11月も後半になり、だいぶ気温が寒くなってきましたよね。そんな時に食べたくなるのが「すき焼き」!ぐつぐつと熱した甘辛いたれでとろとろに具材を煮込んだすき焼きは嫌いな人がいないのでは??と思えるほど美味しいですよね。
今回の記事はすき焼きの「関東風」と「関西風」の違いについて解説していきたいと思います!そもそもすき焼きに関東風・関西風なんてあるの!?と思った人も、ぜひ一度こちらの記事を読んでみてくださいね!
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目次
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すき焼きってそもそもどんな料理?
すき焼きは主に牛肉や野菜を浅い鉄鍋で焼いたり煮たりして調理する日本料理のことを言います。調味料は醤油・砂糖・酒などをミックスさせて作る「割り下」が使われます。
一般的なすき焼きは牛肉を用いますが、鶏肉を使った「鶏すき」、豚肉を使った「豚すき」、魚・カニを使った「魚すき・カニすき」などさまざまな種類があります。
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割り下って何?
割り下とは「割り下地」という言葉を省略したものと言われています。基本的にすき焼きに使う調味料のことを指します。すきやき以外にも日本料理などには多く使われている調味料であり、特に日本の鍋料理に多く使われています。
割り下はいくつかの材料や調味料を合わせて複雑な深い味わいに仕上げています。日本人の口に合うように醤油やみりん、酒、砂糖、味噌など様々な調味料を組み合わせて作ります。
市販で販売されているものを買えば間違いありませんが、家庭でも作ることができます。自宅で割り下を作るメリットとしては、より自分好みの味わいに調整できることです。
割り下とめんつゆとの違いとは
割り下はめんつゆと使う材料が似ていることから、割り下=めんつゆと考えている方も多いようです。しかし調味料の比率が違いますので、味わいが全く異なります。
めんつゆは麺類に合うように薄めの甘さになっているのがほとんどで、すき焼きなどに使用する割り下はめんつゆよりもだいぶ甘さが強いです。使っている調味料は基本的に同じものなのですが、すき焼きなどに使う割り下は肉類を材料とするため、糖分を多く入れることによって肉を柔らかくする目的もあります。
その他の違いとしてはめんつゆには出汁が入っていることが多いのですが、割り下には出汁が入っていないことが多いです。
割り下と返しとの違いとは?
めんつゆ以外にも、日本料理で使うタレには「返し」というものがあります。返し=割り下と思ってる人も多いようですが、割り下と返しは明確に違います。返しは醤油と砂糖を混ぜ合わせて煮返したもののことを指します。煮返す→返し、と呼ばれるようになりました。
この返しをベースとしてみりんや出汁を混ぜ合わせることによって天つゆなどを作ると言われています。割り下は煮返すことがないので、醤油の味わいがはっきりと伝わりますが、返しは煮ている分、まろやかな味わいになるようです。
ちなみに返しには醤油と砂糖を混ぜて加熱した「本返し」と砂糖と水を溶かしたものに醤油を加えて加熱をしない「生返し」、本返しと生返しを合わせた「半生返し」に分けられます。
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関西風すき焼きと関東風すき焼きの違いは?
「関東風」と「関西風」のすき焼きの違いは「調理法の違い」にあります。
<関東風・関西風の調理法の違い>
- 関東風:醤油・みりん・砂糖・だしでつくる割り下に肉や野菜をいっぺんに煮て作る
- 関西風:割り下だけを煮立てたところにネギなどの野菜を入れて火を通し、後から肉を加える
鍋で具材を割り下で煮る関東風のすき焼きは野菜のうまみと肉のうまみが割り下に移り、すき焼き全体がまとまった美味しさを味わうことができます。もともとは関東風のすき焼きは「牛鍋」と呼ばれていましたが、いつの間にか調理法が関西風と似ているすき焼きという名前に変わったとされています。
一方で後から牛肉を焼いていく関西風のすき焼きは、牛の旨味をダイレクトに感じることができて高級感のある食べ応えになります。ちなみに元祖のすき焼きといえば関西風のすき焼きになります。
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季節の野菜を足してみても美味しい!
すき焼きに使われる野菜やそのほかの具材は、豆腐・しらたき・ネギ・春菊・椎茸が一般的ですが、そのほかにも季節の具材を取り入れるとよりおいしく食べることができます。冬場であれば白菜、春ならタケノコなど、その時に一番美味しくなる食品をプラスしてみてはいかがでしょうか?
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- すき焼きは割り下を使って作る鍋料理
- 関東風と関西風の違いは調理法の違い
- 関東風は具材を最初から入れて煮込む
- 関東風は割り下を煮立たせた後に野菜、最後に牛肉を入れていく
- これといった具材が決まっているわけではないので、季節の野菜やお好みの野菜を入れて作ってみよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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