コンビニやスーパーでよく見る、助六寿司。手軽でおいしいお寿司ですが、なぜ「助六」と呼ばれているのでしょうか。実はちゃんとした由来があったんです。そこで今回は
- 助六寿司とはどんなお寿司?
- どんな歴史があるの?
- 助六寿司はどんな味?まずい?美味しい?
- 助六寿司はどこで買える?値段は?
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目次
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助六寿司とはどんなお寿司?
そもそも助六寿司とはどのようなお寿司なのでしょうか?その特徴や歴史についてご紹介します。
特徴
助六寿司とは、いなり寿司と巻き寿司がセットになったお寿司のことです。
スーパーやコンビニなどでよく見かけますよね。
いなり寿司といえば、ご存知の通り油揚げで覆われたお寿司のこと。
巻き寿司は海鮮類ではなく卵やかんぴょうなどが入ったものが定番となっています。
この巻き寿司といなり寿司を一緒に詰めたもののことを「助六寿司」と呼ぶことを、ご存じでしたか?
地域やお店によって他にも新香巻きやかっぱ巻きなどが入っていることがありますが、一般的にはいなり寿司と巻き寿司の2種類がセットになっています。
値段も握り寿司などに比べるとリーズナブルで、いなり寿司2~3個と巻き寿司が3~4個の1人前のセットであれば、400円前後で購入することができます。
歴史
いなり寿司と巻き寿司の詰め合わせのことを助六と呼ぶようになったのは、江戸時代中期からです。
江戸の町には贅沢を禁止する倹約令が出されており、江戸前の魚を使った握り寿司に代わって、安価ないなり寿司や巻き寿司が人々に親しまれていました。
やがてこのふたつを詰め合わせた寿司折が登場し、油揚げの「揚げ」と巻き寿司の「巻き」から「揚巻」と呼ばれるようになりました。
また江戸時代では、今でも大人気の市川團十郎の歌舞伎十八番である「助六由縁江戸桜」が大流行していました。
そして「助六由縁江戸桜」の主人公・助六の愛人である吉原の花魁の名前も同じく「揚巻」という名前でした。
このつながりから、寿司の揚巻も歌舞伎の助六の人気にあやかるようにと、いつしか「助六」と呼ぶようになったのです。
食べる地域
地域によって具材やいなり寿司の違いはありますが、ほぼ全国で助六寿司は親しまれています。
ですが実は、助六寿司は関西ではあまり知られていません。
そもそも関西では、かんぴょう巻自体があまりメジャーではないのです。驚きですよね。
関西で巻物といえば太巻きが主なので、いなり寿司とのセットも太巻きであることが多いです。
具材もかんぴょうではなく、桜でんぶや卵焼きを巻いたものでできています。
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助六寿司はどんな味?まずい?美味しい?
助六寿司の味や好みについて、インターネットでいろいろな感想やコメントを調べてみましたよ。
口コミ
昔ながらの組み合わせで特別感はありませんが、定番の味なので人気は高いです。
またバラバラに買うよりもセットでお得になっているので、量を多く食べたい方にも人気があるようです。
それでも、中にはなぜあえて助六を選ぶのか?といったコメントもありました。
- あえて選ぶほどおいしくはない
- 助六の具材が好きではない
- 他の寿司が食べたい
などです。手で持って食べやすいお寿司の詰め合わせということで、おいしさよりも利便性、といった意見も。
人によって好みは様々なので一概には言えませんが、それでも現代まで廃れず続いているものですから、人気があることは間違いないようですね。
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助六寿司はどこで買える?
助六寿司はどこで買えるものなのでしょうか?値段やそれぞれの違いについても調べてみました。
売っている場所
助六寿司は、スーパーやコンビニなどのお弁当コーナーに行けばほぼ必ず手に入ります。
巻物の具材が違っているなどのレパートリーはありますが、むしろ好みで選べていいという意見もあります。
値段
大手コンビニ3社では、どこでも400円以下で購入することができます。
スーパーでもそこまで大きくは変わらないでしょう。
お店によってその内容量や具材が異なります。細巻きや太巻き、具材、個数、いなり寿司の味も様々。
細巻きと太巻きの両方が入っているセットもあるようです。
自分の好みに一番合った助六寿司を探すというのも楽しいかもしれませんね。
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まとめ
助六寿司の歴史や由来について、ご理解いただけたのではないでしょうか。
この記事をまとめると
- 助六寿司とはいなり寿司と巻き寿司をセットにしたもののこと
- コンビニやスーパーなど、多くの場所で簡単に手に入る
- 地域やお店によって具材や味は様々
豪華なお寿司ではないですが、間違いなく定番人気のお寿司の詰め合わせが嬉しいのが助六寿司ですよね。
つぎに助六寿司を食べるときには、ぜひその歴史や由来に想いを馳せてみてくださいね。
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