食物アレルギーの中でも、危険性が強いとされる蕎麦アレルギー。食物アレルギーは、誰がいつなってもおかしくないものです。もし、 自分や家族、友人がアレルギーになったら… と考えると、正しい知識と対処法を知っておく必要があります。
今回は重症化しやすい蕎麦アレルギーについて、ご説明いたします。
- そばアレルギーとは
- 症状や原因は?
- そばアレルギーが治まる時間
- 死亡例は?
- 対処法は?
- そばアレルギーの可能性があれば病院へ
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目次
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そばアレルギーとは
蕎麦アレルギーの特徴といえば、やはり重篤化しやすいということです。一般的な食物アレルギーは、小さな子供が発症しやすく年齢とともに症状がでなくなることが多いです。
しかし、蕎麦アレルギーに関しては、子供だけでなく 成人してもなおアレルギーを発症することが多い のです。
症状
食べた直後に、 発作や蕁麻疹、鼻アレルギーや消化管アレルギー の症状が出ることも少なくなりません。それらの2つ以上の重い症状が出ることをアナフィラキシー症状といい、 大変重症で命に関わる危険性 があります。
また、蕎麦アレルギーは、ごく少量でも発症しやすく、例えお店でうどんを食べたとしても、その同じ鍋で蕎麦も湯がいていたら、これもアナフィラキシー症状が出ることもあります。
軽度な場合の症状は?
軽度の場合は、 顔や口のむくみやかゆみ、短期間の蕁麻疹や腹痛、嘔吐 などがあります。しばらくすれば治ったり、病院の薬で落ち着かせることができます。
症状が急変することも考えられるので、体調の変化を慎重に見ておきましょう。
原因は?
食物アレルギーの原因は、食物が持つタンパク質によるものです。食品を食べ、体にその成分が吸収される前に、特定のタンパク質を異物に認識し、血中のIgE抗体というタンパク質が反応しておこる現象です。
だからと言って、タンパク質が多い食品がアレルギーを起こしやすいという訳ではありません。
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食物アレルギーの症状がでたら
食物アレルギーには、蕎麦アレルギーのように食べてすぐ重い症状が出る場合があります。自分や大切な人が、急に発症した時、どのように対処すれないのでしょうか。
そばアレルギーのおさまる時間
これは、症状の大小によって様々です。軽度であれば、先ほどお話ししたように数時間で治ったりお薬がすぐに効いてくれるでしょう。
アナフィラキシー症状が出れば、もちろん病院で対応してもらいますが、それでも、一旦治まったように見えて再び症状が出る可能性があるので、慎重に対処していかなければなりません。
死亡例は?
アナフィラキシーショックといって、アナフィラキシーの中でも血圧の低下による 意識障害や心肺停止 という深刻な状況になることがあります。
アメリカでは、100〜150人の方が1年の間に食物アレルギーのアナフィラキシーショックで死亡が報告されています。日本でも 定期的に亡くなられている方がいるという悲しい現実 があります。
応急処置や対処法は?
軽度のアレルギー症状であれば、病院で 抗アレルギー薬 で症状を抑えたり、遅れて出てくるアレルギー症状の予防として ステロイド が処方されます。
【アナフィラキシー症状の応急処置】
・寝かせる(寝て苦しそうなら座らせる)
・意識がもうろう→仰向けで足を高くする
・吐き気や嘔吐→体ごと横向きにする
・呼吸が苦しい→上半身を起こし、寄りかからせる
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そばアレルギーの疑いがあれば病院へ
蕎麦だけでなく、特定の食品を食べて何かしらの症状が出るなら、アレルギーの可能性があります。いつ、蕎麦アレルギーのように重いアレルギー症状が出るかわかりません。
疑いがあるなら、病院でアレルギー検査を行ってみましょう。しかし、アレルギー検査の結果が100%ではなく、やはり食べた後に症状が出たかというところが決め手になります。
また、アレルギーがあると自己判断し、食品を除去すると身体に影響が出る可能性があるため、避けましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 蕎麦アレルギーは、どの年代でも発症する
- 重症化しやすいアナフィラキシー症状に注意が必要
- 発作や蕁麻疹、鼻、消化管のアレルギーが二つ以上重く出たらアナフィラキシー
- アメリカでは年間100〜150人の人が亡くなっている
- 日本でも定期的に死亡例の報告がある
- アナフィラキシーショックは心肺停止など深刻な症状のこと
- 軽度の症状は、病院での薬で対応
- アナフィラキシーが出た場合は、すぐに救急車を呼び安静にする
- アレルギーの疑いがあるなら検査をする
- 自己判断はしないようにする
いかがでしたか。アレルギーを持っている方は万が一のことを考えて薬を常備しておくことも大事ですが、周りに遠慮することなく、アレルギーを持っているということを 伝えることが大切 です。
アレルギーを持つ子供は年々増えています。そこには、現代の食生活が関わっていることもわかっています。次世代の子供達の健康のためにもまずは 自分自身の食生活や生活習慣の見直し で、未来が変わってくるかもしれません。
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