すもものアレルギー症状が赤ちゃんに?果物・口腔アレルギーの 症状と期間・対策を解説

赤ちゃんの離乳食には何かと気を遣いますが、「すもも」はいつから食べさせてもいいのでしょうか?初めて与える食材はアレルギー反応が気になるものです。そこで今回は、

  • 赤ちゃんもすももは食べられる?
  • アレルギー症状に注意!原因は?
  • アレルギーが出た時の対処法
  • アレルギーを起こしやすい果物とは

これらのテーマについて紹介いたします。

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赤ちゃんもすももは食べられる?

初めての離乳食では、この食材は与えてもいいの?いつからなら大丈夫なの?と疑問だらけかと思いますが、「すもも」は赤ちゃんに与えても大丈夫なのでしょうか?初めて与える時は、下痢やアレルギーなど色々な心配がつきものですよね。赤ちゃんとすももについて確認していきましょう!

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パクパク期からチャレンジできる!  

離乳食の時期は、初期(生後5〜6ヶ月)・中期(生後7〜8ヶ月)・後期(9〜11ヶ月)と3つのステージに分けられています。その中でもすももを食べても良いとされるのは「パクパク期」と言われる離乳食後期です。

食べてくれない時は…?

熟していないすももは酸味が強く、酸っぱくて食べない可能性もあるので、できるだけ熟れて甘みのあるものを与えるようにしましょう◎熟れているすももはスプーンでも潰すことができるので、準備も簡単です。

すももでアレルギーは出るの?こんな症状に注意!

すももは食物繊維や鉄分・カリウムなど栄養価が高い果物で、その含有量はプルーンの5〜6倍にもなります。できるだけ高栄養なものを食べて欲しい離乳食ですが、体質によってはアレルギーとなることも。

食物アレルギーには様々な食品がありますが、すもももそのうちの一つです。その原因や症状・対処法を確認していきましょう。

すももアレルギーの原因は?  

すももアレルギーの原因は、果物に含まれるアレルゲン(タンパク質)が胃や十二指腸で分解されず、小腸で吸収されて体内に巡ることです。また、タンパク質分解酵素の“アクチニジン”という成分が原因となることもあります。

アクチニジンには消化促進効果があるので、元々悪い成分ではありません。体質と合わない時にアレルギーを発症します。

アレルギー症状はいつ出るの?注意しておきたい時間  

アレルギー症状は食後すぐ〜数時間以内に発症することが多く、蕁麻疹・腹痛・下痢・口内の痒みや喉の腫れ・口周りの赤みなどがあります。

特に口内・口周りの症状は発症までの時間が早く、「口腔アレルギー症候群」と呼ばれるものです。口腔アレルギー症候群は、すももだけではなく他の果物や食材によっても起こりやすい症状です。

アレルギー症状への対処法は?

子供はアレルギー症状が急激に悪化し、酷い場合はアナフィラキシーを起こすこともあるので、早めに病院で診てもらうのが無難です。すぐに症状が治まった場合は、今後与えるのを控え、かかりつけの医師に相談すると良いでしょう。

また、初めて与える時はアレルギー反応の有無がわからないので、与える量はスプーン1杯にしましょう。

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その他果物アレルギーが出やすいもの  

果物アレルギーには、すももだけではなく様々なものがあり、アレルギーの原因や症状としてはすももと同じです。起こりやすい果物アレルギーをいくつか確認してみましょう。

キウイフルーツ

キウイアレルギーは、口腔内アレルギー症候群を発症しやすい果物です。キウイに含まれるアクチニジンフィシンというタンパク質分解成分によって、口周りや口内に痒みが発生します。

桃 

桃も果物の中ではアレルギーを発症しやすく、花粉症を持っている人は特に併発しやすいと言われています。これは花粉と桃のタンパク質が同じ性質を持つからです。

まとめ

「すももは赤ちゃんに与えてもいい?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 赤ちゃんは離乳食後期(9〜11ヶ月)からすももを食べてもOK!
  • 体質によってはアレルギー症状が食後すぐ〜数時間以内に発症するので注意

すももには食物繊維による便秘解消効果があるので、赤ちゃんのお通じがうまくいっていない時にもオススメしたい食材です。生後9ヶ月頃から与えられるので、まずは少量から試してみましょう。

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