのビニール袋に入れて平らに広げ、上からめん棒を転がして潰すだけで完成です。空気に触れると酸化が進むので作り置きはせず、食べる直前に作るようにしましょう。ごまの良い香りを十分に楽しむことができますよ。

おすすめの使い方

ごまは大豆、緑黄色野菜との相性が抜群ですので、ぜひ一緒に食べたい組み合わせです。

大豆と…ごまも大豆は含んでいる必須アミノ酸が違うので、お互いの不足分を補える

緑黄色野菜と…ごまに含まれないビタミンCを摂取することができる

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まとめ

賞味期限切れのすりごまは食べても大丈夫か、腐った時の状態、保存方法や使い方」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • すりごまとは焙煎したごまを擂り潰したもの、固い皮が細かく砕かれているので消化吸収に優れている
  • すりごま賞味期限切れで食べるのはおすすめできないが、どうしても食べるなら見た目や匂いをしっかり確認
  • すりごまは1日に大さじ1杯から2杯(10gから20g)を目安に摂ると健康効果を感じることができる

1日に必要な栄養素が豊富に含まれるごま。料理にも合わせやすく活躍する食材です。すりごまの状態なら消化吸収しやすいので、栄養を効率よく摂取できます。健康や美容のためにも、積極的に取り入れていきましょう。

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