砂肝をしっかり加熱しても、中が赤いままだった!なんてことはないでしょうか?また加熱するのも面倒だし、そのまま食べれるのであれば食べたい・・・というのが皆さんの本音ではないでしょうか?
今回は砂肝が生焼けだけど、食べても大丈夫なのか?という疑問を中心に以下の内容でご紹介します。
- 砂肝は生焼けでも大丈夫?
- 食べられるかどうかの見分け方
- 砂肝の生焼けには食中毒の危険が
- 砂肝の加熱方法
結論から言うと、砂肝は赤いままで食べるのは注意が必要です!それでは詳しく説明していきます。
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目次
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砂肝は生焼けでも大丈夫?
砂肝の生焼けはお店で提供される場合と、ご自宅で食べる場合とで食べれるかが異なります。そもそも砂肝とは鶏の砂嚢(さのう)という部位のことで、簡単に説明すると胃の一部のこと。タンパク質や、ビタミンB12、ビタミンKなどを多く含んでおり、カロリーも100gあたり116kcalと他の部位に比べて低いためダイエット中の方にもおすすめです。
刺身として提供されるものもある
砂肝は刺身として店で提供または売られている場合があり、その場合はもちろん生で食べることができます。生で食べることを前提に提供されており新鮮な砂肝なので、すべての砂肝が生のまま食べれるわけではないので注意してください。
市販のものは生焼けでは危険
新鮮な砂肝であれば、生焼けでも食べることができますが、市販の砂肝を生焼けで食べるのは食中毒の危険性があるので注意が必要です。基本的にはスーパーなどで売られている砂肝はしっかり加熱するようにしましょう。
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食べられるかどうかの見分け方
砂肝は表面がしっかり焼けていても中身が焼けていない!なんてことが多くある食材の1つで、加熱が難しいと感じている人も多いのではないでしょうか?ここでは砂肝をご自宅で焼く時のポイントについてご紹介します。
加熱時間の目安
砂肝の加熱時間の目安は以下の通りです。
<そのままで加熱する場合>
フライパン中火~強火で5~8分
<薄くスライスして加熱する場合>
フライパン中火~強火で3~5分
色がいつまでも赤い
上記の加熱時間を目安に焼いたあとは、砂肝の中身の色を確認して赤茶~茶色になっていれば十分加熱できている証拠です。もし中身が赤いままであれば、もう少し加熱するようにしてください。しかし加熱しすぎるとぱさぱさになってしまい美味しくなくなってしまうので、中がずっと赤いままであれば、スライスして加熱するのも一つの手段です。
食感や感触に注目
焼き加減は食感・感触で判断するのも大切です。箸などで砂肝を触り、ある程度の硬さがあればOKです。ぷよぷよしていて柔らかい場合はまだ生焼けの可能性があるため、もう少し加熱するようにしましょう。また竹串を刺して確認するのも良いでしょう。竹串を刺して数秒待ち、手の甲に当てて熱く感じれば中に火がしっかり通っている証拠です。
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砂肝の生焼けには食中毒の危険が
砂肝の生焼けを食べていけない理由は食中毒の危険性があるため!詳しく説明します。
カンピロバクターが潜んでる可能性
砂肝にはカンピロバクターという菌が潜んでいる可能性があります。カンピロバクターは中心温度を75℃、1分以上十分に加熱すれば、確実に死滅すると言われているので、しっかり加熱することが大切です。
おなかを壊すなど食中毒の症状が
カンピロバクターに感染していた砂肝を食べてしまった場合、下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛などの症状が引き起こされる可能性があります。ほどんどの人が1週間程度で症状が治まると言われていますが、中には重症化するケースがあるので注意が必要です。
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砂肝の加熱方法
最後に砂肝の加熱方法についてご紹介します!
レンジはNG
電子レンジは簡単に食材を加熱できる便利な調理器具ですが、砂肝とは相性が悪く爆発してしまうケースがあるので基本的にはNGです。どうしてもレンジを使う場合は薄くスライスすればよいですが、食感が悪くなってしまうためおすすめしません。
フライパンで焼く
フライパンで焼く場合は、先ほど説明した通りそのままであれば中火~強火で5~8分、薄くスライスして加熱する場合は中火~強火で3~5分を目安に加熱してください。手軽に砂肝を焼くことができるので一番おすすめです。
グリルで
グリルで焼けば、余分な脂を取り除くことができるためダイエット中の方にはおすすめです。グリルは火加減が難しいため、強火にはせずに弱火~中火で10分程度加熱してしっかり中が加熱されているか確認するようにしてください。
圧力鍋で
煮込み料理などで砂肝を活用したいときは圧力鍋がおすすめです!圧力鍋を使う場合は15~20分程度でしっかり加熱できます。
まとめ
以上、砂肝は生焼け(赤いまま)でも大丈夫?という疑問についてお答えしました。
この記事をまとめると
- 砂肝は生で食べることもありお店で提供されるものや新鮮なものであれば問題ないが、市販のものはしっかりと加熱するようにする
- 中心部が赤い場合は再度加熱するようにする。どうしても赤みが消えない場合は薄くスライスしてから焼くのも◎
- 砂肝にはカンピロバクターという菌が生息している可能性もあり、生で食べると食中毒の危険性がある
- 砂肝の加熱方法はフライパン、グリル、圧力鍋など。電子レンジは爆発する可能性があるためNG
カロリーが低く栄養もたくさん含まれていますが、ご自宅で調理する時は生焼けに注意してください。最後までお読みいただきありがとうございました。
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