コリアンダー・コリアンダーシード・カルダモン・ガラムマサラの違い

スパイスとして有名なコリアンダーやカルダモン、ガラムマサラ。カレーに使われている印象が強いですが、それぞれどのような特徴があるかは知らない方がほとんどだと思います。そこで今回は

  • コリアンダーやコリアンダーシード、カルダモン、ガラムマサラそれぞれの特徴
  • 用途や使い方の違い
  • 代用品として使えるその他の香辛料
以上の3点について紹介していきます。

 

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コリアンダー・コリアンダーシード・カルダモン・ガラムマサラの違いは?

コリアンダーやコリアンダーシード、カルダモン、ガラムマサラにはそれぞれどのような特徴があるのか?1つずつ詳しくみていきましょう。

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コリアンダー/コリアンダーシードとは?

「コリアンダー」はセリ科の植物で、種子や葉を乾燥させパウダー状にしたものを指します。パウダーにせず、乾燥した種子のままのものは「コリアンダーシード」と言います。

味はそれほど強くはなく柑橘系の香りが特徴的です。実は「コリアンダー」と「パクチー」は同じ植物で、日本では葉を生で料理などにトッピングして食べるものを「パクチー」と呼びます。

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カルダモンとは?

「カルダモン」はショウガ科の植物で、果実を乾燥させたものを指します。コリアンダー同様、乾燥させた果実だけのものと、それをパウダー状にした2種類が売られています。

スーッとした清涼感のある爽やかな香りで「香りの王様」などと呼ばれているそうです。

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ガラムマサラとは?

「ガラムマサラ」とは植物から作られる上記の2つとは違い、3~10種類ほどのスパイスを配合したものを指しています。

そのためガラムマサラに用いるスパイスに決まりはありませんが「コリアンダー」や「カルダモン」もよく使われています。

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用途・使い方の違い

「それぞれの特徴はなんとなくわかったけど、どう使い分ければいいの?」「カレーにしか使えないんじゃないの?」と感じた方も多いはずです。

ここでは、それぞれの使い方や合う料理を紹介していきます!

コリアンダー/コリアンダーシード

コリアンダーは、主にカレーのスパイスとして使われているイメージですが、食材になじみやすいため香り付けとしてスープや炒め物などに使用することもできます。

コリアンダーシードは粗挽きにすることでザクザクとした食感を楽しめ、さらに噛んだ時にしっかりとした風味を感じられるのも特徴です。

カルダモン

コリアンダー同様、カレーに使われるイメージの強いカルダモンですが、香り付けとしてスイーツなどとも相性が良いでしょう。

ガラムマサラ

「いくつものスパイスが入っていると使いどころが難しそう……」と感じるかもしれませんが、実は色んな料理に使うことができます。

肉の下味に使うことで臭みを消したり、野菜炒めを塩ではなく、ガラムマサラで炒めたりすることで本格的で風味豊かなものに仕上がります。

サラダやミルクティー「チャイ」にも使われていることもあります。気になった料理にササっと振りかけることで意外な発見があるかもしれませんよ!

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全て代用できる?

香辛料、スパイス

いざ香辛料を使おうと思ったら切らしていた! なんてことがあります。他の食材で代用できるのか? 1つずつ紹介していきます。

コリアンダー/コリアンダーシードの代用

パクチー

先ほどの説明にもあったように、コリアンダーとパクチーは同じ植物なため代用品として使うことができます。

しかし生のパクチーを乾燥しているコリアンダーとして使うことは難しいため、乾燥パクチーを使うのが良いでしょう。

カレー粉

カレー粉には複数のスパイスが入っており、その中にはコリアンダーも含まれています。カレー風味が強くなりますが、程よく辛みのあるスパイシーな仕上がりになるでしょう。

カルダモン

シナモン

シナモンは甘味と辛味のある独特な風味が特徴的で、カルダモンの代用品として使うことができます。

お菓子に使われるイメージの強いシナモンですが、飲み物に直接振りかけたり、肉料理に入れたりすると相性がとても良いです。

クミン

クミンはカルダモンと同じく清涼感のある風味が特徴的であるため代用として使うことができます。クミンはカレーに近い香りがするなど辛味も強いため、入れ過ぎには注意しましょう。

ナツメグ

ナツメグは甘い香りと苦い味が特徴的です。ハンバーグなどを作るときに臭み消しで使うことが多いため、肉料理に使用すると相性が良いでしょう。

ジンジャーパウダー

カルダモンはショウガ科の植物からできているため、ジンジャーパウダーにはカルダモンに近い辛味があります。

ガラムマサラ

カレー粉

カレー粉にはガラムマサラ同様、多くのスパイスが含まれているため代用品として使うことが可能です。ガラムマサラとの違いは、ターメリックがカレー粉には多く含まれているという点です。

ターメリックは色付けとして用いられています。しかしどうしてもカレー粉を使うとカレー風味が強くなってしまうため、使いどころの難しさがあります。

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まとめ

今回は「コリアンダーやコリアンダーシード、カルダモン、ガラムマサラそれぞれの特徴と使い方、代用品」を紹介してきました。

この記事をまとめると

  • コリアンダーやカルダモンは植物を乾燥させパウダー状などにしたもので香り付けとして用いられる
  • ガラムマサラはコリアンダーやカルダモンなど、複数のスパイスを配合したもので香りや辛味などの風味づけに用いられる

スパイスにはまだまだたくさんの種類や使い方があります。皆さんも食事にスパイスを取り入れ、お気に入りの食べ方を見つけてみてください!

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