シチューは、子どもから大人まで幅広い層から人気を集める献立の強い味方です。そんなシチューが作り置きができればとても便利ですが、保存方法を間違えるととても危険なんです。
そこで今回は、
- シチューは冷凍するといつまで日持ちする?
- 冷凍シチューは解凍すると分離する?
- シチューの常温保存は食中毒に注意!
こちらの内容について紹介していきます。
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目次
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シチューは冷凍するといつまで日持ちする?
シチューが余ってしまったとき、冷蔵庫で保存している人が多いのではないでしょうか。実は、シチューは冷凍保存が可能です。まずは冷凍時の保存期間とその方法について紹介していきます。
保存期間
シチューの冷蔵保存は2〜3日程度が限界です。そのため、4日以上でないと食べきれないほど量がある場合には、初めから冷凍保存するようにしましょう。
適切な方法が取れていれば、冷凍シチューは約1ヶ月程度保存が可能です。
冷凍方法
シチューを冷凍保存する場合、シチューは鍋から別の容器に移し替えましょう。
さらにポイントは次の5点です。
- 最初から冷凍に向いた具材(きのこや根菜など)を選んでおく
- 密閉できるフタ付きの容器かジップ付きの保存袋を選ぶ
- 粗熱をとって冷めてから冷蔵庫に入れる
- じゃがいもやにんじんは熱いうちに潰しておく
- 調理後すぐにバットに広げ保冷剤や氷水を使って急速に冷ます
さらに量が多い場合は、1食分ずつ小分けにしてくことで解凍も早くなり、食べるときに便利です。
冷凍すればカビない?
シチューを沢山作り置きできればいいですが、例え冷凍で保存したとしても腐敗が完全に止まる訳ではありません。
少しでもカビが生えていたり糸を引いてねばねばした感じがあればアウトのサインです。冷凍庫から出した時には、隅々までじっくりと見てチェックしてください。
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冷凍シチューは解凍すると分離する?
シチューを冷凍したとき、心配なのが「解凍してもおいしいか」ですよね。長期保存が可能になる冷凍シチューですが、よくある失敗として解凍時に分離してしまうという例があります。
ここからは分離の原因とその対処法について解説します。
原因
冷凍したシチューが分離する原因は、再加熱の際に水分が出てしまうためです。
家庭にもよりますが、シチューにはさまざまな具材が入っていますよね。特に水分が出やすい葉物の野菜や魚介類を使うことで、分離しやすくなります。
水分が多い野菜
- 大根
- なす
- かぶ
- キャベツ
- 芽キャベツ
- 白菜
- 青梗菜など
対処法
解凍時に分離してしまったとしても、完全に解凍が失敗している訳ではありません。
一度に再加熱するのではなく、次のような方法でかき混ぜながら加熱すれば、きちんととろみのあるシチューを楽しむことができますよ。
また、既述のように冷凍前にじゃがいもやにんじんは熱いうちに潰しておくことで、解凍時にとろみが出やすくなります。
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シチューの常温保存は食中毒に注意!
シチューに限らず、調理済みの食品の常温保存は避けた方が良いでしょう。特に高温多湿になる夏場や直射日光が当たる場所は、短時間でも菌があっという間に発生してしまいます。
ウェルシュ菌
常温保存したシチューは、腐敗が進み食中毒を引き起こす原因になります。これは、ウェルシュ菌という嫌気性菌が発生しているためです。ウェルシュ菌による食中毒は食べてから6〜18時間程度で発症するケースが多く、例え100度で再加熱しても死滅しない特徴を持っています。
食中毒症状
そもそもシチューは傷みやすいメニューです。シチューで食中毒を起こした場合は、次のような症状が考えられます。
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気
- 嘔吐など
もしウェルシュ菌が原因で食中毒になったとしても、健康な体の成人であれば1〜2日で回復します。ですが、小さな子どもやお年寄りの場合は、深刻な状態になる危険性がありますので十分注意しましょう。
食中毒になったら
食中毒により下痢や嘔吐が長時間続く場合は、同時に体内の水分をかなり消費します。脱水症状になる恐れもありますので、必ず少しずつでも水分補給しましょう。また、症状が良くなった場合でもまずは無理して食べずに、胃と体を休めることが大切です。まずは胃への刺激が少ないぬるめのお湯がおすすめです。
まとめ
「シチューは冷凍保存でカビ対策!常温保存は食中毒が危険!日持ちは?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- シチューは冷凍すれば1ヶ月保存可能
- シチューを冷凍するなら密閉するのがポイント
- シチューは冷凍しても腐りカビが発生する
- 冷凍シチューが解凍時に分離するのは水分が原因
- 冷凍シチューはかき混ぜながら解凍する
- シチューの常温保存はウェルシュ菌を発生させる
- シチューによる食中毒は下痢や嘔吐など
「お鍋に入ったまま置いておく」のはとても時短で楽チンですが、実はNGな保存方法です。少し面倒でも必ず鍋から容器に移して、安全においしくシチューを楽しんでくださいね。
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