バナナはスムージーの定番ですが、バナナと豆乳をミキサーにかけた「豆乳バナナスムージー」は味も美味しく朝ごはんにぴったりの一品です。ヘルシーなイメージがありますが、実際のところカロリーはどのくらいあるのでしょうか?今回は、
- 豆乳バナナスムージーのカロリー
- 毎日飲むと太る?体に悪い?
- 豆乳バナナスムージーの栄養成分
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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豆乳バナナスムージーは太る?
豆乳バナナスムージーは、豆乳とバナナさえあれば簡単に作ることができるので、忙しい朝にもぴったりのスムージーです。バナナは甘みがあるのでカロリーが気になりますが、豆乳と合わせるとどれくらいのカロリーになるのでしょうか?
カロリーは?
豆乳バナナスムージー1杯分のカロリーは、180mlの豆乳と1本のバナナで作った場合、約100kcalとなります。豆乳には砂糖の入った調整豆乳ではなく、甘みのない無調整豆乳を使った時の数値です。
高カロリーではないので、飲み過ぎなければ太る原因にはなりません◎ また、大さじ1杯ほどの蜂蜜を加えて作る場合は、約125kcalとなります。
- 無調整豆乳を使う
- 蜂蜜・砂糖を加えない
この2つを守れば、豆乳バナナスムージーは太る飲み物とは言えないでしょう。
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豆乳バナナスムージーに含まれる栄養成分
では、豆乳バナナスムージーにはどんな栄養成分が含まれているのでしょうか?バナナと豆乳には、主にこのような栄養素が含まれています。その働きと一緒に確認してみましょう。
バナナの栄養
バナナは食べるとすぐにエネルギーに変わり、ビタミンB群が豊富で、エネルギー代謝を円滑にする働きがあります。食物繊維は100gあたり26g含まれており、お通じにも効果的です。マグネシウムは果物の中でもトップクラスの含有量で、体の代謝作用全般で大きな役割を持っています。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
豆乳の栄養
豆乳は大豆からできていますので、他の大豆食品同様たんぱく質と脂質が豊富です。大豆のたんぱく質は植物性たんぱく質で、そのほとんどが水溶性のため豆乳に残っています。吸収率が高く、吸収速度が牛乳のたんぱく質に比べて遅いのが特徴です。そのため結果的に満腹感につながり、減量中の方に適しています。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
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毎日豆乳バナナスムージーを飲む効果
毎日豆乳バナナスムージーを飲むことで、上記で紹介した栄養成分をコンスタントに摂ることができます。豆乳には大豆イソフラボンも含まれているため、女性ホルモンを整える効果も期待できます。
タンパク質をプラスしたい場合は、きな粉を入れるのもオススメです。きな粉も豆乳と同じく大豆を原料としており、体に良い食品として知られています。商品によっては砂糖入りのものもあるので、できれば砂糖の入っていないシンプルなものを選びましょう。
効果的な飲み方は?
スムージの効果的な飲み方は、朝ごはんにプラスしたり置き換えることです。スムージーに含まれる酵素には、基礎代謝をアップさせる働きがありますが、この働きは 朝の空腹時に飲むことでより効果を発揮 します。
また、空腹時は吸収率が高くなるため、スムージーに含まれるビタミン類や食物繊維を効率的に吸収します。
スムージーはミキサーで栄養が壊れるって本当?
スムージーにはベースとなるバナナを始め、りんごやオレンジ・ほうれん草・人参など、好みの野菜・果物を入れて作れる飲み物です。
作るのにはミキサーを使いますが、「ミキサーにかけると野菜や果物の栄養が壊れる」と言われることがあります。嘘のような話ですが、実は本当にミキサーで壊れてしまう栄養素もあります…!
ミキサーで壊れる栄養成分
ミキサーで撹拌することによって壊れてしまう栄養成分は、ビタミンCや酵素です。ビタミンCは美肌作りに欠かせない定番の栄養素、酵素も体のデトックス効果を高めるものです。
最近は「酵素ドリンク」も流行っており、注目の栄養成分ですが、これらを壊してしまう原因はミキサーの撹拌による摩擦熱と酸化です。
使い終わったミキサーを触ると熱を持っていることがありますが、この熱によってビタミンCや酵素が壊れてしまいます。また、ミキサーは空気を混ぜながら撹拌するため、酸化しやすい性質があるのです。
しかし、 ミキサーにかけたからといって完全にビタミンCや酵素がなくなってしまうわけではない ので安心しましょう。多少失われてしまいますが、残る部分もあります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 豆乳バナナスムージー1杯分のカロリーは約100kcalと高くない
- 砂糖入りの豆乳を使わなければヘルシーなのでダイエット中にも◎
- 効果的な飲み方は、吸収率が高い朝一番の空腹時に飲むこと
- ミキサーでビタミンCや酵素は多少壊れてしまうが全部ではない◎
豆乳バナナスムージーは食物繊維や大豆イソフラボン、大豆のタンパク質が摂れるので栄養補給におすすめです。朝ごはんをシンプルなパンだけで済ませている方は、豆乳バナナスムージーをプラスしてみましょう。
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